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残雪の尾瀬沼 前編

May.01, 2002 氷結した尾瀬沼を目指し大清水から歩く

残雪の尾瀬沼 前編:キクザキイチゲ

尾瀬沼は標高が1665mと尾瀬ヶ原より高く、11月から4月まで雪だけの世界となる。雪は3m以上積もり、4月末に尾瀬沼畔の一部の山小屋が小屋明けする頃でも例年3mの雪があるという。去年のゴールデンウィークは、尾瀬ヶ原を歩いたが、今年こそ念願の尾瀬沼へ行こうと以前より計画していた。尾瀬沼への群馬県側の玄関口である大清水の湿原ではミズバショウが咲いていることもあり、出掛けることにした。なお、雪道の登り降りが多いことからストックがあると良い。また、スキー場と同じように、雪からの反射で紫外線が多いので、目を保護するために、紫外線をカットするサングラスがあった方が良く、日焼け止めも必要である。

残雪の尾瀬沼 前編:フキノトウ

2002年は大清水への路線バスが5月1日より走り始めたが、本数が少なく、朝早く大清水へ着きたかったこともあって車で行くこととした。戸倉を過ぎて春めいてきた林の中を走る。右側に所々、山桜が咲いている。標高の高いこのあたりでは、今が桜の見頃のようだ。やがて、左側にミズバショウの咲く小さな湿原が見えてくる。旅館や土産物屋が数軒有って、林道の入口がゲートでふさがれているところから、右へ坂を下ったところに無料駐車場があるので、そこに車を停める。身支度を整えたら、標高約1180mの大清水から歩き出す。車止めの横を通って、林道を歩き始める。一之瀬まではゆるやかで単調な登り坂が続く。大清水から一之瀬で林道が終わるまで、道の右側は林道より低くなっていて、少し離れたところに片品川が流れている。林道の左側は荷鞍山から白尾山の山腹にあたり、斜面になっている。歩き始めてしばらくすると、道の両脇に淡い紫色のキクザキイチゲがあちらこちらに咲いている。白いキクザキイチゲも紫の花に混じって所々にある。左側の道端や、斜面にはフキノトウが花を付けている。ネコヤナギの木にはフサフサした花がたくさん付いている。先へ進んで行くと、林道に大きな石が落ちていた。左側から落ちてきたのだろうが、気を付けなくてはいけない。

残雪の尾瀬沼 前編:ショウジョウバカマ

一之瀬の休憩所が右側に見えてくるが、トイレが使えるのみで、ゴールデンウィークの時期は売店は閉まっている。一之瀬休憩所を過ぎて三平橋を渡ると、林道が終わりとなり、道標に従って尾瀬沼方面への登山道に入る。道は雪解けで出来た水たまりの箇所があったり、雪の上を歩くところも出てくる。そして雪が解けたあとを歩くところもある。今年は積雪量が少な目だったのと、3月から4月の気温が高かったことで残雪が少ないと言うことで、例年のゴールデンウィークなら一之瀬から先は雪ばかりだと言うことだ。登っていくと、雪の上を歩く方が多くなる。左側が切れ落ちてはるか下に川が流れているという箇所もあるので、慎重に歩を進める。雪の上を歩いて行くが、私が行ったときは踏み跡があったが、ゴールデンウィークの初め頃には踏み跡も無いのだろう。このルートを歩いたことがあって、ある程度、周囲の地理を分かっていないと道が分からないと思う。冬路沢(ふゆみちさわ)に架かる橋を通って更に登る。左から水が湧き出していて、マグカップがひもにつながれている。尾瀬沼までのコース中で、唯一の水場の岩清水である。ベンチがふたつあり、雪が解けているので座ることが出来た。ここから少し登った所にもベンチがある。

残雪の尾瀬沼 前編:三平見晴での景色

この岩清水のベンチを過ぎた所から道は急になり、木の階段が現れる。階段には雪の残っているところも、雪が解けているところもある。雪が解けかけているところでは、階段の板の間に足を降ろして踏み抜かないように注意が必要だ。登山道は左へ、右へとジグザグに登っていく十二曲がりになる。十二曲がりの登山道脇の雪が解けた斜面には、ショウジョウバカマが赤い花を付けている。ジグザグが本当に12あるかは分からないが、階段や坂の登りが終わって、緩やかな登りの木道になると、三平見晴である。皿伏山の向こうには、尾瀬ヶ原の西にある至仏山のてっぺんのみが見えている。ここからは天気が良ければ富士山も見えるという。再び歩き出すが、木道はすぐに終わって、林の中の緩やかな登りである。道は雪が完全に覆っているが、2002年は片品村の遭難対策本部によって、木などにピンク色のリボンがある間隔で付いているので、それを目印にして歩いていく。ゆるやかな坂を登っていくと雪に半分埋もれた案内地図がある。ここが標高約1760mの三平峠になる。

(後編『雪におおわれた尾瀬沼と大江湿原を歩く』に続く)

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