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チョルダトン レアブリード農場

Jul.14, 2002 イギリス観光農場レポート

「ロンドンもよいけれど、イギリスの良さは田舎にある。」そう思うあなた。自分で確かめてみたいあなた。日本人観光客の定番からはずれて、動物に会いに田園へ行きませんか。チョルダトン=レアブリード農場は、広大な草原地帯、ソールズベリー平原にあります。珍しい品種の家畜達を集めた、ちょっと変わった観光農場で、近代農業に忘れられてしまった動物達に会うことができます。

近くに鉄道の駅はなく、バスも不便ですから、アクセスは車で、ということになります。ロンドンからなら、高速道路M4でニューブリー(Newbury)まで行き、バイパスA34を南へ下り、国道A303線に乗って、西へエクスター(Exter)の方角へ走ります。チョルダトン村のロータリー交差点に、“Cholderton Rare Breeds Farm”と書かれた茶色の標識が見えます。国道A303をそのままさらに西に行けば、ストーンヘンジの遺跡があります。国道A303を降りて、標識の指す方に行けば、右手に村人の家が数件あり、左には目指していた農場の牧草地が広がっています。やがて入り口につくと、舗装のしていない駐車場と、入場券やお土産を売る小さな建物が迎えてくれます。

チョルダトン レアブリード農場:イメージ1

敷地内には、放し飼いの孔雀が勝手に徘徊しており、子連れの孔雀を写真に撮る人も。フラワーガーデンや、鯉のいるウォータガーデンなどを通りぬけると、農場のエリアに出ます。農場には、さらにいくつかのエリアがあり、囲いで分けられた牧草地、アヒルやガチョウの池、ウサギ、鶏、羊がそれぞれいる建物などがあります。羊小屋には、10種類ほどの様々なイギリス在来種の羊達が、名札のついた囲いの中にいます。目が隠れてしまいそうなモジャモジャ巻き毛の羊。鹿のような立派な角をもった、最果てのオークニー諸島の種もいます。生産性がないために、これらの美しい羊達は、イギリスの農家からしだいに姿を消し、血が絶えつつあるのです。大規模農法以前の田園に、彼らがのんびり草をたべていた様子を想像しながら、小屋を巡るのもいいでしょう。また、牧草地の方に足を運んで行くと、原種に近い品種の羊の群れもいます。羊というよりも、ヤギに近い外見の彼らは、寒冷地や痩せた土地でも丈夫に生きるそうです。

チョルダトン レアブリード農場:イメージ2

平原を見渡す牧草地には、大きな豚も何種類か飼われています。その中の1,2種類は、その品種としては、最後の一頭となってしまったものだそうです。当の豚はそれを知ってか知らずか、広い敷地をあてがわれ、楽しそうに泥浴びをしています。と、のんびりと豚達を見ている間に、子豚レースの時間になりました。ぬいぐるみの旗手を背に乗せた(というよりも、背に結わえ付けられた)子豚達が、牧草の端に作られたコースを一斉に走る、草競馬ならぬ草競豚です。子豚達は、ちゃんとまっすぐ走るよう調教してあり、ゴールになくも、のどかで、つつましいアトラクションです。

何種類ものウサギを集めた納屋風の建物、“ラビットワールド”を目当てにここまで来る、ウサギ好きの面々もいます。鶏小屋にいた変な鶏には、都会っ子の連れが大笑いです。フサフサの足をした、大型の農耕馬の親子がくつろいでいる牧草地もあります。また、農地でもガーデンでもない、自然遊歩道もあります。昼間は寝ている野生のアナグマの巣の横を、そっと通り抜けるようになっていて、ちょっとしたハイキング気分を軽装備で楽しめます。

持参のサンドイッチなどでピクニックもできますが、ガーデンにカフェがあり、ちょっとした食べ物やお茶が買えます。持ち込みを用意するのが面倒な私達は、ここで紅茶とサンドイッチを作ってもらって、トレイを庭に持ち出し、遅い昼食兼お茶にしました。夏のイギリスは、アウトドアにかぎります。

チョルダトン レアブリード農場:イメージ3

私達がここを訪れたのは、これで2回目。以前来たときは、実は、売り物件となっていたのです。オーナー夫妻の話をうかがったところ、「もう年なので、引き継いでもらえる方に譲って、引退したい。」とのことでした。今回は、カフェで、新オーナーとお話することができました。オーナーが若返りしても、運営方針は変わらず、珍品種保護を実践する観光牧場の精神を引き継いでおられます。広々とした敷地内は、ガーデンあり、牧場あり、自然遊歩道ありで、ゆったりとした一日を過ごせるところです。また、この農場からの、ソールズベリー平原の景色もすばらしく、空気が爽やかです。学校の休みの日は、家族連れも目立ちますが、私達のような、田園好き、自然好きの大人だけのグループも大満足です。ストーンヘンジなどと組み合わせた、ロンドンからの日帰り旅行や、バース、ソールズベリーなどを組み入れた周遊旅行の立ち寄り先にお勧めです。

場所:
イングランド南部 ウィルトシャー州 ソールズベリー平原の端、チョルダトン村の北。
住所:
Amesbury Road, Cholderton, Wiltshire, SP4 0EW
電話:
01980 629438(英国外からは、国別コード44で始め、市外局番の0を取る)
交通:
ロンドンから車で、高速道路M4でレディングに行き、そこから、国道A303線で西へ42マイル
駐車場:
あり
トイレ:
あり
入場料:
大人 4.5ポンド 子供3ポンド
休憩所:
紅茶、軽食を頼めるカフェテリアあり。持ち込は、ピクニックエリアで。
付近の名所:
ストーンヘンジ、ソールズベリー
E-mail:
group@rabbitworld.co.uk

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