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硫黄岳2760m 美濃戸~硫黄岳

Jan.26, 2002 風を求めて冬山へ。

硫黄岳2760m 美濃戸~硫黄岳:イメージ1

八ヶ岳の硫黄岳といえば火山壁があって風の強い場所で有名だが、冬山初心者、ツアーコースとしても人気がある山である。赤岳鉱泉をベースに南八ヶ岳の縦走、硫黄岳の往復など短時間で快適な冬山を過ごせるが、日帰りで硫黄岳の往復となると、少々レベルが上がる。日帰りでこなす冬山登山は、天候が安定していて、トレースが有り、体力が有るかの条件付きだが、これが無理なら赤岳鉱泉で1泊して体調を整えてから硫黄岳に登るのがベストだろう。硫黄岳は今回で5度目。最初に登ったのは中学生の時であった。あの頃、バテバテになりながら登った硫黄岳も今では良い思い出。そして今では足慣らしの特別な山になっていた。

硫黄岳2760m 美濃戸~硫黄岳:イメージ2

硫黄岳の登山口となる美濃戸口にはJR茅野駅より通年運行されているバスを利用するかタクシーで現地まで移動する。しかし日帰りで硫黄岳を目指すなら、諏訪南ICより八ヶ岳ズームラインを通り、美濃戸口から林道を通って美濃戸まで車で入る事をお勧めする。冬でも通行できる林道は、4輪駆動車にスタットレスタイヤとチェーンを巻きつけ、美濃戸口から歩いている登山者に注意しながら赤岳山荘の有料駐車場に車を停める。1日の駐車料金が1000円と少々高いが、帰りのことを考えると、やはり美濃戸で準備をしたい。

硫黄岳2760m 美濃戸~硫黄岳:イメージ3

午前7時30分。美濃戸から続く林道は約1時間ほどで登山道となり赤岳鉱泉まで、ゆるやかな上りが続いている。先週まで山小屋関係者の車が林道終点まで入っていたが、今日はスノーモービルの通った跡が残されていた。赤岳鉱泉に到着してからコーヒーとパウンドケーキを注文して一休み。ひんやり冷えたパウンドケーキは、入れたてのコーヒーと一緒に食べて大正解。久しぶりに美味しいものを食べた気がした。

硫黄岳2760m 美濃戸~硫黄岳:イメージ4

午前9時40分。赤岳鉱泉の正面から硫黄岳に続く登山道に入る。トレースがしっかり有る登山道は、アイスクライミングが盛んなジョウゴ沢の分岐までは何の問題なく進める。ここの分岐を過ぎると、ジグザグした上りが始まり、トレースが消えかかった登山道に不安を抱きながら登ってゆく。南八ヶ岳の初心者コースでトレースの期待もしていたが、1月末の週末ともなれば登る人も少く、膝上のラッセルに苦しめられながら赤岩の頭に到着した。ここまで来れば雪は風に飛ばされ、山頂までの広い尾根歩きとなる。

硫黄岳2760m 美濃戸~硫黄岳:イメージ5

午後0時30分。硫黄岳の山頂には、昔のロボット雨量計の小さな小屋が残され、強い風から逃れる為に小屋の中に入る。12月初旬に訪れた時は、中学生に宛てた1通の手紙が小屋の片隅に置かれ、登山者の思いが淡々と書かれていたが、今では雪の中に埋もれてしまった。雪に囲まれた小屋の中は、昔の冷凍庫を思わせるほど霜が付き、静かで暖かい。まるで雪洞の中に居るような感じである。

硫黄岳2760m 美濃戸~硫黄岳:イメージ6

午後1時。山頂から山仲間にメールを送り、硫黄岳とお別れをする。赤岩の頭から樹林帯に入るまで少々急であるが、樹林帯に入ってしまえば赤岳鉱泉まで苦労することなく下れる。約1時間で赤岳鉱泉に戻り、急いでアイゼンを外す。ラジオの天気予報では、今晩から明日にかけて大雪が降るようで、八ヶ岳の上空にも黒い雪雲で覆われてきた。久しぶりの大寒波に関東平野でも雪が積もるようで、赤岳鉱泉を目指して続々と登ってくる登山者に小さな挨拶を交わしながら、美濃戸の駐車場に戻ったのは午後3時30分を少し回っていた。

赤岳鉱泉をベースにゆとりある登山計画が望ましいと思います。天候の悪い場合や降雪直後は、遭難する可能性もありますので、十分な装備と技術、食料を持って冬山に出掛けましょう。

-DATA-

場所:
長野県茅野市
交通:
中央自動車道 諏訪南ICより八ヶ岳ズームラインを経由して美濃戸口まで約15分。またはJR茅野駅より路線バス、タクシーを利用して美濃戸口。
駐車場:
美濃戸口(500円)、美濃戸(1,000円)
トイレ:
美濃戸、美濃戸口、赤岳鉱泉
携帯電話:
稜線付近良好
参考:
http://www.026.co.jp/mountain/

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