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東山植物園

Sep.05, 2001 どんぐりとキノコの森を歩く

東山植物園:イメージ1

名古屋の東山動植物園は、コアラやキンシコウを目当てに訪れる家族連れで賑わっていますが、動物園に併設された植物園の、さらに東側に位置する「お花畑」や「万葉の散歩道」、「東海の森」まで足をのばす人は、意外と少ないようです。四季折々の花が咲く、自然豊かな森が広がっているのですが、なんせ植物園の総面積は、27.37haという広大な敷地なので、動物園を見たあとに、植物園の入り口付近にある温室を覗いだけで満足して帰ってしまう人が多いようです。植物園の敷地の6割が自然林ですので、植物園の奥のほうの森の中まで歩いていって、自然を満喫してほしいと思います。今日は、東山の森の中を歩く「万葉の散歩道」と、「東海の森」をご紹介したいと思います。

東山植物園:イメージ2

まずは、東山動植物園へのアクセスですが、名古屋駅より地下鉄東山線で「東山公園」下車、3番出口より徒歩3分で動物園の正門に到着します。次の星ヶ丘駅で下車して、植物園に近い星ヶ丘門から入園してもよいと思います。星ヶ丘駅下車の場合は、徒歩7分ほどです。車の場合は、東名高速名古屋インターから真っすぐ西へ約15分ほど走ります。高さ134mの東山スカイタワーが遠くからも見えるので、スカイタワーをめがけて車を走らせると分かりやすいです。

東山植物園:イメージ3

植物園は、丘陵地に作られているので、まずは丘のてっぺんにある「お花畑」をめざすことにします。道しるべが立てられているので、迷うことなく到着できると思います。「お花畑」は、年中、季節の花が咲いていますが、特に春のチューリップや、秋のコスモスが綺麗です。9月はじめの本日は、終わりがけの赤いサルビアのあいだで、早咲きの白いコスモスがそよ風に揺られているのが印象的でした。これからの秋の季節は、コスモスをはじめ、ケイトウ、オケラ、シラタマホシクサ、ナンバンギゼル、ススキ、ハマギク、ノコンギク、ハギやサルスベリといった植物が見ごろを迎えるようです。

東山植物園:イメージ4

「お花畑」から、今度は、道しるべにしたがって、北の林の中へ入っていきます。「万葉の散歩道」です。この散歩道には、「万葉集」の歌から、植物に関する 100首が選ばれ、植物と一緒に歌の札が立てられているので、歌と植物の両方を見て歩くことができます。代表的な歌人には、額田王、柿本人麿、山部赤人、大伴家持などがありますが、作者不詳の歌も多く並んでいます。一つずつ歌を味わっていたら、一日では足りません。奈良や平安の時代の人々は、野に咲く植物の一つ一つに愛情を感じて、歌に託していたのだと思うと、森を歩く現代の私たちも自然が非常に愛しく感じられます。山を歩きながら、歌の一首でも読めたら最高ですね。

東山植物園:イメージ5

林の中には、たくさんのキノコが生えていました。無気味に白く、表面のツルツルしたもの。毒々しい赤色をしたもの。木の切り株に、重なりあうように生えていた黒いキノコなど、さまざまです。ただ、公園内のキノコはもちろん取って食べてはいけません。数年前に、食して亡くなった留学生がいます。

東山植物園:イメージ6

「万葉の散歩道」を歩いていくと、やがて、世界遺産の白川郷から移築された合掌作りの家が見えてきます。合掌造りのある日本庭園の池には、大きく成長した赤や白の鯉が泳いおり、池に近付くと人慣つっこく寄ってきます。きっと餌がもらえると思っているのでしょう。「万葉の散歩道」から、さらに「東海の森」に入りました。この森には、東海地方に分布する代表的な植物が森のところどころに集められています。たとえば、ブナやカラマツの林、シイやタブが生い茂っています。また、東海地方を中心とした地域にしか分布していない、ハナノキ、ヒトツバタゴ、シデコブシなども植栽されています。

東山植物園:イメージ7

「お花畑」「万葉の散歩道」「東海の森」は、ゆっくりお花を見ながら歩いて、約2時間といったところでしょうか。汗がにじんできたところで、水分補給をして、お弁当を広げたたいものです。植物園の、「日本庭園」や「ハーブガーデン」「温室」なども歩き、余力があれば、動物園のさまざまな生き物と対面し、その表情を楽しめば、充実した一日が過ごせることと思います。秋。自然の中を歩くには、これからがいちばんいい季節ですね。

-DATA-

場所:
名古屋市千種区東山元町3-70
交通:
地下鉄東山線「東山公園」駅下車徒歩3分、「星ヶ丘」駅下車徒歩7分。東名高速道路名古屋インターより西へ車で約15分。東名阪自動車道上社インターより西へ車で約10分
駐車場:
東山動植物園:
1500台(有料750台、無料750台) 有料駐車場は、30分ごとに120円
※2002/9/3より料金改定、及び一部無料駐車場の有料化が行われる。改定後は1550台(有料1200台、無料350台) 有料駐車場は1回につき普通車800円、大型車2,000円、自動二輪・原付400円
東山スカイタワー:
250台 30分ごとに120円
※2002/9/3より料金改定が行われる。改定後は1回につき普通車800円、大型車2,000円、自動二輪・原付400円
トイレ:
植物園内のトイレは6カ所。植物会館、園芸売店「花ふれんど」の横、合掌造りの家の横、星ヶ丘門、竹林、お花畑奥。
施設:
入園料大人500円、中学生以下無料。
参考:
東山植物園HP http://www5.ocn.ne.jp/~nhbg/
東山動物園HP
http://www1.ocn.ne.jp/~ngyzoo/
東山スカイタワーHP
http://www.higashiyamaskytower.jp/

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