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東京・青山地区でヨーロッパ気分を満喫

Nov.07, 2002 秋を探しに青山一丁目駅で途中下車

素敵な出会いを求めて、電車に乗りこんだ。行き先は、外国の雰囲気を味わえる素敵なスポットがあるという噂を聞き、青山周辺を散策する旅に出かけた。

今回のご紹介する舞台は、地下鉄「青山一丁目」。地下鉄が3線乗り入れ、近くには赤坂御苑や、神宮球場、国立競技場などがある。アクセスは、渋谷駅から半蔵門線で2駅、所有時間4分。銀座線では3駅、所有時間5分。運賃はどちらも160円。都営大江戸線では新宿から3駅で所有時間6分。運賃170 円。(2002年11月7日現在)今回は、都営大江江戸線を利用して青山一丁目を下車。A1番出口を出て出発だ。

東京・青山地区でヨーロッパ気分を満喫:イメージ1 東京・青山地区でヨーロッパ気分を満喫:イメージ2

出口を出るとすぐ、交通量の多い青山通りが横切っている交差点に出る。右前方には皇族方がお住まいの赤坂御苑ある。今回は左手を進み「イチョウ並木」を目指し、青山通りを渋谷方向に向かった。オフィスが立ち並ぶ通り沿いを歩くこと約5分、右手に突然緑が生い茂った一角が現れた。4列に綺麗に整備されたイチョウの大木の並木道で、ここがあのTVや雑誌などに紹介されている有名な「イチョウ並木」だ。絵画館へ続く300メートルの歩道に植えられたイチョウの数なんと146本。初めて間近で目にしたが、景観の美しさに圧倒された。この並木道と絵画館の回りはちょっとした散歩コースになっている。私も左周りで1周することにした。並木道の入り口を入ったところにオープンテラスのお店「セラン」がある。テラス席では、コーヒーを飲む外国人の姿を多く目にした。この光景を見るとヨーロッパの街角にいるような気さえする場所だ。お店の前を通りイチョウのトンネルの中を進む。並木道には、至る所にかわいいベンチが設置されているので休みながら散策ができる。この日もたくさんの人がベンチに腰掛け、イチョウを観賞したりしていた。約10分ほどでイチョウの並木道を通り抜け、目の前には噴水と神宮外苑の軟式野球場が現れた。その奥には、絵画館が見える。野球場を沿うように左手に進むとヤクルトスワローズの本拠地「神宮球場」。さらに、「神宮第二球場」、そして、「国立競技場」が次々に姿を見せた。左手に国立競技場が見えたら、右手に入ると「絵画館」だ。手前には立派の御鷹の松があり、松の隣にあるモダンな建物が絵画館だ。この建物は、日本近代化への飛躍の姿、歴史事件の数々など明治時代の歴史が80枚の巨大な名画に描かれている。今日は、中には入らずに散歩コースを進む。絵画館をすぎて少し歩くと左手にひとつばたご(なんじゃもんじゃ)の立派な木があった。5月の初め頃満開になり、雪が積もったように見える木だ。さらに右手を進み、軟式野球場を沿うように進むこと数分で左手前方にイチョウ並木が見えてきた。同じ歩道だが、お店などがないためこちらのほうが静かなように感じられた。ちょうど、雑誌の撮影をしている姿や水彩画を描いている人の姿を見かけた。イチョウ並木と絵画館のベストショットを撮るには、イチョウ並木からではなく、青山通りから撮影がおすすめ。絵画館へ続く綺麗なイチョウ並木が写せる。昼間は交通量が激しいので朝早くがい いかもしれません。イチョウ並木堪能し、もうひとつのヨーロッパ雰囲気を味わえるスポットを求めて来た道を青山一丁目駅へと向かった。

