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独鈷山 1266m
May.19, 2001 前山登山口~山頂
上田市の南側に位置する独鈷山。その昔、弘法大使空海が山頂に独鈷杵(仏前で使う道具)を埋めた事から独鈷山と呼ばれるようになった山である。この付近の塩田平は「信州の鎌倉」と呼ばれるほど数多くの文化財が残され、農業用の溜池が数多く存在する。雨が少ない地域に作られた溜池は200前後。時代の流れで減少したが、現在でも農業用の溜池として数多く存在する。一般的な登山ルートとして前山登山口、沢山登山口の2つのルートがある。前山登山口は急登が続く険しい道。沢山登山口はファミリー向けとなっており、きついと噂の前山登山口から山頂を目指す。

国道18号線より上田大橋、別所温泉、中禅寺を経由して前山登山口に進みたい。塩田平の南側では前山寺、中禅寺の看板が何処でも見れるので中禅寺の標識を見落とさないように進む。中禅寺の西側約150mの場所から独鈷山に通じる山道を進み、300m登った場所に虚空蔵堂が見えてくるので車を置いて歩き始めます。塩田平の山々は松茸山として有名な場所で、登山口から5分も歩けば椎茸を栽培する光景が見れる。農業用の黒いシートで覆われた先には、菌を埋め込んだ木が沢山並んでいる。もちろん椎茸を栽培してるが、黒いシートの先には椎茸とは限らない。塩田平の気候を生かして朝鮮人参の栽培をしている農家が沢山見られ、うかつに覗き込むと泥棒と間違われるので注意が必要です。

独鈷山郷土環境保全地域に指定されている登山道は思っていたより歩きやすい。登山道には「山頂まで100分」と表示され、90分、80分と10分間隔に標識が設置されてある。不動滝を越えたころから傾斜がきつくなり、ヘロヘロになりながら杉の林を抜けていく。コース脇の標識と自分のペースに大差は無いが、このまま山頂まで続くのかと思うと気が重い。自然石の石塔を超え急激な登りが始った。山頂までは60分。既に心臓に鼓動が限界になっていた。

急な登りが終り稜線から独鈷山に向かって行く。右にトラバースして大きな岩を左に巻いて、稜線に出た場所の岩を左に進むと沢山湖方面、塩田平が一望できる。稜線に戻り小さなピークを越えると山頂も近い。山頂近くに開けた場所があり、沢山登山口と前山登山口が合流している。ここから山頂まで3分。コース脇に設置されてある標識より20分ほど早く山頂に登ることが出来た。展望が良い山頂から美ヶ原高原のアンテナ、塩田平が良く見る。それほど広くない山頂に祠と1266と書かれた三角点がある。山頂で朝食を作る予定だったが頭の上には沢山の虫と蜂が飛んでいる。蜂が苦手な自分はデジカメに納めるだけ納めて逃げるように山頂をあとにした。

沢山登山口と前山登山口の合流する開けた場所で朝食を作り出す。最近、何処に行くにも定番になってしまったドライフードにお湯を注いでしばらく待つ。アイスコーヒーを片手に誰か登ってくるかと待ち続けたが、食べ終わるまでに誰も登ってこなかった。帰りは沢山登山口に抜ける計画をするが、登山道の状況が分からず来た道を戻って行く。「沢山登山口はどうなっているのか?」と思い、前山登山口から車を走らせ大きく迂回する。沢山登山口には郷土環境保護地域の看板と消防署の吸殻入れがある。吸殻入れの中には鳥の卵が4つ。吸殻入れを覗く自分も変だが、巣箱と勘違いした鳥もなんだか可愛そうだった。

前山登山口は雪が降ったり雨が降ると登るに大変な場所かもしれません。目的にあった登山コースが選択できますので事前に確認してから登ることをお勧めします。
-DATA-
- 名前:
- 独鈷山
- 場所:
- 長野県上田市
- 交通:
- 上信越自動車道 上田菅平ICより国道18号線、上田大橋を経由して別所温泉方面に向かい、看板に従って中禅寺を目指します。
- 駐車場:
- 道路脇に数台可能
- トイレ:
- 無し
- 携帯電話:
- 良好
- 水場:
- 不動滝
- コースタイム:
- 前山登山口から山頂まで120分
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