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« 南アルプス 北岳(3192m)トレッキングレポート:トップページ双六岳 »

弓折岳・鏡平

Jul.31, 2001 西からの槍穂高の眺めを楽しむ

弓折岳・鏡平:イメージ1

鏡平は北アルプス南部の槍ヶ岳の真西約4kmに位置する。弓折岳の東のふもとになり、槍ヶ岳・穂高連峰の眺めがよい。鏡平から70分ほどの登りでたどり着く弓折岳(ゆみおれだけ)は標高は2588mである。槍ヶ岳・穂高連峰の眺めが良いのはもちろん、北の双六岳、はるか西の白山も眺められ、また稜線にはお花畑が続く。高山植物が例年より早めに咲き出していると聞いて出かけることとした。

弓折岳・鏡平:イメージ2

新穂高温泉からの入山となるが、関東からは交通が不便なので、交通機関の接続を良く調べた方が良い。登山口となる新穂高温泉バスターミナルからは西穂高岳へのロープウェイ、槍沢を経て槍ヶ岳、そして今回歩く鏡平・笠ヶ岳方面の3つのルートがある。バスターミナルから道をはさんだ所に登山届、下山届のポストがある。鏡平・笠ヶ岳方面へはバスターミナルから橋を渡って、温泉街を抜け、キャンプ指定地の横を歩いていく。ゆるやかな坂を登って行くと、林道入口の車止めのゲートがあるので、ゲートの横を通って行く。小池新道に入るまではこの左俣林道を歩くことになる。しばらくは舗装された道だが、そのうちに砂利になる。林道は蒲田川の上流の左俣谷に沿っての道で、左の西側は笠ヶ岳周辺の山である。蒲田川は最終的には神通川と名前を変え、日本海に注ぐ。1時間あまりの緩やかな坂をこなして、笠新道登山口で笠ヶ岳方面への急登の道を分ける。道の両側が樹林になり、約10分でワサビ平小屋に着く。小屋の右手前から奥に入ったところがキャンプ指定地になる。小屋の正面に水場がある。湧き水なのだが、水量が多く、ふもとの方なのに冷たいのがうれしい。小屋の名物はこの水を利用した”そうめん”である。ここからさらにブナなどに囲まれた林道歩きが続く。林道は工事用の車両が通るのでカーブなどでは充分気を付け、端を歩くようにしよう。橋があって鏡平方面への小池新道に入るのだが,2001年は小池新道の入口が落石でふさがれているので、道標に従って迂回ルートを歩いた。小池新道の最初の方は大きな岩がゴロゴロしているところを通り登っていく。ここからやっと登山道らしくなる。ここから鏡平まで小池新道は岩が敷きつめられた道が続く。大きな岩の登りが続き、ノドが乾いたなという頃、水量の多い秩父沢に着く。ただここから先にある秩父小沢の方が水量が少ないものの水が冷たいので飲むのは秩父小沢の水がおすすめである。さらに登り雪渓の残るシシウドガ原を経て登る。このあたりから振り返ると、西穂高岳・焼岳方面が望める。この先は明るい樹林の中の登りが続く。所々にクルマユリや黄色のミヤマオトギリが咲いている。

弓折岳・鏡平:イメージ3

さらに登って、鏡平にある鏡池に到着する。鏡池からは槍ヶ岳・穂高連峰の眺めが良い。風がなければ鏡のような池に山々の姿が映る。鏡平山荘はこの少し先で、 1999年に建て替えられた綺麗な小屋だ。ここの名物は”かき氷”。ここから弓折岳へは約70分の登りである。小屋の前の池を渡って、湿原の横を過ぎ、低い樹林の登りとなる。登っていくと木が無くなって、高山植物が増えていく。クルマユリ・ミヤマトリカブトなどが咲く道を登って行く。弓折岳直下をトラバースするように登って行くところに、小さな沢があり、引用に適するが、小さな流れなので気付きにくい。ここからもう少しの登りで、弓折岳分岐に着く。右が双六池方面で、左が弓折岳を経て、笠ヶ岳方面になる。ここから弓折岳へは緩やかな登りで、ミヤマクロユリなどを愛でながら歩くと、弓折岳山頂に着く。槍ヶ岳・穂高連峰から焼岳がよく見え、北にはなだらかな山容の双六岳、空気が澄んでいれば、西のはるか彼方に加賀の名山である白山が見えるだろう。