青山通りを戻ること数分で青山一丁目交差点だ。交差点右にはホンダ青山ビルがある。交差点を右折し少し進むとホテルプレジデント青山が右手に見えてくる。さらに進むと左手に青葉公園、そして公園を過ぎると左手に英国調の2階建ての建物が見えてきた。ここが「英国伝統紅茶博物館(旧ブラマーティー&コーヒーミュージアム)」だ。この博物館がオープンしたのは今から6年前、ロンドンにある博物館の姉妹館で1Fはティールームになっていて本格的な英国紅茶が楽しめる。2Fはアンティークポットなどが展示されているミニ博物館だ。お邪魔した時は、ジュエリー作家の展覧会をやっていてスペースのほとんどが作家のジュエリーが展示されていた。楽しみにしていたアンティークポットは一部だけしか展示されていなかったが、どれも素晴らしいものばかりだ。今度は、展示会のないときに来ることにして、来た道を青山一丁目駅へ向かった。

東京・青山地区でヨーロッパ気分を満喫:イメージ3

今回は、日本にいながらヨーロッパ気分を堪能する場所に出会えた。イチョウ並木道と絵画館の景観は、まるで絵葉書をみているようにすばらしい眺めだ。イチョウ並木も歩いていると一瞬ヨーロッパの街角を歩いているような錯覚を起こしそうな雰囲気のある場所だ。散策した時は、まだイチョウも黄色く色づいていなかったので、11月中旬から下旬頃がちょうどいいかもしれません。売店は、軟式野球場前の噴水の右側にある。軽食などが売っていたのでイチョウ並木のべンチで食べるのもいい。東京の真ん中でありながら少しだけヨーロッパの気分に浸ることができた。また、新たな出会いを求めて途中下車の旅をしようと思いました。

-DATA-

場所:
東京都港区・新宿区
交通:
地下鉄銀座線、半蔵門線、都営大江戸線「青山一丁目」駅下車
駐車場:
神宮外苑周辺にはいくつかありましたが、ミュージアムには見当たらなかったので、電車の利用がおすすめ。
トイレ:
◆イチョウ並木
トイレ、ベンチ、売店などあり
施設:
英国伝統紅茶博物館
TEL:03-3408-4012
開館時間:11時~18時
定休日:不定休 事前に問い合わせして行かれたほうがいい。

小佐渡小木町宿根木集落

Nov.02, 2002 歩いてみよう佐渡

小佐渡小木町宿根木集落:イメージ1

佐渡を訪れる時にお薦めしたいのがここ小木の宿根木です。相川が佐渡の江戸ならば、こちらは・・・なんでしょう?港町です。エンジンのついた船が出る前に隆盛を誇った千石舟の歴史がつまっています。金山の隆盛時、佐渡の財宝の三分の一がこの宿根木にあったと言われています。国定街づくり(重要伝統的建造物郡保存地区)に指定されていると聞き、その船大工の技が活かされた建築物と町並みを是非訪れなければならんと小木に車を走らせました。

小佐渡小木町宿根木集落:イメージ2

宿根木集落は佐渡汽船小木港から西へ車で15分、自転車で40分程に位置します。バスも出ております。小木への道は一本ですので、小木港に立てばすぐにわかると思います。宿根木集落には10数台分の、向いの小木国定海底公園にも数台分の駐車場もありますので、車で赴くこともできます。車で、豊かな田園や小木民俗博物館を抜けると見晴しがよくなりふっと海が現われます。そして同時に三角州状の谷間を埋め尽くす現在はほとんど見ることのできない古い甍の浪々が視界に入ります。宿根木郵便局に車をとめ、甍の浪を愉しみながら歩いて宿根木集落へと細い階段を降りてゆくのも良いと思います。ここから既に江戸時代へのタイムスリップが始まっているのです~!

