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白山 後編

Aug.01, 2002 花の群落広がる登山道を登る

白山 後編:イメージ1

前編『花の白山へメインルートから登る』に続いて、白山を目指して登るルートを紹介する。南竜道分岐から南竜山荘のある南竜ヶ馬場への道でゆるやかな下りが多い。すぐにピンク色のハクサンフウロや白い花が穂になっているイブキトラノオなどの花畑があり、しばらく行ってエコーラインとの分岐付近は黄色のニッコウキスゲが多い。さらにゆるやかに下って行き、南竜山荘が近づいたあたりもニッコウキスゲが多い。南竜ヶ馬場には山小屋の南竜山荘の他に、1室の定員が 5名で、2名以上で利用できるケビンがある。南竜山荘で昼食にカレーライスかそばあたりを食べたいと思ったが、そういった物は無くて、一番腹に貯まるものでカップラーメンと言うことで残念。南竜山荘を過ぎて、展望歩道方面へ歩き、橋を渡ったケビン手前は小さな湿地帯でピンク色の小さな花を咲かせているハクサンコザクラや緑の小さな花の集合体のアオノツガザクラ、白いチングルマが多い。南竜ヶ馬場から白山頂上直下の室堂平へのコースは2つある。トンビ岩コースと展望歩道の2つであり、時間的にはトンビ岩コースの方が近いが、北アルプスの展望が良く、高山植物も多いと言うことで、東側から展望歩道を選ぶことにした。

白山 後編:イメージ2

ケビン手前の小さな湿地帯から橋まで戻って、道標に従って展望歩道を登って行く。初めのうちは木道の緩やかな登りで、右側は緑いっぱいの草原のようなゆるい斜面で、あちらこちらにニッコウキスゲが咲いている。少し登って行くと、左には緑の間にところどころ大きな岩がある。さらに登って行くと木道は無くなって、樹林帯の登りとなる。きつくなってゆく登りをこなしていくと、右側の斜面に高山植物が増えてくる。ハクサンフウロなどの花を眺めつつ、登ると間もなく東方面の眺めの良いアルプス展望台である。東の遙か下の方に深い緑色の白水湖が見える。天気が良ければ東に、北アルプスが見えるはずだが、雲が多くまったく見えない。アルプス展望台からは白山の南の主稜線の登りが続き、石川県と岐阜県の県境の登りである。高度を上げていって、道が緩やかになり樹木が少なくなったあたりで、白山の最高峰である御前峰に向かって歩いていることが分かる。御前峰はなだらかな山で、北アルプスの双六岳と似ているようなおもむきもある。合流すると道は西方向へと向きを変え、緩やかにアップダウンを繰りかえしていく。クロユリの高山種であるミヤマクロユリが増えてくる。緑の中では目立たない黒い百合なので気付きにくい。北アルプスなどではほんとに珍しいミヤマクロユリだが、ここでは、あそに3つ咲いてる、ここにも4つ咲いていると、驚きそして喜んでいたが、そのうちに10くらい咲いている群落があちこちにあるので驚かなくなってきた。オレンジ色のクルマユリがハイマツの間に咲いているのを見つつ、ほぼ水平の道を行き、ハイマツ帯を抜けると先の方に建物がいくつも並んでいるのが目に入る。あっけなく室堂平に到着である。

白山 後編:イメージ3

室堂平(標高2450m)の建物の内、中心に室堂センターがあり、ビジターセンターと宿泊の受付、食堂がある。室堂センターを囲むように宿泊棟が4つあって、定員は750人。宿泊の手続きをして、部屋に案内されるが北アルプスの山小屋より余裕がある感じだ。室堂センターの向かいには白山奥宮祈祷殿があるので、参拝しよう。巫女さんもいて、おみくじもお守りも置いてある。室堂平に着いて、体力に余裕が有れば、白山の最高峰である御前峰頂上まで往復すると良いだろう。登りは40分、下りが30分ほどである。翌朝は、再び山頂に登り、御来光を拝みたいものだ。天気が良くて、御来光が望めそうなときは、日の出の1 時間前に太鼓が打ち鳴らされる。山頂が御来光を待つ人でいっぱいになった日の出10分ほど前から、神主さん?が白山の見どころや、信仰登山の歴史などについて話を聞かせてくれる。このあたりが、信仰の山らしい所だ。私が行ったときには、日の出の時間から30分くらいたってから雲の上に太陽が出てきて、北アルプスも雲の下であった。天気が良ければ、8月上旬なら北アルプスの黒部五郎岳あたりから太陽が姿を見せるらしい。

白山 後編:イメージ4

白山室堂は'01のシーズンまで2年ほど、改装の為に食事の提供が出来なかった。山小屋宿泊派の私は、白山にずっと登りたかったのだが、食堂の改装が終わる '02年のシーズンをずっと待っていたのであった。すばらしい花の群落には会えたが、北アルプスと御来光を拝めなかったので、また次回、雲海の向こうからの御来光を見る為に登ってみたい。

写真は上から、御前峰の雪渓、ハクサンフウロ、ハクサンシャクナゲ、アルプス展望台から三方崩山などの眺め、ミヤマクロユリ

-DATA-

場所:
石川県石川郡白峰村
タイム:
計5時間10分 別当出合(1時間)中飯場(1時間50分)南竜道分岐(20分)南竜ヶ馬場(2時間)室堂
交通:
鉄道・バス(夜行):
池袋、八王子(東京都)、関西、名古屋からの夜行バスで金沢駅へ
鉄道・バス(昼間):
1. 関東からは上越新幹線で越後湯沢へ、特急はくたかに乗り換え金沢へ
2. 関西からは特急サンダーバードにて金沢へ
3. 中京圏からは東海道新幹線などで米原へ、急行加越に乗り換え金沢へ
いずれも金沢からは白山登山バス別当出合行きで終点下車
車:
金沢から国道157号線を白峰村方面へ、白峰温泉の白峰自然保護官事務所の角を右折、市ノ瀬・別当出合方面へ、市ノ瀬の駐車場に車を止め、バスで別当出合へ
駐車場:
市ノ瀬
売店:
別当出合(ジュース・菓子類)
宿泊:
南竜山荘、南竜ヶ馬場ケビン、白山室堂
トイレ:
別当出合、甚之助避難小屋、各山小屋
水場:
各山小屋に有り、別当出合、甚之助避難小屋
携帯電話:
使用不可の場所多い
公衆電話:
白山室堂

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