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浅間隠山トレッキング

Jul.08, 2001 梅雨の晴れ間の山歩き

梅雨の合間の晴天、まして週末といえば何よりも貴重な一日となる。アプローチタイム、行動時間、ロケーション、温泉等々含めどこに行こうかと思案する。悩んだ末、雄大な浅間山の裾野に広がる高原を眺め、登山口に温泉もあり2時間ほどで登ることのできる浅間隠山に決めた。アプローチも家から1時間半程だ。

浅間隠山トレッキング:イメージ1

高崎からR406を北上する。榛名町、倉淵村と烏川に沿って進む。車窓から心地良い川風が走り抜けていく。対向車を見るとどの車も窓を閉め切っている。なんともったいないことだろう。倉淵村から道は二つに分かれる。左に取ると二度上峠を抜けて北軽井沢に至る。その二度上峠にも浅間隠山登山口がある。こちらの方が登行時間が少ない。しかしきっぱりとハンドルを右にきった。吾妻町に入り旧関所跡の大戸で左折し浅間隠温泉郷へ向かう。ここには泉質のそれぞれ違う薬師、鳩ノ湯、白雲の3軒の温泉宿がある。どこも日帰り入浴が可能だ。浅間隠山はその名の通り、こちら側から浅間山を隠して見えないことから付いた名のようだ。しかしやはり梅雨前線のせいか高所はガスが湧いているようで、その浅間隠山も見えない。「お前が隠れてどうする。」と思わずつっこみを入れたくなる。さらに登山口まで細いダート道を詰める。雨で路面が深くえぐられていた。冠水している箇所もある。初めてなら引き返すところだ。しかし勝手知ったる道なので構わず行くと、広場になった登山口に着いた。他に車はない、静かな山が楽しめそうだ。

浅間隠山トレッキング:イメージ2

登山口には真新しい標識が建っていた。ドアーを開けると強烈な濃い緑の匂いが鼻をついた。夏真っ盛りといった感じだ。ここからしばらくはまだ林道を行くことになるが、さらに悪路になるので車は置いていった方が無難だ。立派な道標に導かれるように杉の植林地に入る。山頂まで3.8kmとある。すぐに湯川にぶつかり赤い矢印に従ってそこを渡渉する。しばらくはこの沢沿いを何度か渡渉しながら行く。水量は少なく石を跳んで行けば足を濡らすこともない。大きなヒキガエルが慌てた様子もなく跳ねて行った。

浅間隠山トレッキング:イメージ3

沢と別れてなだらかな枝尾根に取り付く。見捨てられた植林地のようでカラマツ林はササに覆われていた。それでも登山道は良く整備されていて、刈り開かれて歩きやすい。一度道が平坦になったあたりにルートの半分を示す標識があった。薄曇りでも気温は高く蒸し暑い、谷から吹き上げる風が気持ち良い。一休みには都合の良い場所だ。ここから先は急登になることだし、一服して火照った体を休めた。頭に巻いたタオルを絞ると汗がしたたり落ちた。樹林越しに山並みが見えたが、やはり山頂部はガスの中だった。

浅間隠山トレッキング:イメージ4

階段状になった急登が続く。しかし高度を確実に稼ぎ、眼下に浅間隠温泉郷の集落が緑の中にぽつんと見えた。つづら折れを過ぎると主稜線のシャクナゲ尾根に出る。両側が切り立ったリッジになっていて多少恐怖感もある。こんなところはさっさと通過したい。ご丁寧に路肩注意などという標識まで立っている。そんなこと言われなくても分かる。さらに尾根上の開けた場所にはシャクナゲ尾根と書かれた立派な看板まであった。南に山々が連なっていた。しかし無駄な看板に、これはやりすぎだろうと思ってしまう。こんな物はない方が景色を楽しめるということに行政はまだ気がついていないようだ。

シャクナゲとツツジのトンネルを縫って行く。ひと月も前なら花が咲き乱れていたことだろう。登路は最後の急登になった。道幅は広くなって歩きやすい。カンバが現れ高山の雰囲気がしてきた。登山道の真ん中にドウダンツツジの大木が仁王立ちしていた。まるで、どうだ!と言っているようだ。その足下には枯れ落ちた花びらが山のようにあった。息を切らして山頂に着いた。ほとんど樹林の中だってのでそこは眩しいほど明るく感じた。しかしお目当ての浅間山は濃いガスの中で見ることは出来なかった。それでも、満足顔でビールを開けた。

蛇足であるが、帰り道蕎麦屋に寄り注文の品を待っていると足に小さな突起が出来ていた。つまみ取ってしげしげと見ると丸い茶灰色の身体から足が生えて蠢いていた。ダニである。いくら暑くても短パンで山を歩くのはやめよう。

-DATA-

場所:
群馬県吾妻郡吾妻町
交通:
JR高崎線高崎駅よりバス「薬師温泉」行き「清水」下車。登山口へはこれより徒歩およそ1時間半。マイカーが圧倒的に便利。
コースタイム:
登山口~山頂 登り2時間 下り1時間。
駐車場:
登山口に数台可。
トイレ:
なし。
温泉:
浅間隠温泉郷 白雲荘は露天風呂あり 鳩ノ湯は落ち着いた檜の浴槽 薬師は最奥にある。各500円。 倉淵温泉長寿の湯 350円。
注意:
登山口への林道は乗用車(低車高車)はきついかも知れない。降雨時や降った直後はもっと手前に、早めに駐車することを勧める。左手の最初の林業作業小屋脇が良い。数台駐車可。そこから登山口まで徒歩およそ1時間。
適期:
6月ツツジの季節。山頂から雪の残る浅間山が望める。 
バリエーション:
本文中にもあるように二度上峠より1時間。
参考:
群馬の山歩き130選 上毛新聞社刊

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