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塔ノ丸

Jan.20, 2002 稜線歩きで雪の感触を楽しむ

塔ノ丸:イメージ1

記録的な暖かさが続いた一月中旬。やっと寒波が戻って来たので、ちょっと雪を求めて剣山山系を目指すことにした。とはいえ、還暦をとっくに過ぎた父が一緒なのでハードなルートは無理が出る。そこで今回は、比較的登山口からの標高差の少ない、「塔ノ丸」にて雪の感触を楽しむ。塔ノ丸へは貞光町から剣山の登山口、見ノ越に向かうルートをとる。季節的に車でのアプローチも細心の注意が必要だが、このルートは途中の「剣山スキー場」のおかげで比較的除雪が行われており、時間は夏場とあまり変わらない。スキー場からは車の台数もぐっと減る。アクセル、ブレーキ、ハンドルと神経を集中して進んで欲しい。

塔ノ丸:イメージ2

スキー場から5分ほどで塔ノ丸登山口。僕らはもう少し先に行った夫婦池で身支度を整えることにした。夫婦池は道の両側に雄池と雌池があるが、どちらも見事に結氷している。氷の上に雪が降り積もり、神秘的な光景だ。登山口は雌池の西側になる。ウラジロモミの林の中、早朝の凍った空気が立ち込めている。

塔ノ丸:イメージ3

木々の枝も全て凍っている。とても静かだ。ときおり風が吹くと、積もっていた雪や張り付いていた氷が頭の上に落ちてくる。そこそこ大きな氷も固まりも落ちてくるので帽子は必ず必要。樹林帯を緩やかに登る。踏み跡を頼りに進むが、赤いテープなど確認しながら細道を行く。谷川に傾斜した歩きにくい部分もあるので慎重に。なんとなくスキー場の音楽らしきものが聞こえてくる。なんでスキー場は大音量で音楽などかけるのだろう?程度の低い文化だなぁと思う。

塔ノ丸:イメージ4

何度かアップダウンを繰り返すと稜線に出る。林を抜け、笹原になる。雪の量が少なくなった。ただ、吹き溜まりのような所は1m近く積もっているようだ。場所によっては完全に雪がなかったりする。風と日射と様々な要因が重なって違いを作っているのだろう。そんなことを父と不思議がりながら笹原を行く。あいにく視界はさっぱりで、雪こそ降らないがどんよりとガスで覆われている。稜線に出ているので晴れていれば、剣山、次郎笈、三嶺の見事な雪を被った尾根が見られるに違いない。残念だ。剣山に登った時にいつも「絶景だなぁ!あれが塔ノ丸か」と眺めている逆が見られるのだから、それこそ絶景だろう。

塔ノ丸:イメージ5

ガスで先があまり見えない分、ピークが見える度に、「あれが山頂?」と思ってしまう。登山口から4km。なだらかな稜線でもあるのでけっこう歩く。ん、今回のピークはきついぞ。と息を切らして登ったピークが頂上であった。手前ではかなり雪が深かったが頂上は風がきついせいかほとんど雪がない。山頂からの眺めもあいにくであったが、1,713mのピークを踏んだ実感はある。テルモスに用意してきた熱いコーヒーで息を整える。父は雪山は初めてとのことであったが、アイゼンも使いこなし楽しそうであった。冷えたミカンも美味い。「次はあの辺りにあるはずの黒笠山に行ってみよう。矢筈山もいいな。」ガスの中でも期待と想像は膨らんでいくのだった。

-DATA-

場所:
徳島県美馬郡一宇村
交通:
JR徳島線貞光駅より車で1時間。
タイム:
夫婦池-(90分)-頂上
駐車場:
夫婦池周辺、登山口各5台程度可能。
トイレ:
夫婦池にあり。
自動販売機:
夫婦池。ただし冬季は休止。
携帯電話:
登山口は圏内。稜線からは圏外。
温泉:
温泉保養センター「岩戸荘」 0883-67-2826
毎月第二火曜日休み
[無色透明、天然硫化水素泉。神経痛、疲労回復など]
連絡先:
一宇村役場 0883-67-2111

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