小佐渡小木町宿根木集落:イメージ3

宿根木集落の歴史はとても古く、鎌倉時代からの記憶を持っているようです。日本海路の一つの集結地でもあるこの小木は、佐渡と本土とを結ぶ大きな港だったそうです。現在は小さな路地が海に向かってのび、それに沿って木造の建築物が処狭しと肩を寄せあっています。多くの人が焼き物やいろいろな日本の宝を珍しそうに抱えここを通った石畳は「世捨て小路」と呼ばれ、あまり人が歩き過ぎたために、すり減り苔むして湿り今も静かに海へ向かって続いています。建物に切り取られた道の向こうの風景は青い空と国指定名勝及び天然記念物の指定を受けた佐渡小木海岸です。時期が合えばたくさんのうみうしやひとでに出会うことが出来ます。四月に来た時には数種類のうみうしを海に入らずに見ることができました。また、文化財でもある本土から持ち込んだという船繋ぎの白い石がぼんやりと青い空にぽかりぽかりと浮かぶ様子は当時の港の活気を彷佛とさせます。

小佐渡小木町宿根木集落:イメージ4

宿根木集落の中には公開民家として保存されている船問屋の「清九郎」と、船大工の「金子屋」があります。入場料として大人400円子ども200円かかりますが、「清九郎」にいるおばあさんの丁寧な小木町の話しは400円では安すぎるように思いました。船大工の技術について、当時の家族構成や寝室の説明、そして極め付けには窓一つにかけられていた「窓税」(当時の窓一つ一つにかけられた税金)について等、、、その情報量や知識量はともかく、説明が生活感溢れて面白く仕上がっていて、この土地の雰囲気を体験できるのでお薦めします。運が良ければパンフレット等に載っていないお話が聞けると思います。

小佐渡小木町宿根木集落:イメージ5

公開民家の他に、ここ宿根木で大変有名な建築物があります。通称「三角家」。船大工の技術を用いて緩やかなカーブに張られた壁板はこの細い海へ続く路地の一角に、突然現われます。狭い場所にずいぶんと工夫をして建てたものです。引きを取ってみることができないので、目がおかしくなったような感覚に襲われます。魚眼レンズで建物を見ているようなかんじ・・・新しい塩の看板がまたこの建物が現役であることを現していて趣きがあります。正直言って・・・向こうは海、もうすぐ夕方、なんだか曇ってきた、風は冷たい。「これは・・・まさしくつげ義春の世界だああああああ」とぽきんぽきんとキンタロー飴を折る音が聞こえます(笑)ので是非御体験ください。

小佐渡小木町宿根木集落:イメージ6

宿根木に限ったことではありませんが、私がこちらを訪れている間に数件の観光の方々に会いました。そして時々彼等から「お金かかるなら見ない」という声を数回聞き、なんだかとても寂しく思いました。貴重な文化財を保存しようにもまずは維持費が必要です。正しい文化の理解とそして保護の意識こそが日本の文化水準を高めるのだと私は思っています。目に見えない知識や情報にお金を払うということは難しいことかもしれません。でも、保存維持の貢献もできて、見て学ぶことができればそれ程痛い金額ではないのではないでしょうか。町並み保存地区であるこの宿根木は、日本の江戸時代の姿の一つです。是非、佐渡へお越しの際にはお立ち寄りくださり、民家等に顔を出していただきたいものです。その小さな行動で、日本の文化は私達の心の中に育まれるのだと思います。いえ、三角家を楽しんでください。非常にいつになく熱い、宿根木レポートでした。

-DATA-

場所:
新潟県佐渡郡小木町宿根木
交通:
佐渡汽船小木港より車で15分。小木港バス12番。
駐車場:
多数有り。
トイレ:
公衆トイレあり。
施設:
公開民家「清九郎」「金子屋」
入館料:大人400円小人200円(20名以上団体2割引)
TEL:0259-86-3852
駐車場敷地内に小木体験学習館有り。竹細工や小木名物の手打ちそばを楽しむことができます。御訪問の際にはお問い合わせをしてからの御訪問をおすすめします。
宿根木千石の里管理組合
TEL:0259-86-2077 

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