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大和市千本桜と山岳信仰の跡

Jan.12, 2004 犬の散歩と散策

大和市千本桜と山岳信仰の跡:イメージ1

自転車に乗って、父と犬の散歩に出かけた。高座渋谷駅から450m、最寄の県道丸子茅ヶ崎線から約1km、閑静な住宅街を通ると引地川に沿って千本桜の並木がある。引地川は大和市上草柳水源地を起点とし、相模湾に注ぐ17kmの川である。5-11mの川幅にはザリガニ、あゆ、カルガモが泳ぎ、川に沿って桜が植えられている。春になると満開の桜の道ができ、あたり一面ピンク色となる。土手では宴が催され、賑やかな光景となる。御獄橋を渡り、東側の12段の階段を登った公園の中には、ぽつんと小さな神社が建っている。「御獄山神社」である。山岳信仰の対象となっていた長野県木曽の御獄の参拝者より1865年に講が組織され明治11年には講中に塚山が築かれた。この塚が御獄山神社である。明治時代半ば以降は講が自然消滅している。それを物語るかのように、今、この神社はひっそりとたたずんでいる。

大和市千本桜と山岳信仰の跡:イメージ2

ここから少し南へ行くと「田中八幡宮」がある。この宮には市指定重要文化財が2つある。ひとつは山ノ手田中囃子で、おかめ・ひょっとこ・きつねが登場するお座敷囃子が伝えられている。もうひとつは、天然理心流奉納額である。天然理心流とは江戸時代後期の剣道の新興流派で有名人物として新撰組隊長の近藤勇昌宜がいる。

この近くには「鬼子母神」のお堂がある。15台ほどの車が入る駐車場の角に建っている。約2.7 平方メートルの小さなトタン葺きのお堂である。また、坂の上には市指定天然記念物である、「たぶの木」がある。樹齢500年、太さ3.6m、高さ17mで三つ又に太い枝が分かれている照葉樹である。真夏の暑い日には、すずしい木陰を作ってくれそうである。

大和市千本桜と山岳信仰の跡:イメージ3

成西へ向かうと川に突当る。「千本桜商店街」へ向かう手前に「みどりや」という和菓子屋がある。千本桜祭りの時にはさくらもちがよく売れる。小さな千本桜商店街の途中にはテレビにもよくとりあげられる肉の「太田屋」がある。世界の大会でも数々の賞をとっていて、ここで取り扱う神奈川特産の高座豚が有名である。メンチカツ75円、コロッケ60円を買い、お腹がすいてイカツイ顔をしている犬と一緒に食べながら、隣のコンビニでジュースを買って飲む。コンビニを右に曲がって100m先の左側に河童寺とも呼ばれる「常泉寺」がある。1588年頃に建てられた曹同宗の寺である。建て直しをしたのか寺は新しい。境内には200種類以上の草花が植えられていて、参道の両側にはミツマタで埋め尽くされている。春になると花が咲き誇り美しい光景となる。本日の犬の散歩はこれで終了。父は、疲れてふてくされた顔をしている犬を自転車の後ろのカゴに乗せ、犬の重さでヒーヒー言いながら坂道をあがる。道行く人が指を差して笑う声を聞きながら、まだまだ遠くにある家への帰り道を探した。

