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千畳敷カールから木曽駒ケ岳

Oct.26, 2002 ロープウェイでらくらく天上ハイク

アルプス・トレッキングを楽しみたい!でも、足に自信がない・・・と、いうかたにおすすめなのが、ロープウェイつきの山。ロープウェイに乗れば、ほんの数分で登り完了です。ちょっと邪道?・・・でも、「楽ラクのんびり尾根歩き」も、たまにはいいもんですよね。今回は、中央アルプスの「千畳敷カール」から「木曽駒ケ岳」へのルートをご紹介します。

千畳敷カール登山の拠点となる駒ヶ根までは、JR飯田線のほか、中央道を利用した高速バスが東京・横浜・大阪・名古屋から出ているので、そちらを利用します。駒ヶ根駅前からは「しらび平」行きのバスに乗りかえて、ロープウエイ乗り場へ。駒ヶ根高原を過ぎたあたりから、道は細い急カーブの連続となり、運転手さんのハンドルさばきに感心していると、ほどなくロープウェイ駅のある「しらび平」へと到着します。駅からは、合計50分ほどの道のり。バスはここで折り返してゆきます。

千畳敷カールから木曽駒ケ岳:イメージ1

さて、ここでひとつ考慮に入れておかねばならない点があります。それは、「ロープウェイの待ち時間」です。南アルプスの眺望がすばらしいうえ、夏は高山植物、秋は紅葉と、楽しみの多い「千畳敷カール」のロープウェイは、観光客にも大人気。特に混む日は「3時間待ち」なんていうこともありますので、時間の余裕はたっぷり取っておいてください。スケジュールの都合がつけば、平日に行くか、手前の「駒ヶ根高原」で前泊して当日の朝一番で上がり、トレッキングを楽しんだ後、早めに降りてくる(行きが混む日は、戻りも混むので・・・)というスケジュールのほうがかえってよいかもしれません。運悪く待ち時間が出てしまったら、ロープウエイ駅周辺に設けられた林の中の「散策路」を歩いて時間を過ごすのもおすすめです。

さて、ロープウェイに乗り込みます。ロープウエイからの眺めはすばらしいの一言!右に左に大小さまざまな滝が白い筋をひいて落ち、後ろには南アルプスの山々、眼下を見れば断崖絶壁と、文字通りスリル満点な7分間。あっちを見たり、こっちを見たりしている間に、頂上の「千畳敷カール」駅へと到着します。

千畳敷カールから木曽駒ケ岳:イメージ2

ロープウエイ駅を出てまず目に入るのが、「千畳敷カール」の広がり。「カール」というのは、大昔に氷河の底で削られた跡が丸く谷になっている場所のことを言います。駅はまた「ホテル千畳敷」というホテルにもなっていて、ここに泊まれば四季さまざまなカールの景色と、反対側の南アルプスの連山をじっくりと堪能することができます。カールの中には一周40分ほどの周遊路が設けられていて、軽い散歩にはちょうどいいコースです。

駅を離れ、周遊路を「八丁坂分岐」へと歩き出します。等高線に沿ったなだらかな道ですが、分岐を過ぎるころから一気に急登に変わります。左手に「宝剣岳」の鋭いピークを望みながら、痩せた道をジグザグに登ってゆくと、登り切ったところが「乗越浄土」と呼ばれる広い尾根。左手を見れば「宝剣山荘」と「天狗荘」の2つの山小屋が建っています。ロープウエイ待ちで時間が押してしまったため、今晩は「宝剣山荘」で一泊します。山荘の裏手にまわってみたら、岐阜県側に沈む夕日をじっくりと鑑賞することができました。

千畳敷カールから木曽駒ケ岳:イメージ3

さて、翌日の朝。宿の正面、和合山のピークから陽が登り、心が晴れ晴れするような日の出を眺めます。朝食をいただいたあと、余分な荷物は山荘に置いて、いざ「木曽駒が岳」へ。早朝のすがすがしい空気のなか、日の出を右手に見つつ、眺望のよい尾根を歩く楽しさは格別です。途中の「中岳」を息をはずませつつ登り切ると、ピークの向こうに「木曽駒ケ岳」の姿が見えてきました。駒ケ岳の左、遠くに堂々とした山容を見せるのは「木曽御岳」です。

千畳敷カールから木曽駒ケ岳:イメージ4

中岳から下った鞍部に「頂上山荘」があります。山荘周辺は中央アルプス唯一のテント場だそうで、色とりどりのテントが張られていました。それらを右手に見ながら、駒ケ岳の登りに取りつきます。一見、なんということのない登りですが、空気が薄いため思いがけず息があがる・・・そこを一歩一歩、ゆっくりと登ってゆくと、20分で頂上へ到着できました。頂上の眺めは、まさに「360度」のパノラマ。特に「木曽御岳」のどっしりとした姿は印象的でした。お茶を沸かしつつ、のんびり眺望を楽しみます。

宝剣山荘から駒ケ岳までのコースタイムは1時間30分。たいした困難もなく歩ける、眺めのいい尾根道です。帰り、中岳の巻き道(宝剣岳に向かって右手を巻く)に行ってみましたが、ガレているうえに、最後は崖をよじ登るような感じなので、上級者以外にはオススメしません。いったん宝剣山荘へ戻ったら、今度はそのまま「乗越浄土」を超え、「和合山」から「伊那前岳」までのルートを歩いてみてください。往復しても1時間足らず、ゆるい上り下りのアルプス気分満点な道のりです。

カールから見ると、するどく天に屹立する姿がすばらしい「宝剣山」ですが、こちらは足場が悪く、足をふみはずして転落する事故が後をたたないとのことなので、行かれる場合はどうぞ慎重に。天上のアルプス・トレッキングを堪能したら、ロープウエイで下ります。しらび平からバスに乗って、駒ヶ根高原の「早太郎温泉」で汗を流すもよし、名物「ソースカツ丼」を食べるもよし。駒ヶ根高原からは千畳敷カールが真正面に見えるので、一見の価値ありです。おいしい地ビールを飲みながら、山の思い出話に花を咲かせるのもよいものですよね。

-DATA-

場所:
長野県駒ヶ根市
交通:
鉄道・バスの場合:
JR飯田線駒ヶ根駅、もしくは、高速バスで駒ヶ根バスターミナル(バスターミナル→駅は徒歩5分)→駒ヶ根駅からバス(30分に1本)で50分、しらび平→ロープウエイで千畳敷カール
自動車の場合:
中央自動車道駒ヶ根ICから15~20キロ→駒ヶ根高原(駒ヶ根高原より先は自家用車進入不可・バスに乗り換える)
駐車場:
駒ヶ根高原・駒ケ池付近に多数
トイレ:
千畳敷カール駅・山小屋(シーズン以外は営業期間に注意・有料の場合もある)
お問合せ:
駒ヶ根市観光協会HP
http://www.city.komagane.nagano.jp/doc/kankoukyoukai/
もしくは、駒ヶ根市観光案内所
TEL:(0265)82-4263 (0265)81-7700
AM9:00~PM6:00土・日も営業
コースタイム:
1日目:千畳敷カール・ロープウエイ駅(15分)→八丁坂分岐(40分)→乗越浄土(5分)→宝剣山荘・泊
2日目;宝剣山荘(50分)→中岳(30分)→木曽駒が岳→(1時間10分)宝剣山荘

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