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鍋割山トレッキング

Sep.08, 2001 秋の花歩き

鍋割山トレッキング:イメージ1

八ヶ岳がそうであるように、赤城山という山はない。関東平野の北部に位置し火口湖である大沼、小沼を囲む山塊の総称を赤城という。最高峰の黒檜山やスキー場のある地蔵岳が有名である。赤城南部にはレンゲツツジの咲き誇る荒山高原があり、春にはたくさんのハイカーが訪れる。その荒山高原を南北から挟む山が荒山と鍋割山である。特に鍋割山は前橋市街地からも良く見渡せるので親しみのある山である。おそらく鍋をかぶせたような形からこの名前が付いたと思うが、獅子ヶ鼻と呼ばれる台地と合わせ見るとライオンやイヌの横顔にも見える。

鍋割山トレッキング:イメージ2

台風も接近して予報も芳しくない週末、しかし起きてみると青空が広がっていた。再び天気予報を確認するとやはり良くはない。日曜日はさらに悪いという。それならこの貴重な週末の晴れ間、多少崩れることがあったとしてもどこかへ行きたい。そんな時決まって出かけるのが、我が家から車で30分あまりのアプローチで行くことができる赤城山である。地元の利で私は裏道を抜けて行くが判りやすいルートは以下の通りである。JR前橋駅より北へケヤキ並木を通って東急インの坂を下る。上毛電鉄「中央前橋駅」交差点を左折し道なりに進む。この道は通称「赤城県道」と呼ばれている。R50東部バイパス横切りおよそ10 数km行くと「大曲」という旧料金所跡に着く。ここをゴルフ場方面に右折し、ゴルフ場のゲストハウスの手前を左折し「鍋割林道」に入る。林道といっても全面舗装の道だ。しばらくして丁字路にぶつかり右折、すぐに獅子ヶ鼻登山口がある。ここは一気に鍋割山に突き上げるルートなので今日はパス。さらに車を走らせ行き止まりとなるところに森林公園があり、こちらはなだらかな登山コースとなっている。またすぐ手前には水場があり、赤城天然水を汲みに来た車が数台止まっていた。

鍋割山トレッキング:イメージ3

森林公園の駐車場にはまだ時間が早いのか2~3台しか車がなかった。ハギが紫色の花をつけてた。登りはアカマツ林の木段と石段がしばらく続く。これが今回のルートで最も急登箇所である。しかしそれも10分ほどだ。土道になるとかなり深く剔れ荒れていた。先日の台風11号の所為のようだ。ほぼ毎月歩いているが、これだけ荒れているのは初めてだ。といっても歩きやすい広くてなだらかな道だ。1kmほど歩き高度を稼ぐとアカマツは終わり背の低いツツジや照葉樹となり、いつもなら視界が開けこれから行く鍋割山の稜線が見える。しかし駐車場では晴れていた空もここまで来るとガスっていて時折雨粒も降ってきた。

鍋割山トレッキング:イメージ4

歩き出して小1時間、2kmほどで登山道が交差する。右へ行くと赤城温泉、直進すると荒山、小沼方面である。左折して5分ほどで荒山高原に着く。春にはツツジの名所として賑わうところである。今はススキが揺れ、マツムシソウが咲いていた。その頃程ではないが今日もここでランチタイムを過ごす人は多い。ここも登山道が交差して、右折すると荒山、直進すると箕輪登山口に着く。左折してひと登りで鍋割山の頂稜に出る。残念ながらガスの中で視界は効かない。いつもなら浅間山や八ケ岳、筑波山や遠く富士山まで見渡せる。

鍋割山トレッキング:イメージ5

三角点はこの頂稜の南端にある。そこまで小ピークをいくつか登り降りしていく。ワレモコウやマツムシソウ、トリカブトなど秋の花々が道脇を彩っていた。荒山高原から30分ほどで三角点のある鍋割山頂に着く。ぐずつき気味の天気でもここも賑わっていた。雨も降りだしたので早々に降りる。荒山高原は風の通り道でもあるのであまり快適とはいえない。こんな日は初めの十字路脇にある「芝の広場」の方がよい。ツツジの灌木に囲まれた草地でのんびりするには最適だ。いつかここでキャンプしたいと思っている。赤城温泉方面にほんの少し歩くだけで水場もある。ビールを開け寝ころぶと、たくさんのトンボが舞っていた。

鍋割山トレッキング:イメージ6

赤城山へは毎月のように通っているが最近目につくのが「迷子」である。いい大人たちが今自分のいるところが分からないのである。勿論そんな人だから地図もコンパスも持っていない。行くべきところを間違えて慌てている人たちに毎回のように出会う。荒山高原へは5つの登山口がある。それだけ交差路も多いが標識はちゃんと立っている。草刈りもしっかり行われていて迷いやすい場所は全くない。ちょっと注意さえすれば地図やコンパスさえ必要としないコースだがそれさえ怠っているのだ。中高年の登山ブームがこんなお手軽ハイキングコースでも遭難事故を引き起こそうとしている。

-DATA-

場所:
群馬県前橋市
交通:
(箕輪登山口)JR前橋駅より赤城ビジターセンター行きバス「箕輪」下車 (森林公園登山口)JR前橋駅より赤城青年の家行きバス「赤城青年の家」下車徒歩3時間 (赤城温泉登山口)上毛電鉄大胡駅より赤城温泉行きバス「赤城温泉」下車 (獅子ヶ鼻登山口)JR前橋駅より赤城ビジターセンター行きバス「大曲」下車 もしくは 赤城青年の家行きバス「赤城青年の家」下車 徒歩1時間 (軽井沢峠登山口)JR前橋駅より赤城ビジターセンター行きバス「赤城ビジターセンター」下車 徒歩2時間
駐車場:
森林公園 箕輪登山口にあり
トイレ:
森林公園 箕輪登山口にあり
参考:
「群馬の山歩き130選」上毛新聞社刊
バリエーション:
赤城ビジターセンターから荒山と鍋割山と繋いで箕輪に下山など多数考えられる。
その他:
春のツツジから秋の紅葉時期まで登山者多数。冬季のスノーハイキング入門コースとしてお奨め。ただし荒天時は高山同様の様相となるので装備等注意。

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