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北大路、北山をたずねて

Jun.13, 2002 京都、新名所散策

京都の中でも大学が多く集まるのが北大路、北山周辺だ。北大路バスターミナルは朝早くからバスを待つ学生の行列。通学するには少し不便なようだが、京都の大学というだけで憧れてやってくる人も多い。学生さんをもっと呼び込んで京都の街も活性化されると嬉しいですね。だが、京都と言えば、東山、嵐山などの有名スポットはよく知られていて当たり前。観光客の心をグッとつかんでいます。しかし、近年は俗化しすぎていて風情がなくなってきたとの声もあります。だから、人ごみで疲れた人は、ちょっと違った所に足を運んでみるのもいいんじゃない?と思いまして、ここ北大路、北山周辺にスポットを当ててみました。

北大路、北山をたずねて:イメージ1

京都駅からバスで40分ほど北へ進むと、北大路通りに面している大徳寺に到着です。大徳寺は鎌倉時代末期に創建され、南禅寺と並んで「五山の上」と仰がれていたこともあった。豊臣秀吉が織田信長の葬儀をここで行ったことも有名。北大路通りからの参道はほぼ100m。道の両端には立派な大木が植えられているので、歩いていても気分がいい。時折、ベンツなどの高級車が通り、京都のお寺の格式高いことが感じられた。参道の突き当たりにくるとオレンジ色の建物が目に飛び込んでくる。これが「金毛閣」だ。千利休が創建し、ここに自身の像を安置したとして秀吉の怒りをかい、切腹を命じられたとか。派手好きの秀吉が、他人が目立つことを嫌ってしたことだったのであろう。大徳寺境内には21院の塔頭寺があるが、通常公開しているのは、瑞峰院、竜源院、高桐院、大仙院の4院だけだ。ただ、現在ならNHKの大河ドラマ「利家とまつ」で有名になった「芳春院」が見学できる。(一般、600円)芳春院は前田利家の妻松子が建立。前田家の菩提寺とされている。中は禅寺の暗い印象はなく、庭と池が温かい気持ちにさせてくれました。まつの人柄のおかげでしょうか。この芳春院へは朝早くから観光客を案内しているタクシーの運転手さんを多くみかけました。テレビの影響ってすごいですねえ。私もその一人ですが。そして、大徳寺を訪れたら精進料理を味わいたいですよね。境内の大慈院にある老舗の「泉仙」は鉄鉢料理で有名。その他、大徳寺通りの「大徳寺一休」など昔ながらの町屋風建物のお店も多い。

北大路、北山をたずねて:イメージ2

大徳寺から北大路通り沿いに東に歩くこと20~30分。京都府立植物園は鴨川の橋を渡るとすぐの所にあります。園内の入り口に到達するまでに通るのが「くすのき並木」。樹齢80年のクスノキが200mにわたって続く。なんだか森に森林浴に来た気分になれますよ。そして入り口をくぐるとそこは一面のお花畑。この正門花壇は1年草を中心とした四季の草花を観賞できる。色とりどりの花の背景に北山の山々が目に映りこんでくるから景色は抜群。思わず写真を何枚も撮っちゃいました。そしてこの花壇の左横に位置するのが、国内最大級の観覧温室。(入観料、一般200円)内部は世界の熱帯植物の生態系に分類され、世界最大の花のラフレシアや魅惑のマングローブ林などが楽しめる。そして園内はまだまだこれから始まります。季節にもよるが桜、梅、菖蒲などの園芸植物が出迎えてくれます。各花ごとにゾーンで区切られているから見学しやすいですよ。私が行った時はちょうど梅雨の時期だったので、アジサイ園がみごろでした。ピンク、白、ブルー、紫と色も豊富でよく見ると花の種類もどことなく違いました。自分の背丈ほどあるアジサイがすこしダイナミックな植物に思えました。また、大広場があるのでお昼のお弁当を持ってゆっくりとくつろぐのもいいですよ。大広場の奥には菊やさまざまな鉢植えの展示もされているのでアマチュアカメラマンの方々の姿も多く見うけられた。ほか、写生をしているご婦人や学生さんもいらっしゃいましたねえ。私も小学校の時、写生大会にきました。その時は、あまり楽しいとは思いませんでしたが。絵心がある方は十分に楽しめるも思いますよ。また、植物園会館もあり、研修室や展示室で音と映像で植物について学習することもできます。園内はかなり広いので一日時間をかけてもいいくらいです。子供からお年寄りまで幅広く楽しんでもらえると思います。ちなみに、60歳以上の方は身分証明書持参で入園料無料です。(一般、200円)

