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お鷹の道で都会のオアシスを発見

May.28, 2002 自然の中を気軽に楽しみたい

お鷹の道で都会のオアシスを発見:イメージ1

JR国分寺駅を出て、国分寺街道の案内看板をたよりにして歩いていくと、住宅地を抜けるころに突然小さな小川が現れ「お鷹の道」という看板にぶつかります。江戸時代、将軍が鷹狩りに出かけるときに、ここを通ったことから名づけられたという「お鷹の道」。実は、この道に沿って流れる小川の先に日本全国から選定された「名水百選」の一つがあるのです。都心からほど近いこのような場所に環境省から選ばれた名水があるなんて…胸は高鳴ります。そんなわけで、わたしは、からになったペットボトルを持参して都会のオアシスを探しにいきました。

お鷹の道で都会のオアシスを発見:イメージ2

お鷹の道は、とても静かなところで、本当にここは東京なの?と思うくらいに緑は多く風情があります。「カワニナをとらないで」と書かれた看板がたくさんありました。カワニナって何?と思って後で調べてみたら、蛍の幼虫の食料のことでした。ここには蛍が生息していて、とても大切にされているのです。なので、その食料となるカワニナ(タニシ)をもっていかれないように注意しているのでした。蛍が住む小川ということは、それだけ綺麗な水ということですよね。スイスイと泳ぐアメンボウも目につきました。また、小川には白いカラーの花が咲いていました。自生しているカラーの花を見るのは初めてです。近所の有志の方々の努力で、小川だけでなく、付近の水路や道なども手入れされていて、本当にゴミひとつない綺麗な道でした。お鷹の道周辺には無人の野菜売り場もあり、近所に住む農家の方が新鮮な野菜を並べています。代金は品物と引き換えに料金箱に入れるシステムで、かなりお買い得。野菜をもって帰る袋を用意してくるといいかもしれません。

お鷹の道で都会のオアシスを発見:イメージ3

お鷹の道を150mほど行くと、右手に「真姿の池」があります。ここは、平安時代の美女、玉造小町が、病で醜くなった顔をお告げ通りにこの池で洗ったところ、もとにもどったことから名づけられた池です。ここの池の湧き水が、小川の主水源。池には弁天様がまつられていました。その反対側に、きれいな水たまりがあり、そこが湧き水の給水ポイントです。まずは、近所の常連さんの汲んでいる様子を見学してから、わたしも真似て挑戦してみることにしました。川に落ちないようにドキドキしながら、木の柵にのり、ちょうど水が噴出しているところから、透明度の高い水を汲んでみました。念のため言っておきますが、看板にも「なま水では飲まないでください」と注意されていますので、ここで汲んだ水は沸騰させてから頂きましょう。わたしはペットボトルに汲んで、おみやげとして大切に持って帰りました。

お鷹の道で都会のオアシスを発見:イメージ4

お鷹の道を抜けると、国分寺万葉植物園にでます。万葉集で詠まれた植物がたくさん植えられていて、植物の前には植物名と歌の説明看板があります。(園内無料 10時から16時まで 電話042-325-2211)わたしは、万葉集がとても好きなのですが、知っていても実際に見たことがなかった植物「このてがしわ」を見ることができ、感激でした。意外に小さい球果でやはり不思議な形。枝や葉が子供の手のひらを合わせたようにたっているので、「児の手柏」と呼ばれたといいます。木の横には、大田部足人の詠んだ「千葉の野の 児手柏の 含まれど あやにかなしみ 置きてたか来ぬ」の歌看板が掲げられていました。その他、「花いかだ」や「たわみずら」など珍しい植物もたくさんありました。なお、園内には文化財保存館(入館無料 月休)もあり、古代のこの土地の様子がわかるしくみになっています。

お鷹の道で都会のオアシスを発見:イメージ5

今国分寺跡を出て、武蔵国分寺公園にいきました。現在は、礎石を残すのみの広々とした原っぱですが、かつては全国でも最大級の七重搭があったところです。想像力を働かせつつ、芝生の上でしばし休憩しました。ここには、レジャーシートを敷いて本を読んだり、おしゃべりをしている人がけっこういました。大きなポプラの木もあり、風が吹くとさわさわと木々を揺らす音が心地いいです。葉の揺れる音がこんなにするものなのか、風がこんなに気持ちいいものかと、芝生に腰を降ろし、空を眺めつつ初夏の微細な自然を感じることができました。緑の中の休息ポイントとして、ここはオススメです。エネルギーチャージの場所としてもオススメ。わたしはここで持参したお弁当を食べました。

お鷹の道で都会のオアシスを発見:イメージ6

ここから、また15分ほど歩き、武蔵野線のガード下をくぐると黒鐘公園(国分尼寺跡)にでます。そこで、わずかに残る切り通しの道、旧鎌倉街道を歩いてみました。木々がうっそうと茂る古い古道は、少しひんやりしていました。冷たい土の香りもするようで、100mほどしか残っていない道ですが、ムード満点でした。ここから「いざ、鎌倉へ」と軍備を整えた並列が通っていったのだなぁ、と歴史を思いつつ、帰りは西国分寺駅から帰宅の途につきました。さて、後日談ですが、持ち帰った水は、沸騰させ、コーヒーを入れて飲んでみました。甘い軟水なのでしょうか、水出しコーヒー(ダッチコーヒー)のような柔らかい口あたりでとても美味しかったです。実験として水道水でいれたものと比較してみましたが、あきらかに違う味。自然の恵みに感謝です。そして、湧き水を守ってくれている地域の方々にも感謝。ぜひ、美味しい水を味わい、自然の有り難さに触れてみてください。

-DATA-

場所:
東京都国分寺市
歩いたコース:
国分寺駅→お鷹の道→真姿の池→国分寺跡 万葉植物園→武蔵国分寺公園→黒鐘公園(国分尼寺跡)→旧鎌倉街道→西国分寺駅
※案内看板が多く出ているので、比較的分かりやすい。
トイレ:
万葉植物園内、黒鐘公園(国分尼寺跡)にあり。
食事処:
少ないのでお弁当などもって行き、武蔵野国分寺公園で食べるといいでしょう。
問い合わせ:
国分寺市観光協会
TEL:042-325-0111

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