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等々力渓谷で爽涼散策

Aug.26, 2001 自然の中を気軽に楽しみたい

螺旋階段を降りると、そこは深緑色の別世界でした。東急大井町線等々力駅から徒歩二分。駅を背にまっすぐ直進して、手作り豆腐「翠家」屋の右を曲がると、すぐにゴルフ橋に出ます。橋の左側には渓谷内の温度を測定している電光設置版があり、見ると27度。その日は暑さがぶり返し、30度以上の真夏日でしたのでこの温度差にまず感激しました。その反対のゴルフ橋の横に渓谷への入り口、螺旋階段はあります。

等々力渓谷で爽涼散策:イメージ1

等々力渓谷は、東京世田谷区用賀を源とする谷矢川が多摩川の段丘を侵食して作り上げた渓谷です。川底から10メートルほどある段丘の斜面は武蔵野を代表する雑木林で覆われて、昼間でも薄暗く夏はとても涼しいことで知られています。夏の散策には持ってこいのスポットなのです。螺旋階段を降りながら気づいたことは、冷気が毛穴をきゅっと閉じさせていく皮膚感覚です。初めて鍾乳洞に入ったときのような、あのひんやり感を思いだしてしまいました。渓谷を流れる川はあまりきれいとは言い難いけれど、さらさらと流れている感じは目にも涼しげ。うっそうと茂る樹木は、ケヤキ、シラカシ、コナラ、ムクノキなどで、シダのような湿性植物も群生していました。これが東京の23区内にあるなんて驚きです。また、木々のクールダウン効果を実感。緑はやっぱりエライのです。

等々力渓谷で爽涼散策:イメージ2

渓谷の川沿いには、遊歩道が設けられていて、そこを歩いていきます。けれど、少し狭い場所もあるので注意は必要。狭いところはすれ違うのが少し怖いです。譲り合って遊歩道を外れ、足場がぬかるんでいたりすると川に落ちてしまうのではないかとひやひやします。滑り防止のためにも、かならずスニーカーなどのフラットな靴で行きたいものです。とはいっても、きちんと舗装されている道がほとんどで、川岸まで降りられる場所もあります。ベンチなど休める場所もあるので、休憩にはぴったり。ただし、蚊も多く、私はたくさん刺されてしまいました。虫よけスプレーも必要かも知れませんね。

等々力渓谷で爽涼散策:イメージ3

途中、私と友人は急な段丘の66段もある階段を上り、一度渓谷を出ました。目的は近所の玉川野毛公園にある野毛大塚古墳です。この古墳は、帆立て貝に似た形の珍しい帆立貝式古墳であり、南関東では有数の規模の古墳だといいます。渓谷を出て、右に曲がると標識があるのでそれに従って行きましょう。公園は、プール、野球場、テニスコートや広い芝生もあります。

等々力渓谷で爽涼散策:イメージ4

古墳はその一角にあり、直径約66メートル、高さ9メートルで周囲に復元された土器を張り巡らせている大きな古墳なので驚きました。この古墳、後ろに階段があって上に登ることが出来ます。古墳のてっぺんになんて普通、登ることはできないのでいい経験になりました。それにしても気温はぐんぐん上がり、汗だくです。再び、等々力渓谷に戻り、今度は渓谷内の高台にある等々力3号横穴古墳を階段を上って観察しました。柩を安置した石室の中がガラス張りでライトアップされています。この辺りは古墳がとても多く、古代の人にとっても住むにはいい環境の場所だったと思われます。

等々力渓谷で爽涼散策:イメージ5 

それにしても急な階段を上ったり下りたりして足がガクガク。また、暑くて喉もカラカラ。ということで等々力不動の滝の側にある茶屋「宝珠閣」で休息をとることにしました。そもそも等々力とは不動の滝の音が「轟いて聞こえた」からきているともいわれています。現在は水流は弱く、音といえば季節がら蝉の声がすごく、当時を偲ぶのはなかなか難しかったのですが・・。茶屋には、くずもちや抹茶、甘酒など色々あります。私と友人はかき氷を選びました。夏の終わりを嘆くような蝉時雨の中、冷たい氷を食べるのは夏の疲れが癒されます。

等々力渓谷で爽涼散策:イメージ6

帰り、わき水のある場所で大勢の人が並んでペットボトルなどに水を汲んでいるのを見ました。聞いてみるとこの水でお茶を沸かすととても美味しいそうです。ただ生水なので沸騰させないまま飲むのはちよっと怖いとも聞きました。調べてみると、このわき水は毎年保健所が水質検査をしているそうで、とくに生でも問題はないけれど生水なので沸騰させてから飲用するように指導しているそうです。今度くるときは是非、ペットボトルを持ってきてお土産にしたいです。たった1キロほどの渓谷と甘く見ていましたが、なにしろ渓谷、途中の寄り道はアップダウンも激しくて筋肉痛になりました。暑さと涼しさとを行き来するのもエネルギ-を使ったかもしれません。なお、渓谷を抜けて谷矢川を川下までたどっていくと多摩川遊園に出ます。余力のある方はそちらまで行ってみるのもいいでしょう。

-DATA-

場所:
東京都世田谷区等々力二丁目付近
アクセス:
車/東名高速道路東京IC(首都高速3号渋谷線用賀ランプ)から環八通りを上野毛方向。野毛公園前交差点で右折。玉川野毛町公園駐車場がおすすめ。
電車/東京駅からだと京浜東北・根岸線快速で大井町までいき、東急大井町線に乗り換えて等々力駅下車(所要時間37分ほど)。そこから徒歩二分。
駐車場:
玉川野毛町公園駐車場 30分百円
食事:
渓谷の途中に階段を登って行くと、イタリアンレストラン「OTTO」あり。看板と専用の階段があるのですぐ分かります。甘味処なら不動の滝前の茶屋「宝珠閣」。文中登場の「翠家」の豆腐は絶品。おみやげにオススメです。
トイレ:
二か所あり。玉川野毛公園内にも駐車場そばに一カ所有り。

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