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湯沢高原

Jun.17, 2001 珍しい高山植物咲く高原を歩く

湯沢高原:イメージ1

新潟県の湯沢町は苗場やガーラ湯沢がある町で、スキーヤーには説明の必要がないところであるが、雪の無い季節に訪れたことが無い方も多いと思う。しかし、夏にガーラ湯沢手前のロープウェイで湯沢の街や上越国境の山々を眺めながら登ると、そこには国内外の珍しい高山植物を楽しみながら歩くことが出来る場所がある。ヒマラヤでしか見られない青いケシが咲き始めたということで訪ねることになった。

湯沢高原:イメージ2

関東からは電車で行くにしろ、車で行くにしろ、川端康成が書いたように上州と越後の「国境の長いトンネル」を通っていくことになる。この時期であればトンネルを通った先の天候が大きく違うことは少ない。越後湯沢駅の西口を出て、駅前の線路と平行している道を北へ歩き出す。温泉旅館が軒を連ねるその名も温泉街通りである。民俗資料館を過ぎ、左側に湯沢温泉ロープウェイの山麓の駅、「山麓ステーション」が見えてくる。無料の駐車場は駅の建物の北側から入った所になる。ロープウェイは166人乗りの世界最大級のものであり、乗り場の行列が長くていつ乗れるのだろうかと思っていたが、あっさりほとんど待つことなく乗り込むことが出来た。ロープウェイからは山あいに長く連なる湯沢の街が見えて、上越新幹線、上越線、関越自動車道が走っているのが見える。景色を楽しんでいると7分はあっと言うまで、終点のパノラマ・ステーションに到着する。標高は約1000mで、アルプの里と名付けられた場所になる。駅舎から出た右側からは、湯沢の街とその向こうに飯士山、それから右へ巻機山、そして上越国境の武能岳から一ノ倉岳などの峰々が見える。パノラマ・ステーションの駅舎から左へ坂を登っていくと。「雲の上の美術館」があり、更に登っていくと、道が二股に分かれる。左へ行くとパノラマコースと名付けられたコースになっているが、右のミニ・トレッキングコースへ入って行く。ブナなどの木の森の中を登って行くが、大きくコースが曲がったところから下りになる。更に下っていくと右側が開けてくる。ミニ・トレッキングコースと平行するように「サマーボブスレー」のコースがあって706mのボブスレーコースを歓声を上げながら滑っていく人たちがいる。サマーボブスレーのスタート地点は「雲の上の美術館」のそばにあるので、園内を一周してから楽しんでも良いだろう。

湯沢高原:イメージ3

ボブスレーコースが見えなくなってしばらく下ると、「ロックガーデン」があって、ここに国内外の珍しい高山植物が集められている。ロックガーデンの上の方には、ハクサンフウロなどが咲いている。チングルマは白い花が終わって、果穂になっている。一段降りたところには、ヨーロッパアルプスに咲くエーデルワイス、その仲間で日本の高山にあるウスユキソウが何種類か集められている。そしてヒマラヤの青いケシがある。青いケシは15株ほどあるが、まだ2株ほどしか咲いていなかった。青い花というのは私はこれ以外に知らず、本来なら相当の装備を持ってヒマラヤの高山に登らないと会えない花なので、こんなに簡単に見てしまっていいのだろうかとも思う。ロックガーデンの一番下にはピンク色の可憐なコマクサや、不思議な形の花を付けている悪魔の爪がある。悪魔の爪とはちょっとかわいそう名前と思う。ロックガーデンから坂を下りながらあやめヶ池へ向かう。東北の山々に多いヒメサユリが清楚なピンク色の花を付けている。その先にはクリンソウの群落やミヤマオダマキが咲いている。その先にはあやめヶ池という小さな池があって、ヒオウギアヤメやリュウキンカの黄色の花が咲き、オタマジャクシが泳いでいる。ミズバショウもあるが既に葉が大きくなっている。あやめヶ池の脇にある木道を歩き、池の反対側に出ると、ロープウェイのパノラマ・ステーションへの登り坂が始まる。途中には湧き水の飲み場があり、アメリカコマクサなどの花がある。10分ほどの登りで、パノラマ・ステーションに到着する。

湯沢高原:イメージ4

貴重な高山植物に気軽に会いに行けるのがここの良いところである。ロックガーデンの花には名札が付けらており、高山植物の名前を覚えるのにも良い。ヒマラヤの青いケシの見頃は6月中旬から7月上旬で、花が多いのは6月から7月である。5月にミズバショウ、チングルマ、リュウキンカが咲き出し、9月のレンゲショウマまでなんらかの花を楽しむことが出来る。また、歩いた後に汗を流したいとき、ロープウェイで降りた山麓ステーション2階に「コマクサの湯」という天然温泉がある。

「コマクサの湯」
営業時間: 10:00~20:00
料金:大人\300、子供\150

写真は上から、クリンソウ群落、ヒマラヤの青いケシ、悪魔の爪、あやめヶ池とヒオウギアヤメ、コマクサ。

-DATA-

場所:
新潟県南魚沼郡湯沢町
タイム:
計1 時間10分/越後湯沢駅西口(12分)-ロープウェイの山麓ステーション(ロープウェイにて7分)-パノラマ・ステーション(5分)-ミニトレッキングコース入口(12分)-ロックガーデン(5分)-あやめヶ池(10分)-パノラマ・ステーション(ロープウェイにて7分)-ロープウェイの山麓ステーション(12分)-越後湯沢駅西口
アクセス:
電車/上越新幹線または上越線にて越後湯沢駅下車、西口より徒歩12分
車/関越自動車道にて湯沢ICを降り、国道17号を越後湯沢駅方面
駐車場:
ロープウェイの山麓ステーション北側に1000台(無料)
売店:
不可ロープウェイのパノラマ・ステーションに有
トイレ:
パノラマ・ステーション、あやめヶ池近くに有
携帯電話:
一部通話可
公衆電話:
ロープウェイのパノラマ・ステーションに有

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