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仙台市太白山自然観察の森
Oct.06, 2001 森林浴を楽しむ

仙台市太白区の住宅地から少しはなれたところに位置している茂庭地区には、なだらかな丘陵地がひろがっているが、そこに一つだけこんもりともりあがったかたちをしている山がある。標高321mの太白山だ。ゆるやかな丘陵がつづく中、一つだけぽこっと突起したようなその山の姿が少々こっけいに見える。

太白山のふもとには木々のおおい茂った豊かな森がひろがっているが、その山の北東方面に「太白山自然観察の森」がある。園地面積約30ヘクタール。コナラ、クヌギ、スギなどの樹木が生育した森におおわれた園内には、池・湿地・小川・野原などが散在している。そのあいだをぬうように遊歩道(自然観察路)が通っており、その長さおよそ4km。太白山の山頂へ通じる道もある。野生の生物の宝庫であり、ジョウビタキ、コゲラ、ホオジロなどの野鳥、ヒメギフチョウ、ミヤマカラスアゲハなどの蝶類、オニヤンマ、ムカシヤンマなどのトンボ類、クワガタムシ、カミキリムシなどの甲虫類が生息している。また、園内には自然観察センターがあるが、ここには展示室や研修室などがあり、この森のスライド解説やビデオ上映などが行われている。

森の中の空気は澄みわたっていた。野鳥たちの透きとおるように美しい鳴き声がひびきわたる。秋のやさしげな陽の光をうけて木々の葉の緑がまぶしいくらいに色鮮やかに輝く。ゆるやかなそよ風が吹くたびに木々の枝や葉がざわざわとふれあう音がする。そして、葉のあいだからはきらきらとした明るい木洩れ陽が薄暗い森の中に落ちている。その光景はまるで光と影がおりなすファンタジアの世界。そんな自然環境の中に身をおいていると、心がとても安らいでくる。「森林浴」を楽しむ場所として、この森は最適であろう。

春には、カタクリ、ニリンソウ、ウスバサイシン、ヤマツツジなど花が咲きほこるが、この時期に咲いている花はほとんどなく、遊歩道のわきに一輪の白い花がひっそりと咲いているだけだった。しかし、その花は可憐で美しく、強い生命力を誇示しているように見えた。
ところで、この森の中での写真撮影は難しかった。光と影の差が大きいため、適正露出での撮影が困難だったからだ。そのため、ボツになった写真が少なくない。今回の経験を今後の森林での撮影に役立てたいと思う。
- 場所:
- 宮城県仙台市太白区茂庭の太白山麓
- 交通:
- (車の場合)
東北自動車道の仙台南ICから北へ約5分 もしくは、仙台市の中心部から国道286号線を通り約40分
(バスを利用した場合)
仙台駅前から宮城交通バス「山田自由ヶ丘行き」に乗り、「公営アパート前」で下車。所要時間約40分。そこから西へ徒歩約15分 - 駐車場:
- 遊歩道の入口付近に無料駐車場あり
- トイレ:
- 自然観察センター内にあり
- その他:
- 自然観察センターの開館時間は午前9時から午後4時30分まで。休館日は月曜日と祝日の翌日。入館料は無料
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