-DATA-

場所:
千本桜・福田小学校側
交通:
小田急電鉄江ノ島線高座渋谷駅、桜ヶ丘駅
駐車場:
なし
トイレ:
なし

上野恩賜公園、御徒町

Jan.11, 2004 下町を訪ねて

上野恩賜公園、御徒町:イメージ1

誕生日が近い。父親が「御徒町に安くて上手い寿司屋がある。食べに行こう」と誘ってくれた。一応誕生日のお祝いとして、である。喜んでついて行った。JR 上野駅公園口を出る。目の前の東京文化会館のエントランス前に公園内の博物館等の催し物案内板があり、多くの人がそれを見て催し物を確認する。冬の澄み切った青い空、自然豊かな広々とした上野公園。とてもすがすがしい。公園北東に重厚な造りの建物がある。建物の左側には大きなクジラの像。国立科学博物館だ。この洒落っ気のある博物館は子供に大人気である。この日はジャワ原人化石の特別展をやっていた。科学博物館を出て野口英世像を過ぎると噴水が見えてくる。ベンチに座って暖かい日差しの中で少し休憩。穏やかなひとときを過ごす。公園の中央では1月18日までの「東京地酒と酒器うつわ祭り」で賑わっている。おでんセット、モツ煮込が各350円、100円出せば試飲カップに7種類の日本酒を注ぎ、飲める。暖かい日差しは消えはじめ、冷たい風が吹いてきた。日本酒を飲み、あたたかいおでんをかけこむ。体が温まる。その通りの先では大道芸をやっていて、多くの人から拍手喝采を浴びていた。

上野恩賜公園、御徒町:イメージ2

西へ歩く。小松宮彰人親王銅像の近くにある石灯籠の参道を歩くと、右側に荘厳な五重塔がある。参道の突当りには徳川家康、吉宗、慶喜を祭神とする東照宮がある。この社殿は日本には一つしかない金箔の唐門で扉には梅と亀甲の透かし彫り、門柱には昇竜降竜の高彫、門側面には松竹梅と錦鶏鳥の透かし彫りがしてあり、美しい。国宝である。石灯籠の間ではモデルの撮影が行われていた。

上野恩賜公園、御徒町:イメージ3

ここから南へ京成上野駅方向に歩くと、京都清水寺の懸崖造本堂を模して建てられた清水観音堂があり、入試合格祈願の旗が風に吹かれてはためいている。下におりればすぐ近くに不忍池。蓮の枯枝に覆われた池に多くのカモが騒ぎながら泳いでいる。琵琶湖にみたてられたこの不忍池の中には小さな弁天堂がある。

上野恩賜公園、御徒町:イメージ4

不忍池に別れを告げ、御徒町駅方面へ歩く。湯島駅近くの切通坂の途中に湯島天神がある。正月三が日を過ぎたというのに大勢の参詣客が訪れており、学業成就の絵馬があふれんばかりに架台にかけられている。そこから200m先、御徒町駅南口右側に、かっぱ寿しという鮨屋がある。11時30分から18時30分までは鮨が半額である。1個100円から500円。この半額の時間帯は1個頼むと2個出てくる。値段は1個分。結構おいしい。大トロ(1個500円)が口のなかでとろけた。いい誕生祝いだった。

-DATA-

場所:
JR上野駅、御徒町駅
交通:
JR線
駐車場:
京成上野駅駐車場(有料)
トイレ:
上野公園内、東京文化会館
備考:
京成上野駅に案内所・大量の資料有。 JR上野駅にマップ有。 かっぱ寿し(御徒町駅)03-3831-3712

住宅地に残る歴史をみつめて

Jan.09, 2004 大和野鳥の森公園~藤沢大和自転車道までの史跡巡り

神奈川県大和市。新宿から電車で1時間のところにあるこの地域は、鎌倉時代には渋谷庄と呼ばれ渋谷重国が支配、室町時代には鶴見郷と呼ばれ足利氏が支配、そして戦国時代になると後北条氏の家臣によって治められた。まだまだ畑や自然の多い地域である。今回は、森・川を散策し素の自分を取り戻すとともにこの地域から古くから伝わるものを探し、村であった当時の歴史に触れてみようと思った。

