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天蓋山(1527m)

Dec.09, 2001 白銀の頂で美酒を頂く

北陸地方ではこの時期ぐずついた天気が続き、日一日と気温が下がり、冬に近づいていく。低山も雪で覆われ始め、スノートレッキングシーズンの幕開けとなる。
その手始めとして選んだのが、手頃なコースタイムで山頂に着ける天蓋山である。今回は山仲間のNさんが同行し、山頂での宴会が目的の山行となった。

天蓋山(1527m):イメージ1

富山県方面からだと、国道41号線から神岡町を通過し、双六渓谷入り口の赤い橋から渓谷沿いを車で進む。昨夜の降雪で、道路はところどころ白くなっている。山吹峠を越え山之村キャンプ場が見えたら、キャンプ場の中にある駐車場まで入っていく。

天蓋山(1527m):イメージ2

曇が垂れ込める駐車場から歩き始め、シラカバ林の中に入る。出発直後の積雪はソールが隠れる程度で、難なく歩ける。雪面にはウサギ、キツネ、カモシカなどの足跡が点々と続いている。沢沿いを進み緩やかに上っていくと、雑木林の上空にところどころ青空が見え隠れしており、天候回復に期待する。道は沢から外れてゆき、ロープのついた尾根道に変わる。雪量が増えてきたので、キックステップで登る。道は尾根上から水平移動へと変わり、少し下ると雀平展望台に着く。空は一面灰色に加え、風が吹いており遠望はきかない。足早に林間の急登を過ぎ、「あと30分」と書かれた看板に目をやって気持ちを奮い立たせる。ふと耳をそば立てると、周囲から音が消えていた。ニセピークを越え、再び上り返して山頂である。

天蓋山(1527m):イメージ3

標柱が立つ山頂は、足首までの新雪が積もる。山頂上空は雲が取れ、麓の林や道路がかすかに見える。そして太陽が顔を出し、雲が猛烈なスピードで流れてゆく。晴天ならば剱、立山、薬師、黒部五郎、笠、槍、焼、乗鞍、御獄、白山などが見えていたであろう。今回見えたのは、笠ヶ岳の白い頭だけであった。山頂はほぼ無風で、重ね着すれば寒さをあまり感じない。ビニールシートを敷いて、荷揚げしたものでささやかな宴会の始まり。ワインとチーズ、そしてパスタに酔いしれる。小一時間楽しんでいたら、急に雲に包まれ雪が舞ってきた。すぐに撤収し、アイゼンをつけ往路を戻る。

天蓋山(1527m):イメージ4

上部の急坂は、アイゼンをきかせて下る。眺望がないところでは、山中の木々を観察してみるのも面白い。雪の重みでねじ曲がった潅木、寒さに耐え切れずひび割れた幹、モノクロの銀世界に映えるヤドリギの緑の葉と黄の実。冬山では、夏山とは違った視点で山と接することができる。

[写真の説明]
タイトル:雪の穂つけるススキ
2段落目:出発地の山之村キャンプ場
3段落目:静かな尾根道
4段落目:雲切れゆく山頂
5段落目:帰路の途中で見えた、白き笠ヶ岳

-DATA-

場所:
岐阜県吉城郡神岡町・上宝村
交通:
国道41号線沿いの、双六キャンプ場入り口の赤い橋から道なりに進むと、山吹峠の先に山之村キャンプ場がある。そこが登山口となる
タイム:
山之村キャンプ場(1時間)雀平展望台(30分)天蓋山山頂(20分)雀平展望台(1時間)山之村キャンプ場
駐車場:
キャンプ場にあり
トイレ:
キャンプ場にあり
水場:
キャンプ場(冬季は出ない)、登山道沿いの沢水
注意事項:
ルート上に急坂があるので、アイゼンがあると下山時安心である。天候の急変などが考えられるので、防寒対策は十分にとっておきたい

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