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槍ヶ岳3180m(表銀座コース)

Sep.06-08, 2001 中房温泉~燕岳~大天井岳~西岳~槍ヶ岳~上高地

「槍ヶ岳」この山名を知らない人は数少ないと思う。槍ヶ岳は日本の標高第5位に鎮座し、穂先から四方に伸びる尾根を持つ独特の形をした山で、登山者の憧れの山でもある。表銀座コースは中房温泉から入山し、燕岳、大天井岳、西岳を経由して槍ヶ岳に至るコースで、縦走路から見渡せる北アルプス展望はとても良い。

槍ヶ岳3180m(表銀座コース):イメージ1

登山口となる中房温泉にはバス、タクシーなど公共の乗り物を利用して現地に移動したい。登山者専用の無料駐車場もありますが、下山の事を考えると地元のタクシー会社に車を預かってもらい行動したほうが得策です。タクシー会社の無料駐車場より中房温泉まで約8,000円。(深夜の場合、深夜割増となるため料金は前後します)JR穂高駅からバスも利用できますが、季節によって運行時間が変更になりますので事前に確認が必要です。

槍ヶ岳3180m(表銀座コース):イメージ2

第1日目。
中房温泉から合戦小屋、燕山荘を経由して町営大天荘に足を伸ばす。中房温泉から合戦小屋まで第一ベンチ、第二ベンチ、第三ベンチ、富士見ベンチとペースを乱さない程度にベンチが設置されている。水場は第一ベンチから2分ほど下った場所にあるが、この先、山小屋以外で水は手に入らなくなるので確保したい。約3 時間の急登が終わると合戦小屋が見てくる。ここの名物はスイカ。北アルプスでもスイカの販売をしている場所はここだけになったようです。合戦小屋を過ぎると、大天井岳に続く縦走路が見え、まだまだ遠い道のりを痛感する。

槍ヶ岳3180m(表銀座コース):イメージ3

燕山荘で槍ヶ岳を目指す人達宿と別れ、大天井岳に進む縦走路に入る。余裕があれば荷物を置いて燕岳にピストンするのも良いだろう。燕山荘から砂礫の稜線を進み、指導標がある「大下り」に到着する。標高差約100mほどの下り。稜線を登りかえせば大天井岳が目の前に迫る。鎖場とハシゴを通過して鞍部に到着すると、ルートを開拓した小林喜作レリーフが岩にはめ込まれている。鞍部から岩礫帯に変わり、町営大天荘と大天井ヒュッテ分かれる指導標を町営大天荘(常念岳方面)に回り込む。指導標から40分も登れば、第1日目のテント場、町営大天荘に到着する。

槍ヶ岳3180m(表銀座コース):イメージ4

第2日目。
町営大天荘で水を十分補給し、ヒュッテ西岳を経由して槍ヶ岳方面を目指す。夜半から降り続く雨の中、大天井岳を巻いて大天井ヒュッテを通過する。この辺りにくると静かな登山道となり、槍ヶ岳から縦走する登山者とすれ違う程度である。北鎌尾根の入口となる貧乏沢の指導標を通過し、西岳の山腹を横切りながらヒュッテ西岳に到着する。天候、体調が悪い人はヒュッテ西岳に泊まり、3日目に槍ヶ岳を目指すのも良いだろう。ヒュッテ西岳を過ぎれば、山容が変わり岩礫帯の東鎌尾根に入る。長い下りのハシゴ、鎖場を通過すると水股乗越の指導標がある。最後のエスケープルートなので注意して進みたい。水股乗越を通過すると、地震で崩壊したと聞かされている下りのハシゴが待っている。

槍ヶ岳3180m(表銀座コース):イメージ5

ワイヤーロープを張り巡らされたハシゴは鞍部でも気が抜けない。鞍部からヤセ尾根を通過して、長い木のハシゴを登り終えるまで慎重に行動し、東鎌尾根の核心部が終了する。東鎌尾根を登ったり下ったりしながらペンキに書かれた数字が現れたらヒュッテ大槍も近い。激しく降り続く雨の中、ヒュッテ大槍で登山者と情報交換し、本日の幕営地の槍岳山荘まであと50分。槍岳山荘では、建替え工事の為か、重機が忙しそうに動いている。食堂でテントの受け付けを済ませ、揺れるテントで就寝。

第3日目。
テント泊の朝は忙しい。朝食を作りながら大槍に登る準備をする。山小屋の前からご来光を拝み、大槍に取り付く。大槍に登るにはペンキの指示どおりに進み、鎖場、ハシゴをたどれば簡単に山頂に立つことができる。山頂から360°のパノラマが広がり、遠く富士山も見える。山頂でのパノラマを満喫したら上高地までの下山を開始する。槍ヶ岳から上高地まで約22km。行動時間が長いが休憩ポイントとなる場所が多く、沢から引いた冷たい水が体を癒す。横尾、徳沢を通過する頃には観光客が多くなり明神橋の付近ではバスターミナルが近いことを実感する。

槍ヶ岳3180m(表銀座コース):イメージ6 槍ヶ岳3180m(表銀座コース):イメージ7 槍ヶ岳3180m(表銀座コース):イメージ8

表銀座コースは体力の関係で宿泊地が前後します。また天候にも左右されますので、予備日も十分考慮して行動してください。第1日目の宿泊地を燕山荘、大天井ヒュッテ、町営大天荘に選択するかは、体力次第です。無理のない登山計画を立て、すばらしい展望を満喫してみてはどうでしょうか。

-DATA-

行動時間
第1日目
中房温泉~合戦小屋~燕山荘~町営大天荘 7時間40分
第2日目
町営大天荘~大天井ュッテ~ヒュッテ西岳~水股乗越~ヒュッテ大槍~槍岳山荘 6時間30分
第3日目
槍岳山荘~大槍 往復50分
槍岳山荘~槍沢ロッジ~横尾~徳沢~明神~上高地 7時間30分

-DATA-

場所:
長野県南安曇郡安曇村
交通:
JR穂高駅よりタクシーで40分/約7,000円
南安タクシー無料駐車場より中房温泉/約8,000円
長野自動車道・豊科ICより国道147号線、県道327号線を経由して中房温泉。
駐車場:
中房温泉登山者専用駐車場(長期駐車不可)
南安タクシー無料駐車場
備考:
燕山荘/水1L・大天荘/水1L 200円 テント幕営料500円 標高2870m
槍岳山荘/水1L 200円 テント幕営料500円 標高3060m 
参照:
南安タクシー/0263-72-2855(24時間受付)
http://www.anc-tv.ne.jp/~nanan/
信州山小屋ネット
http://www.shinmai.co.jp/yama/

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