住宅地に残る歴史をみつめて:イメージ1

小田急江ノ島線高座渋谷駅から国道467号線大和方面。約1kmの角を左折したところに野鳥の森公園がある。面積555㎡の小さな自然公園。鳥獣保護区になっている。散歩道を歩く。枯葉が積み重なって出来た絨毯が柔らかく、歩く度にサクサクと音を立てる。太陽が眩しい。横には湧き水が流れている。春になると緑が増え、美しい幻想的な風景となる。寒い冬の今は、背の高いミズキも、春には物色の花をつけるウグイスカズラも、赤い実をつけるガマズミも全て葉を落として眠っている。野鳥のさえずりだけが、春を思わせる。いつもの生活を忘れさせる一瞬がここにはある。

住宅地に残る歴史をみつめて:イメージ2

ここへ来た坂を下り、つきあたる道路の1つ手前にある左側の住宅地を行く。浄土宗の信法寺がある。本尊は1670年(寛文10年)頃作られた。旗本の石川与次右衛門永正が開基。改築したのか新しく見える。そこから50m先には薬王院がある。さびれたようすの古い御堂。それが逆に心を落ち着かせる。ここは薬師様とも呼ばれ、眼病に霊験がある。9月8日の祭礼には境内で眼病に効能があるとされる「薬師生姜」を売っている。

住宅地に残る歴史をみつめて:イメージ3

ここから南へ800m。きた道のつきあたりの道路を右折。上和田団地を通り越し、JR新幹線が下に通る道へ出る。そのそば南大和病院の先の道を左折。左側のごく小さな森の中に下和田左馬神社がある。江戸時代には鯖神社という表記であった。下和田の鎮守「相模七左馬」の一つであり、境内には梵鐘がある。この境川下流にある7社を一日のうちにお参りするという七サバ参りという信仰があり、子供の流行病から守る事ができるといわれている。森に隠れてさびしくひっそりと建っている神社からは、この地域の住民が昔から守ってきたというようすがうかがえる。この左馬神社がある坂をつきあたり、右折すると大津家長屋門がある。長屋門は封建時代には家格の象徴、農村では通常村役人層の屋敷に設けられたものである。ここは江戸時代末期に建てられたものと思われ、市指定重要有形文化財となっている。

住宅地に残る歴史をみつめて:イメージ4

ここから、4月には一面れんげの畑となるつきあたりを左折。東側に位置するいちょう団地を両側にはさんで、江ノ島の海へと続く境川があり、その川に沿って藤沢まで続くサイクリングロード(大和藤沢自転車道)がある。この長いサイクリングロードの土手には春夏になると緑で覆われ、子供達が魚を釣るのどかな光景を眺める事ができる。こうして自然と歴史に触れる事で素の自分にかえり、又、自分の中に新たな引き出しを増やしたような、とてもぜいたくで貴重な時間を過ごした。

-DATA-

場所:
1.高座渋谷駅から野鳥の森公園
約1.2km。徒歩15分。国道467号線大和方向、消防署南分署を過ぎ、小松フォークリフトとトーエイ工業の間の道を左折。2つ目か3つ目(標識有)の角を左折。大和市上和田字中ノ原2834。)
2.薬王院、信法寺
(高座渋谷駅から徒歩20分。野鳥の森から50m先、徒歩7分)
3.左馬神社(高座渋谷駅から直接行くと徒歩15分。下和田1396。電話046-263-7071)
交通:
小田急電鉄江ノ島線高座渋谷駅(新宿から1時間)。全過程、車もしくは徒歩(2時間以上)
駐車場:
なし。但し、それぞれの付近に一時的に停める事は可能と思われる。
トイレ:
なし
備考:
入園無料、売店なし
参考:
・大和市ウォーキングマップ(大和市役所医療健康課平成13年3月改訂版発行、電話046-260-5661)
・大和市役所ホームページ
http://www.city.yamato.kanagawa.jp/

