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駒ヶ岳(2002m)

May.26, 2002 花咲く稜線漫歩

2002年、午年。このことで、今年注目を集めている山がある。富山県魚津市と宇奈月町にまたがる駒ヶ岳(2002m)である。これまで夏道がなく、残雪期の山であったが、昨年、ブナクラ峠修復グループが、今年に合わせて駒ヶ岳に夏道を刈り拓いた。今回は山仲間8名で宇奈月町から入山し、僧ヶ岳を経由して駒ヶ岳を目指すコースをたどることにした。

駒ヶ岳(2002m):イメージ1

宇奈月温泉街からスキー場を通り、林道を車で走る。雪解けにより法面はいたるところで崩れている。崩壊と補修のいたちごっこが続く。標高1043m の広場まで車で上り、ここから先は第三登山口から歩くことになる。鉄ハシゴを使って宇奈月尾根に取り付き、林の中を歩いていく。中継地の僧ヶ岳が、本日山開きとあって関係者が先行し、いたるところにペナント、ペンキマークをつけている。この時期は、夏道が途切れ雪渓上を歩くこともあるので、足元には十分気をつけたい。僧ヶ岳の雪絵は消えたが、北側の谷筋にはまだ雪がついており、山スキーが楽しめそうである。雪渓の端を歩いて、滑れそうな谷を物色しながら夏道に戻る。路傍にはカタクリ、シラネアオイ、コイワカガミ、ニリンソウ、ツバメオモトなど多くの花が咲いており、登山者の目を和ませる。特にカタクリは、いたるところで群生しており、その数の多さに驚かされる。生息場所が登山道に近いので、踏み荒らされないことを祈るばかりである。

駒ヶ岳(2002m):イメージ2

僧ヶ岳山頂手前、仏ヶ平で一息つく。日差しは夏のようだが、立ち止まると吹き抜ける風は冷たい。山頂に目をやると、点のような人影が動いているのが見える。ここからもうひとがんばりで僧ヶ岳山頂となる。山頂でまず目に飛び込むのは、堂々たる雄姿の毛勝山だ。同行のメンバーが口をそろえて「かっこいい~」と褒め称える。休憩がてら山座同定を行った後、一路駒ヶ岳へと向かう。駒ヶ岳への稜線上は、すでに雪は消えており、すべて夏道を歩いた。尾根伝いの夏道は、ササが幅広く刈り取られていて、大変歩きやすい。僧ヶ岳からいったん北又乗越まで標高を下げ、北駒ヶ岳(1914m)を通過していく。山頂直下にはザイルつきの岩場があるが、落ち着いて通過すれば問題ないルートである。

駒ヶ岳山頂に立つと、360度遮るものがない抜群の眺望である。南には毛勝山、ウドの頭、滝倉山、サンナビキ山、駒ヶ岳へと剱岳北方稜線が連なる。剱岳は残念ながら雲の中であった。東斜面には雪がたっぷり残っており、山スキーの衝動に駆られる。記念写真は、山名・標高を記した真新しい看板と一緒に1枚、毛勝山をバックに1枚と2パターン撮影した。山頂からの景色を眺めながら、昼食を摂るのは最高の気分だが、風が吹くと遮るものがないので、防寒着は必ず持っていきたい。雪が残っているくらいなのだから、まだまだ寒いのである。

山頂の眺めを満喫したら往路を戻り下山する。僧ヶ岳まで登り返すのが、疲れた体には長くて辛い。僧ヶ岳山頂で改めて駒ヶ岳を見て感慨にふける。あとはテンポ良く下るだけだが、雪付きの斜面では、スリップに十分注意したい。心配ならば、ピッケルでステップを切るくらいのことはしたい。また、雪解け水で岩場が濡れて滑りやすくなっているところもある。淡々と歩いて出発地点まで戻れば、宇奈月温泉が待っている。

-DATA-

場所:
富山県魚津市・宇奈月町
富山地方鉄道宇奈月温泉駅手前に、僧ヶ岳登山道の看板あり。道は細く曲がりくねった上に、法面が崩落している個所もあるので、車の運転には注意
交通:
タクシーなら平和の像まで入れる。自家用車なら1280m登山口まで入ることができるが、通常は1043mの広場に駐車し、林道を300m歩いて第三登山口からスタートする。
駐車場:
1043mの広場に数台停まれるスペースあり
トイレ:
現在はないが、設置の動きあり
水場:
なし
携帯電話:
駒ヶ岳山頂で使用可能(J-PHONE)
参考タイム:
第三登山口(1時間50分)烏帽子尾根と宇奈月尾根の分岐(40分)仏ヶ平(30分)僧ヶ岳山頂(50分)北駒ヶ岳(35分)駒ヶ岳山頂(30分)北駒ヶ岳(45分)僧ヶ岳(45分)烏帽子尾根と宇奈月尾根の分岐(1時間40分)第三登山口
登山上の注意点:
残雪期は、登山道が雪に埋もれていることがあるので、下山時のスリップには気をつけたい。また、ルートを誤り谷筋に入らないように。

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