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オークランド ドメイン

Feb.14, 2004 大都会のオアシスへようこそ

オークランド ドメイン:イメージ1

「オークランドドメイン」とは、800m四方にもおよぶものすごく大きな、オークランド最古(1845年)の公園、のことだ。市の中心部に近く、交通の激しい大きな道路からさほど離れていないにもかかわらず、公園の中はそんな町の喧騒から解き放たれ、静寂な空気に包まれている。夏にはジャズ、ロック、クラッシックといったさまざまなジャンルの無料コンサートの開催地としても利用されている。とくにクリスマスシーズン(ニュージーランドのクリスマスは夏! 念のため……)にはテレビ中継つきの大規模なイベントが催され、集まった多くの人たちで身動きがとれなくなるほど、オークランダーにとって馴染み深い場所なのだ。また、敷地内にはいくつかの見どころがあり、観光客にも大変人気がある。今回は、そんなオークランドを代表する公園、「オークランド ドメイン」を紹介しよう。

オークランド ドメイン:イメージ2

市の中心部を10~15分おきに循環している「リンク(Link)」と呼ばれるバスに乗り、オークランド病院の前にあるバス停を降りると、バスの進行方向にオークランドドメインのゲートが見える。ここが「グラフトン・エントランス」とよばれるメイン出入り口で、ゲートをくぐると、だだっ広い芝生が眼前に広がる。ここは、クリケット競技場として使われるのだが、先にも述べた、さまざまなイベントの会場にもなる。私がオークランドドメインへ向かう途中、敷物やパラソル、クーラーボックスをもった家族連れや若者、そして年配の人たちを見かけたので、なにごとかと思っていたら、この日もちょうど無料の野外ロックコンサートが行われるということだった。コンサート開始まで2時間近くもあるというのに、人々は談笑したり、食事をしたり、サッカーをしたりしてくつろいでいる。オークランド ドメインにおいては、待ち時間さえも楽しいひとときになりうるのだろう。

オークランド ドメイン:イメージ3

ゲートからトレッキング用に整備された遊歩道が伸びている。左手に進んでいくと、道がふた手に分かれている。「ドメイン・ドライブ」のほうを歩いていくと、木が茂り、森の中の散歩地のようになっている。もう一方の「キオスク・ロード」のほうは避暑地のようなさわやかな景色が広がり、そのまま歩いていると、「ウインターガーデン」と呼ばれる場所にたどりつく。ここには1921年につくられた2つの温室が建っている。ひとつは四季の花々が色華やかに飾られ、もうひとつの方にはオニバスの池、熱帯の植物、アナナス、蘭などが展示されており、どちらも無料で鑑賞することができる。2つの温室の間には睡蓮の池があり、その周りには愛らしい天使たちの彫刻が飾られ、ヨーロッパ中世の古城にでもいるかのようなメルヘンチックな雰囲気をあじわえる。事実、教会で式を挙げたカップルが写真を撮る場所としても有名なロマンチックスポットなのである。ベンチもいくつか用意されているので、植物鑑賞のあと、のんびりとくつろぐこともできる。なお、現在、睡蓮の池は改装工事中。

オークランド ドメイン:イメージ4

ウインターガーデンを後にし、道なりに歩いていくと、目前に小高い丘が見える。その頂上には神殿のような建物がそびえ建っている。「戦争博物館」という名称から受けるイメージとは異なり、その内容はより多岐にわたっている。1階は先住民のマオリ文化やポリネシア文化の展示、2階はニュージーランドの植物や生物の生態について、3階で戦闘機や戦死者の遺品など戦争関連ものが見れるようになっている。私のおすすめはというと、まずは2階の生物コーナー。引き出しが何段もついた机が置かれていたので、何気なくその引き出しを開けてみると、鳥の標本がごろごろと出てきた。そのあまりにもぞんざいな展示の仕方に苦笑してしまったが、至近距離で標本を観察することができるので、なかなかユニークな展示方法といえるかもしれない。そして、透明のケースに入れられた生きたゴキブリたちも必見だ。「わざわざ博物館で見なくても……」と思うかもしれないが、身近な生き物でありながら、実際にはその動く姿をじっくりと見る機会はそうない。この盲点をついたともいえるゴキブリの展示は意外に興味深いのでぜひ見てほしい。この博物館のメインともいえる戦争コーナーには、日本のゼロ戦(本物)がほぼ完全な形で展示されているほか、神風特攻隊の記録映画が上映されるなど、本当に内容の充実した博物館であることを実感。展示の最後は慰霊ホールになっていて、2回の世界大戦で戦死した人たちの名前が壁に刻まれている。そして、そこには「この壁が戦没者の名前で埋め尽くされることがありませんように……」と記されていた。私も同じ気持ちだった。この記念館の展示を見ればなおさら、そう祈らずにはいられなかった。平和そのもののオークランドドメインにおいて、この戦争博物館は象徴的な存在といえるだろう。

オークランド ドメインへはライブ鑑賞や博物館など目的をもって行くもよし、具体的なプランを立てず、ボーッとするためだけに訪れるもよし。この大都会のオアシスで心身ともにリフレッシュしてみてはいかがだろう。

-DATA-

場所:
オークランド
交通:
バス(オークランド病院前下車)
駐車場:
あり
ウインターガーデン:
場所:オークランド ドメイン営業時間:11~3月/9:00~17:30(日曜~19:30)、4~10月 /9:00~16:30
入場料:無料
定休日:無休
戦争博物館:
場所:オークランド ドメイン
TEL:09-309-0443
営業時間:10:00~17:00
入場料:5ドル(寄付として)
定休日:アンザック・デーの午前中、クリスマス

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