箱根 金時山

Jan.03, 2004 箱根 金時山で新春・富士見ウォーク

箱根 金時山:イメージ1

お正月、毎年恒例にしている、富士山の見える山へのハイキングに出かけることにした。今年は富士の眺望ならぴかいち、と聞いた金時山だ。滝や沢沿いの道、岩場の急登など、変化のある静かなコースを歩いて登り、下山後には温泉に入ろうと考え、一般的なルートと逆の道順をとることにした。先に北側の斜面から登り、頂上でお雑煮を食べた後、南斜面を千石原方面に下るという行程である。まずは、東海道線で小田原駅へ行き、そこから大雄山線で大雄山駅へ。さらにバスに揺られ、地蔵堂前バス停で下車した。正月3日目だが、同じバス停で降りる人は案外少ない。降り立つと古風な造りの木造の地蔵堂が、素朴ながらも赴きあるたたずまいで迎えてくれた。中をうかがい見ることはできなかったが、案内板には、鎌倉時代後期の作とされる神奈川県指定重要文化財の木造地蔵菩薩像などが収められているとある。

箱根 金時山:イメージ2

地蔵堂前バス停から金時山に登るには、いくつかのコースがある。足柄峠経由で向かう人が多いようで、夕日の滝経由で金時山方面へと向かう人は、我々を含めごく少数だった。しばらくは舗装路が続くが、小さな茶畑など、ぬくもりのある里の風景がそこかしこに見られ、とても心地いい道だ。歩き始めて5分ほどで、人の背丈の倍近い巨大な石のある広場に着く。ここは金太郎が産まれた場所で、巨石は金太郎が子どものころに遊んだ「遊び石」なのだとか。金太郎は足柄山の山中で育ったとよくいわれるが、「地蔵堂の四万長者というお金持ちの娘が、酒田村(現在の開成町)に嫁入りしたが、訳あって当地の実家に戻り金太郎を産んだ」という伝説がある。こうした野山に囲まれた場所なら、「熊にまたがりお馬のけいこ」と歌われる金太郎の言い伝えがあってもおかしくないな、と感じられる。

箱根 金時山:イメージ3

少し進むと、なんとイノシシの毛皮が3枚並んで干されていた。その後ろには、猟犬供養の碑が立っている。この地域の人々は、今も山の自然の恵みと共に、日々の生活を営んでいるのだろう。この柴犬は、イノシシ捕りで手柄をたてた猟犬だろうか…と考えると、こちらに向かって吠え掛かってきても、何だか憎めない。棚田の広がる風景にほっとため息をついたりして、ついつい進む足取りもゆっくりになってしまった。道の横に通された側溝の中を、豊富な水量の水が流れていく音が聞こえる。金時山を水源として流れ出た水のようだ。金時山という山の名はよく聞くので、もっと観光化された山なのかと思っていたが、こんなに素朴な風景が残されていたとは。

箱根 金時山:イメージ4

「夕日の滝」の道標に従って、左手の枝道へと入った。路面が霜に覆われており、滑らないように慎重に進む。キャンプ場の炊事場などを見ながら川にかけられた橋を渡る。石や木の根が露出する斜面を登ると、木々の奥に、白い水しぶきを上げる滝が見えてくる。夕日の滝は、高さ約23m、幅5m。細い糸のような、繊細な印象を受ける。この水で、金太郎がうぶ湯を使ったとされる。一帯は北向きの斜面で、午前中は日陰になっている。夕日が美しく映えるため、夕日の滝というのだそうだ。1月15日には、太陽がこの滝口の中央に沈むといわれている。探究心のある方は、この日に行って確かめてみてはいかがだろうか。

