トレッキングレポート

サブナビゲーションをスキップ


フィールドレポート

現在のレポート数は811件です。

最新記事
最近のコメント
カテゴリー
バックナンバー

Since Apr.01,2000


« 中津山トレッキングレポート:トップページ清澄庭園で奇石名石&鴨ウオッチ »

伊予富士

Feb.9, 2002 石鎚連峰の懐へ雪の中進む

伊予富士:イメージ1

寒波来襲の週末。炬燵でオリンピックの開会式というのもいいのだが、どうも天気は良いようだ。そうなると雪山を目指したくなる。早起きして身支度整え、熱いコーヒーをテルモスに詰めると、まだ暗い高速に飛び乗った。四国の中でも豪雪地帯といえる、石鎚連峰の中でも比較的アプローチがしやすくて、登山口の標高が高く、コースタイムが短めの峰、伊予富士へ向かう。実は最後まで寒風山とどちらにしようか迷ったのだが、分岐点まで行って決めようと、いよ西条インターを降りた。国道11号から国道194号へ。朝早いのでアプローチは恐らく凍結した道を進まねばならない。より雪の少ないと思われる高知側から登山口へ向かうことにする。真新しい、四国最長のトンネル「新寒風山トンネル」を抜けて高知へ。すぐに寒風山への案内板があり、左折。細い道を「旧寒風山トンネル」を目指して登っていく。ヘアピンをいくつか越えると道に雪が増えだす。慎重に進む。やがてトンネルの手前の駐車場に到着。既に10台ほど車が停まっていて、僕はなんだか最後発っぽい。

伊予富士:イメージ2

アイゼンをつけ登山口へ。冬型の天候のため、高知側はすこぶる晴天。この青空が頂上でも続いていたらなぁと登り始める。いきなり急勾配。ところどころ雪が凍っていて危ない。正直、普段運動不足の僕には辛いスタートだ。樹林帯の中を標高をどんどん高めていく。樹林帯といってもすっかり葉が落ちていて日差しが差し込み明るく気持ちいい。インナーのフリースを脱いでも暑い。小鳥のさえずりも賑やかだ。上を見上げると青い空の中に白い雪を抱いた峰が見える。伊予富士ではなく支尾根のコブだと思うが、充分美しい。単調な急登も十分気がまぎれる。マイペースを保って登っていくとやがて木の背丈が低くなり、笹原に出る。道も平坦で、どうやらここが桑瀬峠だ。伊予富士方向への踏み跡はあるが、ちょっと峠の先まで出てみる。西条市街から瀬戸内海が一望だ。灰色の雪雲が湧いてきていてすっきりしないが大展望ではある。雪だまりでは二人組みがスノーシューを満喫していた。ここから右手に向かうと寒風山、左手だと伊予富士。寒風山のほうがやや北よりな為か、頂上付近に雲が迫っている。頂上がはっきり見えている伊予富士に向かうことにした。

伊予富士:イメージ3

雪に覆われた笹原を進む。踏み跡が減ったので、ちょっと道をずれると雪に足が腿まで埋まる。雪の上には動物の足跡が転々としていて、眩しい日差しと相まって美しい。時折北風が猛烈に吹き付けるが、尾根のルートが南側を通っているので多少風除けになる。途中しゃがんでカロリーメイトとコーヒーを腹に入れる。僕は空腹を感じ出すとよけいに疲れるのだ。急な登りに入り、振り返ると寒風山の向こうに笹ヶ峰も顔を出している。登りきってモミの木の林を抜けると、今度は目の前に存在感のある伊予富士が顔を出した。なるほど、「これが富士?」という山容だ。その奥にも瓶ガ森にかけての峰が続いていて、「富士=独立峰」のイメージには合わない。とはいえ、雪で真っ白の伊予富士は荘厳な感じを漂わせている。

伊予富士:イメージ4

ゆっくりと慎重に歩を進めて手前のピークを越える。下りきると平坦な笹原で、ここからが最後の急な登りだ。1組のパーティがザイルなどを使って、雪上の訓練をやっているのが下からよく見える。登り始めは完全に凍った道だ。アイゼンを効かせて登っていく。直登に近い場所は、なるほどザイルが欲しいぐらい危なっかしい。靴を横向きに慎重に進む。きついのだが、この上が頂上だと思うと踏ん張りがきく。低い背丈の木は全部樹氷だ。息を切らせて登りきった。1,756m の伊予富士山頂。目の前には瓶ガ森がどっしりと構えている。瓶ガ森林道から夏に見ると単なるピークぐらいに見えるのだが、今、こうして伊予富士から見ると、雪で覆われた瓶ガ森はかなり迫力がある山塊だ。

なお、直下に瓶ガ森林道が見えていて、伊予富士直下から降りることもできるが、林道は鷹ノ巣山をぐるっと巻いており、かなり長距離。しかも全線ツボ足覚悟。お勧めできない。来た道を戻ろう。

-DATA-

場所:
愛媛県西条市
交通:
JR予讃線伊予西条駅からタクシー。45分。
タイム:
登山口 -(50分)- 桑瀬峠 -(70分)- 頂上
駐車場:
登山口に駐車場あり
トイレ:
登山口
自動販売機:
無し
携帯電話:
コース内全て圏内。電波弱い個所あり。
連絡先:
西条市役所 0897-56-5151

コメント(0)

コメントはまだありません。

コメントを投稿

(いままで、ここでコメントしたことがないときは、コメントを表示する前にこのブログのオーナーの承認が必要になることがあります。承認されるまではコメントは表示されません。そのときはしばらく待ってください。)

コメント投稿フォーム

ページのトップに戻る