北大路、北山をたずねて:イメージ3

植物園は有名ですが、植物園の西隣の鴨川東岸、河川敷の「なからぎの道」はあまり知られていないかもしれません。ここは北大路橋から北山大橋までの800m ほどの道が桜のトンネルになっているのです。春にはシダレザクラが開花し、桜の新名所となっています。鴨川の風情と桜のトンネルが情緒をかもし出し、京都でもめずらしい風景を楽しめると思います。また、鴨川を眺めながら初夏の新緑を味わうのもいいかもしれませんね。

北大路、北山をたずねて:イメージ4

この鴨川の流れる下鴨から上賀茂にかけての広い地域は弥生時代後期の集落跡が多く確認され、植物園北跡と命名されている。ですから、洛北上賀茂周辺は京都盆地の中でも早くから人々の住む地域だったと言われている。そして、その歴史は上賀茂神社と共に歩んできたのです。上賀茂神社は京都一古い神社といわれ、北野天満宮、八坂神社に並んで年始の初詣の人々で賑わう。その上賀茂神社とは北山大橋から北へ徒歩10分。大きな朱鳥居をくぐると広々とした芝生が目に入る。この芝生は神社の方が丹精に整えられているのでむやみに入って寝転んだりはしてはいけない。すがすかしい気分で歩きながらニノ鳥居を抜けると、立砂(たてすな)が正面にあります。これは方除けの信仰を集める上賀茂神社特有のもので、お清めの砂の起源となりました。鬼門や不浄の地に斎砂をまき清めるのは、この立砂からはじまったと言われている。また、本殿手前には御手洗川(みたらしかわ)が生い茂る樹木の中を流れ、神域ムードを盛り上げている。幼いお子さんが水遊びをしても危なくない、流れのゆるやかな小川です。そしてこの川は、神社外の社家(しゃけ)町へそそがれていきます。社家町とは土橋や土塀、昔ながらの母屋が立ち並ぶ、町並み風景のこと。代表的なものが錦部家旧宅、西村家別宅で、こちらは一般公開されている。その町並みの中に漬物のなり田、すぐきや六兵衛など老舗店が構えている。実は私が学生の頃、なり田さんで少しアルバイトをしていました。店には有名芸能人の方も来られたらしいです。漬物を詰めたり、重さを量ったりと、地味な仕事でしたが味見する漬物はどれも美味しかったのを覚えています。また、神社の西にあるやきもちの神馬堂も有名。1個 100円のアツアツのやきもちは 是非ご賞味いただきたい。神社前には京都産業大学へ行くスクールバス停があり、授業時間前には学生さんの列が並ぶ。さすがは大学の街、京都という感じです。

今回は行けませんでしたが、上賀茂神社から社家町を抜けると大田神社があり、さらに行くと深泥池があります。この辺りは住宅街なのでとても静かなところです。バスなどの交通機関はあまりないので歩くのが良いでしょう。深泥池から少し南へ下がると北山通リへ出られ、オシャレなお店が多いので買い物なんかも楽しめます。北山からなら京都駅行きの地下鉄が走っているので20分ほどで都会の景色にもどれるということです。この北山から入るルートもありますが、ついつい買い物で終わってしまいそうでしたので、あえて今回は北大路通りから散策してみました。

-DATA-

場所:
京都府京都市北区
交通:
京都駅から市バス205、206番で大徳寺前下車(乗車時間30~40分)
駐車場:
京都府立植物園あり、1回800円
トイレ:
各所にあり。

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