箱根 金時山:イメージ5

先の分岐点に戻り、さらに先へ行くと、舗装路が尽きて土の道に入る。ときに靴を濡らしながら沢を何度か渡り返していく、川沿いの道だ。やがて、スギやヒノキの植林地の中の登り坂となる。北側斜面なので日差しがなく、植生も単調なところなので、楽しくおしゃべりでもしながら軽快にこなしてしまいたい。しばらく行くと、ようやく尾根に出る。かん木の小枝が、冬の日差しを浴びてまたたくようだ。この付近は県の水源の森に指定されていることもあってか、比較的最近植えられたと思われる丈の低いヒノキが生えており、日差しも遮られることなく明るい印象を受ける。やがて、左手前方になだらかな三角形の峰が見える。金時山の山頂が、初めて見える瞬間だ。金時山は別名「猪鼻山」とも呼ばれている。葉を落とした木々に覆われた峰は、やわらかな茶色い毛皮をまとう猪の鼻のように見えなくもない。

箱根 金時山:イメージ6

暖かい日差しが注ぐ尾根を歩き、猪鼻峠へ。富士山の白い峰が目の前に見え、絶景かな、と立ち止まった。左右の峰や樹木の間から眺めるためか、富士山の裾野から平野、手前の足柄付近の森に至るまでの景色を、縦長に俯瞰する感じで見られる。ここは、足柄峠から伸びる道との合流地点にあたり、休憩に格好の場所だ。猪鼻峠を越えた後は、少し下り坂がある。せっかくかせいだ高度なのにもったいない…と思いつつ、目の前にそびえる金時の峰を目指して進む。丸太を組んだ鳥居をくぐると、約30分間、最後の急登が待っている。切り立った岩肌には頑丈な金属の階段がかけられ、「階段は12あります。ガンバロー」と書いてある。手すりがあるとはいえ、ほとんど垂直のハシゴのようなものだ。金属の冷たい感触が、さらに険しい印象を与える。途中でわきによけ、息を整えている人が何人もいた。金時山、あなどれじ…。

箱根 金時山:イメージ7

急な斜面を上りきり、ようやく山頂へ。目の前に、のびやかな箱根の景色が広がった。遠くに光るのは芦ノ湖、手前に横たわるのは仙石原。煙を上げる大涌谷に、真っ白な雪をまとう富士山の姿。金時茶屋で、テレビなどでおなじみの金時娘さんのお顔もしっかりと拝見して、待ちに待ったお昼ご飯だ。持参したお重の具をたっぷり入れたお雑煮に舌鼓を打った。帰りは、ぽかぽか陽気の南斜面を、仙石原方面に向けて一気に下る。乾いた土の斜面は滑りやすいので注意が必要だが、なだらかなので膝への負担は少ない。左手の明星ヶ岳へ伸びるササ原の尾根の景色を楽しみながら、矢倉沢峠を経由し、あっという間に山麓に着いた。降りてすぐのところにある民宿「やまぼうし」の温泉へ。山の景色を見ながら熱い透明の湯につかると、足の疲れも吹き飛んでしまった。滝を見て、富士山を眺めて、お雑煮を食べて、温泉に浸かって。上等のお正月を過ごし、さい先の良さそうな一年のスタートが切れた。

-DATA-

場所:
神奈川県南足柄市
交通:
大雄山線大雄山駅―(バス25分)―地蔵堂バス停
駐車場:
有り(地蔵堂、夕日の滝キャンプ場)
トイレ:
有り(地蔵堂、夕日の滝キャンプ場、金時山頂)
温泉:
民宿「やまぼうし」入浴料500円(金時登山口バス停から徒歩5分)
その他:
帰りは、金時登山口バス停から向かって左手に道を下り、仙石バス停まで出た方がバスの便が多い
タイム:
地蔵堂バス停―(15分)―夕日の滝―(1時間30分)―猪鼻峠(40分)―金時山山頂―(60分)―金時登山口バス停
おまけ:
野外でのおいしいお雑煮の作り方
【持っていくもの】
鍋2つ、ガスコンロ、水、小さく切った餅、かつおぶし、しょう油、おせち料理のお好みの具、おわん、はし
【作り方】
①小さい鍋に少量の水を入れ、餅を煮とかす。
②別の鍋に湯を沸かし、沸騰したらかつおぶしとしょう油を入れて味付けをした後、具を入れる。
③おわんに①の餅と②の汁・具を入れてできあがり。

