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関門海峡
Sep.9, 2002 夕焼けに染まるロマンと鉄塔の街 関門

旅の始まりと終わりは同じものだと言ったのは誰の言葉だっただろうか?人は旅発つためにここから出て行き、帰るためにここに降り立つ。その違いはせいぜい自分の方向でしかないのかもしれない。 所要で小倉から九州を出る私は、時間があるからと思い関門海峡見物に足を伸ばす事にした。小倉から列車で10分弱。門司港駅に降り立つ。九州全ての列車はここに集まり、ここから出てゆくという時が確実にあった九州の玄関口。今でもこのあたりは操車場として多くの列車が待機しておりその喧騒は昔と変わらない。門司港駅を降り立つと噴水の歓迎と同時に浪漫あふれる建物達が私を出迎えてくれた。最近、門司港駅近辺は観光に力を入れており、明治大正期の建物を集めて観光スポットにしようとしている。まぁ、門司港駅そのものが大正3年(1914年)に立てられた国の重要文化財なのだから別に違和感がないのかもしれない。門司港駅近辺には他にも旧三井物産門司支店や旧門司三井倶楽部、旧大阪商船や旧門司税関、国際友好記念館等が当時の雰囲気を残したまま私達を歓迎してくれたので辺りを気ままに散策する。
門司港駅から港の方に向かうと下関に渡る船がある。この船は生活の足として今も使われており、私が乗った時にも買い物帰りの主婦と下校途中の女子高生が同乗していた。ゆったりと関門海峡を渡ると思っていたのだが、これが思った以上に船のスピードが速い。何故かというと、関門海峡そのものが交通の要所として常に船が往来している中を横断する形になるからで、船の左右を見ると船が一隻二隻と往来している。関門橋の方を眺める。うっすらと赤くなった空に映る関門橋というのも幻想的でいい。関門。字のとおりこの関門海峡には関門橋という門が鎮座しているのだ。その門の周りに城下町みたいに門司と下関という街が夕焼けにそまっている。

下関に到着。少し足を伸ばして、赤間神宮に参拝。壇ノ浦の合戦で平家と共に海に沈んだ安徳天皇の菩提を弔うために立てた社は今や、関門の守り神として鎮座している。赤間神宮の眼前に広がる海と門司の街は夕焼けから夜の闇に少しずつ変わろうとしていた。バスで下関駅に着く。そのまま関門トンネル経由で小倉に帰る。この関門トンネル、建設時に関門間の最短距離を掘った為に海底スレスレの場所を通る形になり、海水が漏れて時々海上からセメントを投下しているという愉快なエピソードがある。何故かこの話は以外にマニアにしか知られておらず、話すと皆不安がるのはトンネル陥没の恐怖にとらわれるからではないだろうか。また、電車の電圧の関係からトンネル内で電灯が一瞬消えたり、地元テレビで紹介されたが鳩が乗車して門司-下関間で餌を食べる話など教えるとびっくりする話が多い。
こうして、私のちょっとした小旅行は終わりを告げた。少しだけ、名残惜しく思いながら小倉を発つ私はこの街が好きになったと思いながら。
-DATA-
- 場所:
- 福岡県北九州市門司区、山口県下関市
- 交通:
- 門司港 JR鹿児島本線門司港駅下車
下関(赤間神宮) JR山陽本線下関駅下車バスで10分 - 駐車場:
- あり
- トイレ:
- あり
- 営業時間:
- 門司港駅 AM5:00-AM1:00
赤間神宮 参拝については時間制限なし - 料金:
- 門司港駅 赤間神宮ともなし
- 連絡先:
- 門司港駅 093-321-8843
赤間神宮 0832-31-4138 - 参考:
- 赤間神宮
http://www.tiki.ne.jp/~akama-jingu/
門司区観光情報HP
http://www.city.kitakyushu.jp/~moji/
下関市観光情報HP
http://www.city.shimonoseki.yamaguchi.jp/kanko/
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