弓折岳・鏡平:イメージ4

ここから日程の余裕が無ければ来た道を戻ることで1泊2日の日程が組める。余裕が有れば、2泊3日以上で、道なりに歩いて、笠ヶ岳に登って笠新道を降りて新穂高温泉に戻っても良いし、双六池方面へ向かえば西鎌尾根を経て槍ヶ岳へ向かったり、双六岳、三俣蓮華岳など選択肢は多い。鏡池は9月下旬から10月下旬にかけての紅葉も美しいらしいので、また訪れたい。またワサビ平前後の林道などで蚊が多いので虫除けスプレーなどを用意することをお勧めする。新穂高温泉へ降りたとき、汗を流すのに良い温泉を紹介する。無料なので多くを期待できない。温泉をもっと楽しむみたいという方は温泉旅館は数多くあるので、いいところを探して欲しい。

新穂高温泉 上宝村営アルプス浴場
場所:新穂高温泉バスターミナル前
時間:9:30~16:00
料金:無料その他:シャンプー・リンス・石鹸無し(前に使った人が置いていったものが残っていること有り)

写真は上から、弓折岳、鏡池から見た槍ヶ岳・穂高連峰、槍ヶ岳、槍ヶ岳・穂高連峰と鏡平、弓折岳稜線のシナノキンバイ

-DATA-

場所:
岐阜県吉城郡上宝村
タイム:
計5時間50分
新穂高温泉(80分)ワサビ平小屋(90分)秩父沢(50分)シシウドガ原(60分)鏡平山荘(60分)弓折岳分岐(10分)弓折岳
鉄道・バス(夜行):
1.東京(新宿)、横浜、大阪、京都、神戸から出る夜行バスのさわやか信州号 新穂高温泉行きで入る。(要予約)
2.新宿から中央線の夜行急行「アルプス」にて早朝松本下車、松本駅前バスターミナル松本電鉄バス,濃飛乗合自動車の新穂高温泉行きに乗り終点新穂高温泉下車。
鉄道・バス(昼間):
1.新宿から中央線の特急「あずさ」にて松本下車、以下は(夜行)2と同じ。
2.大阪、京都、神戸から新幹線で名古屋へ。名古屋から特急「ひだ」、または新名古屋から名鉄特急「北アルプス」にて高山下車、以下は(夜行)2と同じ。
車:
1.関東方面からは中央高速を利用。岡谷ジャンクションから長野道に入り、長野道を松本インターで降り、 国道158号、国道47号を西方向へ向かう。栃尾温泉から県道475号に入り新穂高温泉へ。
2.中京、近畿から高山へ、国道47号を経由して、栃尾温泉から県道475号に入り新穂高温泉へ。
駐車場:
新穂高温泉バスターミナル手前に村営駐車場(無料)
自動販売機:
新穂高温泉
宿泊:
新穂高温泉、ワサビ平小屋、鏡平山荘
キャンプ指定地:
新穂高温泉、ワサビ平(鏡平は幕営禁止)
水場:
笠新道登山口、ワサビ平小屋前、秩父沢、秩父小沢、鏡平山荘(宿泊者以外は有料)
トイレ:
新穂高温泉バスターミナル、ワサビ平小屋、鏡平山荘
携帯電話:
新穂高温泉周辺、弓折岳稜線は良好
公衆電話:
新穂高温泉バスターミナル

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