新春の祈り

Jan.02, 2004 江ノ島参道~辺津宮~灯台をまわって

新春の祈り:イメージ1

転職先が上手く決まらず、昨年からずっと心の中に暗いものを引きずっていた。海を眺めれば、今までとは違う新しい生活を始める事ができる気がした。だから江ノ島の海を見に行く事にした。15時40分。竜宮城の形をした小田急電鉄線片瀬江ノ島駅につく。西日が眩しい。両側に灯篭がある橋を渡りその右側の地下道を出る。「コンドルが飛んでいく」の演奏が聞こえる。「名勝の史蹟」の石の前だ。ストリートパフォーマンスを久しぶりにやっていた。この石を入り口として江ノ島弁天橋がある。橋の長さは389メートル。片瀬浜から江ノ島に渡るための橋だ。引き潮の時にはこの橋の下に地面が見え。満ち潮の時には海が見える。まるで自分がモーゼの杖を持っているようだ。橋を渡り終えると、江ノ島の入り口に青銅の鳥居が立っている。この鳥居をくぐると土産物屋が立ち並ぶ参道に続く。

新春の祈り:イメージ2

お正月という事もあり、いつになく人の数が多い。参道の終りにある正面の階段を上がると神社がたっており、大勢の人が参拝している。神社への階段を上がらず、左の道を行く。道にそって階段を上がっていくと小さい広場に出る。左へ行けば中津宮。右へ行けば奥津宮だ。奥津宮までの道の途中には辺津宮がある。奥津宮まではその先長く歩かねばならない。島内には3つの宮(辺津宮、中津宮、奥津宮)があり、それぞれ海の守護神である女神が祀られている。右の奥津宮への階段を上がると、お守りや恋愛成就の絵馬を販売する売店が立ち並ぶ。普段とは違う何とも賑やかな光景だ。奥へと続くその道の左側には弁天堂がある。安芸の宮島、近江の竹生島と共に日本三大弁財天の一つである。そして、この弁財天の先に辺津宮がある。

新春の祈り:イメージ3

さて、ここでもときた道―中津宮・奥津宮へと道を分ける広場へ戻る。ここからが地元の人しか通らないような人気の少ない裏道となる。広場から階段を少し下り、右側の山の中に入る。電柱に「江ノ島1丁目4」の標示が見える。そのまま道なりに階段を下り、細い住宅街の道を抜ける。神社の形をまねた公衆便所がある。聖天島(しょうてんじま)公園だ。ここは江ノ島の入り口から見て左側に位置する。ここから海の方向へ向かって立つと右側の広い敷地内には、かながわ女性センターがあり、公園の目の前はヨットハーバーが見える。平日ならば、広大な海とそこに浮かぶヨットを長いプロムナードを散歩する事で見る事ができる。

新春の祈り:イメージ4
目指すは灯台。ヨットハーバーとその隣にあるヨットクラブの敷地の周りをぐるりと広い整備された道路沿いに歩いていく。ヨットクラブ関係者が主に使用すると思われる駐車場を横に歩く。4時35分。やっと灯台についた。ここは江ノ島で最も左側に位置する。人影はほとんどない。木でできた桟橋の下には、飲み込まれそうなくらい黒く深い緑色の荒れた海は広がる。タイタニックの船の先端にいるような気になる。暗い空に緑色のライトを放ち、船を守る灯台。その壁面に両手をついて、今年はいい年でありますようにと祈った。

-DATA-

場所:
江ノ島神社、聖天島公園、ヨットハーバー、灯台
交通:
小田急電鉄線片瀬江ノ島駅(新宿から急行で1時間半位)
駐車場:
有(ヨットクラブ周辺)
トイレ:
有(観光案内所近く、江ノ島弁天橋前、島内に数か所、ヨットハーバープロムナード内)

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