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« 紅葉の涸沢 後編トレッキングレポート:トップページ仙台市太白山自然観察の森 »

屏風のコル

Oct.06, 2001 紅葉に彩られる稜線を歩き槍穂高の眺めを楽しむ

屏風のコル:イメージ1

屏風のコルは涸沢カールの紅葉や槍ヶ岳、穂高連峰の眺めの良いところだ。北アルプス南部に位置し、涸沢から徳沢へのパノラマコースが通じている。横尾から涸沢への横尾谷から南側に見える岩壁が屏風岩、そしてそこのピークが屏風ノ頭、屏風ノ頭と前穂高岳との鞍部が屏風のコルである。標高は2420mである。涸沢からの帰りに来た道とは違う道を通ろうと思い、コースガイドや地図で下調べして、屏風のコルから下ってみることにした。実際に行ってみると、コースガイドで読むよりむずかしい道だった。涸沢から屏風のコルまで、片側が切れ落ち、補助用にロープのある道が続き、初心者向きでないことを最初にお断りしておく。また逆コースの徳沢から屏風のコルを越えて、涸沢のコースは意外に標高差があり、上高地から涸沢を1日コースとするのは苦しいだろう。

屏風のコル:イメージ2

上高地から横尾を経て涸沢へのコースは、紅葉の涸沢前編・後編のレポートを見ていただきたい。屏風のコルへのパノラマコースは涸沢ヒュッテから一段下がったところから始まる。涸沢ヒュッテの売店から水場の前を通り、階段を下りていくと、横尾への道と屏風のコルへの道に分かれる。前穂高岳側の斜面をトラバースして少し登り気味に道が付いている。道が狭く、すれ違いはしにくい。左側が切れ落ち、足場が少ない箇所が出てきて、補助用のロープが付いている所がある。手でロープをつかみ、もう一方の手で岩をつかんで、足を乗せる場所を探しつつ進んでいく。そんな場所が5,6箇所あるが、ほとんど水平方向である。それらの間に登りがあって標高を稼いでいく。進行方向左前方に屏風の頭が見えてくる。屏風の頭は岩が紅葉に彩られている。左下の横尾谷へと続く斜面は緑から黄・オレンジといった明るい鮮やかさを持った紅葉だ。さらに登って行くと右の視界が開けて右下はるかかなたに梓川が見える。ここからしばらくは前穂高岳から屏風の頭への尾根を歩く。歩いてきた方向を振り返ると涸沢カールと穂高連峰、そこから右へ視線をずらすと尖った峰の槍ヶ岳が意外に近くに見える。それらの峰々との間の谷から斜面は紅葉におおわれている。尾根から少し下ったところで直進が屏風の頭、右が徳沢への下りだ。時間と体力に余裕が有れば、屏風の頭まで行くと良いだろう。ここから屏風の頭への往復は1時間程度である。私は涸沢を出るのが遅かったので、屏風の頭へは行かず、右へ下っていくことにした。

屏風のコル:イメージ3

屏風の頭の東側も岩壁の樹木が紅葉して、岩との対比が見事だ。ここからずっと下りである。花の時期は過ぎている高山植物群の中を下り、そのうち樹林帯の中の下りとなる。道の両側の黄色を中心とした紅葉が綺麗だ。沢を2つ過ぎる。2つ目の沢では登山道から沢の少し上へ上がると水場がある。慶応尾根を越える登りがあって再び下りになる。前方に見える梓川がなかなか近付かない。大きな岩がゴロゴロしている沢の横に出ると、道は治山用の林道となる。クルマ用の道なので直線的に付いた、結構急な坂だ。三叉路を右へ梓川に平行した道へ入る。ここも林道だが、久しぶりにほぼ平らな道だ。車が付けた車輪の跡がある道を歩き、左に梓川を渡る新村橋への道があるので、そちらへ行き、河童橋に比べると長く感じる吊り橋の新村橋を渡ると、横尾から上高地への道と合流する。三叉路を右に曲がって、ゆるやかな下りを上高地へと下っていこう。

屏風のコル:イメージ4

涸沢から屏風のコルに至るまでが、歩きにくい道だが、紅葉が見事な時期には苦労が報われるコースである。高山植物の咲きほこる初夏から盛夏にかけても歩いてみたい道だ。

写真は上から、屏風の頭、屏風のコル手前の紅葉、屏風のコルより穂高連峰と涸沢カール、屏風のコルより槍ヶ岳と横尾右俣、屏風岩、早稲田尾根の紅葉

歩行所要時間/計6時間15分
涸沢(1時間)-屏風のコル(1時間)-慶応尾根乗越(30分)-奥又白谷分岐(50分)-奥又分岐(20分)-新村橋(30分)-徳沢(1時間)-明神(50分)-河童橋(15分)-上高地バスターミナル

-DATA-

場所:
長野県南安曇郡安曇村
鉄道・バス:
夜行:
1.東京(新宿)、横浜、大阪、京都、神戸から出る夜行バスのさわやか信州号 上高地行きで入る。(要予約)
2.新宿から中央線の夜行急行「アルプス」にて早朝松本下車、松本電鉄線に乗り換え終点新島々下車、上高地行きの路線バスにて上高地バスターミナルもしくは大正池下車。
3.大阪、名古屋から夜行急行「ちくま」にて早朝松本下車、以下は2と同じ。
昼間:
1.新宿から中央線の特急「あずさ」にて松本下車、以下は(夜行)2と同じ。
2.大阪、京都、神戸から新幹線で名古屋へ。名古屋から中央線の特急「しなの」にて松本下車、以下は(夜行)2と同じ。
車:
関東、中京、近畿方面からは中央高速を利用、岡谷ジャンクションから長野道に入り、長野道を松本インターで降り、 国道158号を西方向、上高地へ向かう。沢渡から先は交通規制が敷かれているので沢渡周辺のいくつかある駐車場に車を駐める。駐車場から上高地へは路線バスもしくはタクシー利用。
駐車場:
沢渡付近の駐車場/有料
トイレ:
上高地バスターミナル、各山小屋に有り
携帯電話:
上高地バスターミナル付近、通話可能
公衆電話:
各山小屋に有り
水場:
各山小屋に有り、無料
宿泊:
涸沢小屋、涸沢ヒュッテ
キャンプ指定地:
涸沢

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