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常滑やきもの散歩道

Sep.16, 2001 焼きものの里を歩く

常滑やきもの散歩道:イメージ1

愛知・岐阜には、全国的に有名な焼きものの産地がいくつかあります。瀬戸もので有名な瀬戸市をはじめ、土岐や多治見、そして今日ご紹介する常滑も、朱泥の急須などをはじめとする「常滑焼き」で有名です。常滑焼きの歴史は平安時代の後期にさかのぼり、現代まで絶えることなく焼きもの作りが続けられていて、日本六古窯に数えられています。常滑では、「やきもの散歩道」が整備されているので、焼きものを作る土地の雰囲気を肌で感じながらウォーキングを楽しむことができます。

常滑やきもの散歩道:イメージ2

常滑へは、名古屋駅から名鉄電車を利用しますが、特急で30分、急行電車では約40分のところにあります。車の場合は、知多半島道路の半田常滑IC から約40分かかります。常滑駅から歩いて5分のところに、「陶磁器会館」(駐車場50台あり)があり、ここが「やきもの散歩道」の出発点となります。コースには、AコースとBコースがあり、Aコースは1.5km(所要時間40分)、Bコースは4km(所用時間約2時間30分) です。今回は、Aコースを歩きました。たったの1.5kmですが、アップダウンが激しいので、けっこうな運動量になると感じました。

常滑やきもの散歩道:イメージ3

やきもの散歩道は、民家のあいだの曲がりくねった狭い道を歩いていきます。まずは、歩いて10分ほどで廻船問屋瀧田家に到着しました。常滑の町は、焼きものの町というだけでなく、江戸時代から明治時代の前期にかけては廻船の町でもありましたので、自家船を持ち、伊勢湾から江戸方面に船をさしむけるのを仕事としている家がいくつかありました。そういう廻船主の一人がこの瀧田家であり、当時の暮らしぶりを復元してお屋敷が建てられています。何部屋ものお座敷があり、蔵、離れの建物もあって、廻船主としての繁栄のようすが忍ばれます。

常滑やきもの散歩道:イメージ4

常滑の土はしっかりとした土なので、土管や焼酎瓶など、大きなものを作るのにも適していると言われています。その中で、失敗作、つまり製品とならなかったものは、土手の土止めにされたり、地面に埋め込まれて独特の模様が形作られていますが、廻船問屋瀧田屋の出口付近でも、焼酎瓶が土手の土止めにされていました。すぐそばには、土管で塀が作られた「土管坂」と呼ばれている道もあります。

常滑やきもの散歩道:イメージ5

散歩道の中盤からラストにかけては、レンガ作りの煙突が空にそびえているのを眺めることができます。今でこそ、焼きもの作りには、石油やガス、電気の窯が使用されていますが、昭和40年ごろまでは、石炭や薪を使って焼きものを焼いていました。それゆえ、レンガ作りの煙突からは、真っ黒な煙が毎日立ちのぼり、昔の常滑の空は黒かったと言われています。現在は使われていないレンガの煙突が、焼きものの町並みに風情を与えています。

常滑やきもの散歩道:イメージ6

コースの終盤には、器を売るお店がたくさんありました。一つ一つを品定めをしながら、気に入ったものがあれば購入するという買い物の楽しみもあります。コーヒーやアイスクリームを食べながら一息できるお店もあります。坂道の多いコースを辿ってきて、ホッとできるスポットになるでしょう。

やきもの散歩道は一年じゅう歩くことができますが、一年に一回の「常滑焼きまつり」(例年8月第4土・日)には、市価の3割~4割引きで焼きものが売られる即売会が催されますので、器に興味のある方なら、お祭りの日に足を運べば、きっと楽しさは倍増することとなると思います。山歩きでもなく、街歩きでもない。ちょっぴり田舎の焼きものの里を、ゆったりと歩いてみてはいかがでしょう。

-DATA-

場所:
愛知県常滑市
交通:
名古屋駅より、名鉄常滑線の終点「常滑」駅下車。名古屋駅から特急で30分。急行電車で40分。
駐車場:
やきもの散歩道のスタート地点である「陶磁器会館」の駐車場(50台)
トイレ:
「陶磁器会館」内、廻船問屋瀧田家内、登窯広場に有り。
散歩道コース:
Aコース/陶磁器会館→廻船問屋瀧田家→土管坂→登窯広場→角山陶苑→陶磁器会館
Bコース/陶磁器会館→一木橋→民族資料館→陶芸研究所→窯のある広場・資料館、世界のタイル博物館→常滑西小学校→陶磁器会館

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