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四季の森公園

Aug.31, 2002 谷戸の自然が残る

四季の森公園:イメージ1

神奈川県立四季の森公園は、横浜市緑区の、住宅街の中にある。谷戸の起伏ある地形と自然の植生を生かした、約36haの大きな公園だ。中山駅南口から、商店街をぬければほどなく、「県立四季の森公園」の立て札がたったプロムナードにたどり着く。ここを10分ほど歩けば公園入口へ到着。このアクセスのよさは魅力の一つだろう。入口近くにはビジターセンターと管理事務所があり、園内の地図は、管理事務所でもらうことができる。受付の窓をあけて、地図をもらったら、ついでに管理事務所の方に、公園のことを色々尋ねてみるのもよいだろう。うるさいほどのセミしぐれの中、カルガモが泳ぐ池を横目に歩き出すと、「じゃぶじゃぶ池」に到着。ごく浅い流れになっていて、小さい子供の水遊びにはもってこいだ。この日は夏休み最後の土曜日とあって、親子連れでにぎわっていた。

四季の森公園:イメージ2

さらに進むと、「ふるさとの森入口」とかかれたコンクリートのトンネルが出現。これは入ってみるしかない。トンネルを抜けるとそこは・・・下り坂。どんどん下ると、やがて目の前に田んぼが広がった。周囲にはカキやウメなどの木が植えられ、手押しポンプの井戸もあり、昔ながらの田園風景を再現していることが分かる。この井戸は実際に水も出るが、飲むことはできない。周囲はシラカシなどの常緑樹が目立つ。道は舗装されているが、自然林の中を散策しているような雰囲気を味わうことができる。田んぼでは、秋には収穫祭も行われるとのこと。

四季の森公園:イメージ3

階段を上り、「山の広場」から反対側へ下ると、「さくらの谷」がある。様々な種類のサクラやナツツバキなどがまばらに植えられた芝生の広場で、さきほどの田んぼとはガラッと雰囲気が変わる。初冬から春にかけては、早咲きから遅咲きまで色々なサクラを楽しめるとのことだが、夏にここを歩くのは少し暑い。芝生の上で日光浴をしている人が1人いる以外、全く人気もない。「もりの連絡橋」を渡り、展望台広場へ。ここには売店があり、飲み物やお菓子を購入できる。展望台にものぼってみた。富士や丹沢の山並みや横浜の市街地が見渡せる、と地図の裏のガイドにある。今日は残念ながら富士山は見えない。この展望台の近くには、子供に人気の「ジャンボすべり台」がある。斜面にそって、木々をぬうように設置された、長い鉄製のすべり台である。下に何か敷いてすべらないと、お尻が痛くなるようで、子供たちは各々ダンボールなどを持って順番を待っている。そんな光景を尻目に、階段を下っていく。

四季の森公園:イメージ4

これで公園のほぼ半分を回ったことになる。今度は、入り口に戻り、池沿いの木道を歩いていく。道沿いにはダリアやコスモスなどが植えられている。ヤマブキも咲いている。池のカルガモは子供たちや年配の来園者の人気の的になっているようだ。やがて一面にアシが生い茂っている「あし原湿原」へ。ここは水辺の昆虫やカエル、野鳥などの生息地になっていて、6月にはホタルの乱舞する姿が見られるとのこと。ザワーとアシが風にゆれる音も、おもむきがある。湿原をぬけたあたりから、舗装路ではなく、ウッドチップをしいた道となり、雑木林の中を歩いているような心地よさが感じられるようになる。

四季の森公園:イメージ5

キブシ、エノキ、カツラなどの木々が茂る、涼しい林の中を抜け、「不動の滝」へ。ここはかつて農業用水として利用され、1807年にはクリカラ不動尊をまつって、神聖な場所として保護されていた、と解説版にあった。不動尊は慈眼寺という寺に移されたが、公園の造成とともに滝は復元され、現在に至っている。今日は水が枯れており、「滝」が見られなかったのが少し残念。その先にあるちびっこ広場から折り返すと、クヌギやコナラの林となる。この公園では林をシラカシ中心の「自然林ゾーン」と、クヌギ・コナラ中心の「里山ゾーン」に分けて管理しているとのこと。そしてこの「里山ゾーン」では、定期的に除伐や下草刈り、落ち葉かきなどの手入れをしているそうだ。炭焼き小屋では、炭焼きの体験学習も行われる。炭焼き小屋近くには水車小屋もあり、雰囲気を出している。

四季の森公園:イメージ6

この公園は、大雑把に見れば、3つのゾーンに分けられているように感じる。東側の自然林と田んぼのゾーン、中央付近のファミリー向け広場、そして、大きな面積を占める中央から西側の、雑木林と里山のゾーンである。ショウブ園をはじめ、園内にはサクラ、ウメ、ツツジなど花を楽しめる場所も随所にあり、季節を変えて何度も訪れるのも、楽しみの一つだろう。ふるさとを訪れるような気持ちで、足を運びたい公園だ。

-DATA-

場所:
神奈川県横浜市緑区
交通:
JR横浜線中山駅南口より徒歩15分
駐車場:
南口近くにあり(利用時間は8:30から17:00まで)
トイレ:
7ヶ所(うち身障者用5ヶ所)
タイム:
3時間10分
行 程:
北口広場-じゃぶじゃぶ池-ふるさとの森入口:20分 ふるさとの森入口-清水の谷(田んぼ)-さくらの谷:40分 さくらの谷-もりの連絡橋-展望台-池:40分 池-あし原湿原-不動の滝:50分 不動の滝-水車小屋-北口広場 40分
売店:
展望広場近くにあり(飲み物、菓子)
自動販売機:
北口広場管理事務所近くにあり(飲み物)

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