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山手町(山手外人墓地~赤レンガ倉庫)

Jul.06, 2002 横浜お散歩マップ Part3

山手町(山手外人墓地~赤レンガ倉庫):イメージ1

今回は、更に歴史的建造物を求めて、「外国人墓地」を背中に「港の見える丘公園」方面へと進みましょう。ここで一つ忘れてはならないのは、「外国人墓地正門」の存在です。こちらは建設年度不明とされているJ.H.モーガンの作品ですが、昭和20年8月10日に強制撤去された後、23年に写真を基に復元されたものです。正門を背に真っ直ぐ進み、「港の見える丘公園」前の横断歩道を渡ってそのまま歩道を右手に進むと、間もなく「イギリス館」の門が見えてきます。

山手町(山手外人墓地~赤レンガ倉庫):イメージ2

【横浜市イギリス館(横浜市指定文化財)】
1937年に英国総領事館邸として英国人技師により上海で設計されたコロニアルスタイル(主として英国のGeorge王朝様式の模倣)の建物で、建築当初の姿を留めている上に、珍しいコンクリート構造ということもあり、近代建築の特徴を有する貴重な建物と言われています。1969年に横浜市が買収し、2階に復元室と展示室を設け、2002年1月より一般公開されておりますので、外からしか眺めることができなかった方も、是非、もう一度、足を運んでみて下さい。また、「山手111番館」内のローズガーデン側から見る建物は特に美しく、特徴である白壁と赤い屋根は必見です。

山手町(山手外人墓地~赤レンガ倉庫):イメージ3

【山手111番館(横浜市登録歴史的建造物)】
1926 年にJ.H.モーガンの設計により英国人両替商ラフィンの住宅として現在地に建設されたこの建物は、芝生が敷き詰められた前庭から眺めた後、裏のローズガーデン側に廻って眺めてみると、地形の高低差を巧く利用していることが分かります。また、左右対称の立面を持つスパニッシュスタイルのこの建物の他にも、付近には、「山手聖公会」や「ベーリック・ホール」など、関東大震災後の山手の居留地時代の面影を残す彼の作品が多数現存しており、それぞれが特徴的な建物となっておりますので、色々な角度から見比べてみるのも良いでしょう。また、敷地内には「大佛次郎記念館(有料)」や「県立神奈川近代文学館(有料)」もありますので、何度か足を運んで少しずつ楽しんでみてはいかがでしょうか。
【港の見える丘公園】
1962年に海港当時に英国兵舎があったところを整備し作られた公園で、1971年にはフランス軍の駐屯地であった「フランス山」が市に譲渡され、1996年に「山手111番館」の敷地を取得し、現在の規模となりました。園内のローズガーデンは5月と10月頃が見頃となっておりますが、年間を通して季節毎の花を楽しむこともできます。

山手町(山手外人墓地~赤レンガ倉庫):イメージ4

元町、または中華街に戻る場合には「山手外人墓地」沿いの「見尻坂」か、元町公園内の「貝殻坂」を下ると緑豊かで気持ちが良いのでおすすめです。また、「山下公園」に向かう場合には「港の見える丘公園」内のフランス山の樹林を下るか、並列している石段を下り、園内から続く歩道橋を渡って「横浜人形の家」の入り口前(2階)を抜けて「山下公園」へと入るのがおすすめです。多くの観光客は真っ直ぐ園内へと入ってしまうので、あえて園内には入らず、「山下公園通り」の銀杏並木をのんびりと桜木町方面へと散歩してみるのはいかがでしょうか。

山手町(山手外人墓地~赤レンガ倉庫):イメージ5

【山下公園】
1923 年の関東大震災時には、海岸通り前の海は瓦礫の山となりました。そのような中、復興事業のひとつとして昭和5年に日本初の臨海公園として整備されたのがこの公園で、現在も中央の噴水広場と西側の芝生広場に開園当時の基本形態を見ることができます。また、今春より山下公園内から「赤レンガ倉庫」方面へと「山下臨海線プロムナード」が開通しましたが、今日はあえて歴史を感じる為に古い道を歩くことにしましょう。「山下公園通り」を開港広場方面へと進み、右手に「横浜大桟橋国際客船ターミナル」の表示が見えてきたら右折します。そのまま左手のプロムナードの脇道を港に入っていくと、横浜らしい雰囲気を味わうことができ、夕暮れ時には「みなとみらい21地区」に沈む夕日が幻想的な雰囲気を醸し出してくれるでしょう。
【山下臨海線プロムナード(山下埠頭臨港鉄道線跡)】
1965 年に開業した「山下埠頭臨港鉄道線」は、貨物の取扱量の減少から1986年に営業を中止し、2000年には高架の構造物等を撤去しました。今では「横浜大桟橋国際客船ターミナル」の文字が表示されている高架跡等、ごく一部の面影しか残されておりませんが、周囲を細かく観察すれば、昔ながらの港町横浜の雰囲気を充分に味わうことができるでしょう。

山手町(山手外人墓地~赤レンガ倉庫):イメージ6

ここから、一旦、山下公園通りに戻り、「赤レンガ倉庫」方面へと進むこともできますが、ここでも横浜の歴史を感じる為に、あえてそのまま海沿いに「山下臨海線プロムナード」の下を歩いてみましょう。この道を歩いているだけで、停泊している船や荷物を下ろす為のクレーンなど、幾つもの歴史を感じることができるはずです。最初の角を左に曲がり、駐車場を抜けて開港の道に合流し、かつて鉄道が通っていた名残である線路跡を利用したプロムナードの前を過ぎると、いよいよ「赤レンガ倉庫」に到着です。

山手町(山手外人墓地~赤レンガ倉庫):イメージ7

【赤レンガ倉庫(赤レンガパーク)】
赤レンガ倉庫は明治40年から大正2年にかけて建設された第一級の歴史的建築物で、早くから異国との交流があった横浜の港には、かつて一大レンガ倉庫群が築かれていたそうです。その一つが現在の「赤レンガ倉庫」となりますが、建設当時の最高水準をとり揃え、内部には荷役用のエレベータやクレーン、そして鉄材使用の本格的な防火構造を持っており、横浜の古き時代の面影が偲ばれる貴重な建物です。私にとって、「赤レンガ倉庫」と言えば、かつて、いたずら書きと劣化した倉庫、そして人影が全くないその異国情緒溢れる雰囲気にふと時を忘れてしまいそうな気持ちになったことを思い出します。しかし1992年に横浜市が国から取得した以降に行われた建物補強工事などにより、今では当時の面影は全く感じられません。現在はホールやショッピングモールとして生まれ変わり、広々とした公園へと移り変わりました。「赤レンガ倉庫」を後にして「みなとみらい21地区」へと足を踏み入れましょう。アーチを抜けたら歴史の町の散歩はおしまいです。ここからは現在の横浜を楽しみましょう。

-DATA-

場所:
神奈川県横浜市中区山手町~桜木町近辺
交通:
JR根岸線 石川町、関内、桜木町
駐車場:
石川町駅付近、元町商店街付近、山下公園付近、新港地区付近(但し、山手付近にはない)
トイレ:
見学可能な洋館内、公園内、他各所

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