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土佐矢筈山 1,607m

Apr.15, 2001 ピクニック気分で大展望を楽しむ。

昨年、急性腸炎で入院して以来、ろくな運動をしていない。ボディブレードをぶるぶるさせるのが精一杯。同じく、ほとんど運動をしていないかみさんを誘って登れる山を探していたら、車でのアプローチこそ長いが、登山口から1時間程度で絶景が楽しめそうな山があった。今回訪れる土佐矢筈山は剣山系の中でも手軽にハイキング気分で登れる山なので、入門には最適だろう。

土佐矢筈山 1,607m:イメージ1

登山口は「矢筈峠」。ここまでは徳島県の祖谷か、高知県の物部村からアプローチする。僕は同じコースを往復するのが嫌いな性分なので、行きは手前の祖谷から入る。R32を大歩危駅の橋から祖谷方向に曲がって、しばらくは昔有料道路だった道をかずら橋方向へ。かずら橋を過ぎたらR439の京柱峠方向へ。この道は国道とは名ばかりで非常に狭いので細心の注意が必要だ。しばらく行くと祖谷山林道への分岐に出る。ここから林道へ。ダートコースになる。ダートをずんずん進むと、今度は笹谷林道。かなり荒れている。僕の車はSUVでなんとか通過できたが、普通のセダンなどでは厳しい。後述する物部村からのアプローチが無難だろう。ちなみに、このダート沿いの谷道川はアマゴがかなり放流されているようで、魅力的なフライエリアが点在している。

土佐矢筈山 1,607m:イメージ2

やっとのことで登山口である「矢筈峠」に到着。既に車は埃まみれだ。反対側の物部村からは綺麗に舗装されたアクセス路があり、なんともつらい気分。まぁ、楽しんだので良しとしよう。南国インターからR195を徳島方向に進み、物部村に入ってすぐの永瀬ダム湖から県道49号で北進。奥物部の笹渓谷を目指す。目指す矢筈峠は笹渓谷の上流だ。登山口の「矢筈峠」は「アリラン峠」とも呼ばれる。峠開設時に多くの韓国の方が作業して、母国の風景に似たこの地を哀愁を込めてそのように呼んだそうだ。登山口には広い駐車場と綺麗なトイレがあり、準備には困らない。ただし、水場、自販機の類は望めない。さて、身支度を整えて出発。

土佐矢筈山 1,607m:イメージ3

最初はやはり大事をとってスローペースでスタート。登山口の案内ポストの中には自由帳なんかもあったりでほのぼのとした雰囲気だ。茂っているのはモミの木ぐらいでブナをはじめ、ほとんどの木々はまだ新芽段階。見通しのいい林間を歩く。多少アップダウンを繰り返すとやがて枝の隙間から目指す土佐矢筈山が顔を出す。頂上付近が笹原で覆われた、四国の山らしい美しい風貌だ。登山道は綺麗に下草や笹が刈られていて非常に歩きやすい。急な部分はきちんと丸太で階段が整備されていて、雰囲気を変えない範囲で素敵な登山道になっている。

土佐矢筈山 1,607m:イメージ5

土佐矢筈山 1,607m:イメージ4

木々を揺らす風の音に混じって、ウグイスが鳴いている。遠くからはキツツキのドラミングが響いている。やがて木の丈が低くなってきて、視界が開け、最後の急登に。笹原の斜面に白い岩が羊のように点々としている。右へ左へくねくねと曲がりながら笹原とコメツツジの中を登る。稜線を吹く風が心地よい。振り返ってみれば登山道からのコースが手に取るようにわかる。ほぼ尾根を直登気味に登ってきたようだ。鞍部に取り付いたところで、そこが京柱峠及び小桧曽山へ続く分岐になる。左の稜線の先端が土佐矢筈だ。笹原の中の道を最後の踏ん張り。頂上は三等三角点。頂上の先の突端からは、右に綱附森、左に天狗塚、三嶺、中央に次郎笈、剣山。剣山系の峰々が美しく連なっている。僕はこういう景色を見るといつも、「縦走欲」を掻き立てられるのだが、いまだ四国では実現していない。展望を楽しんだ後はお弁当。かみさんのおにぎりがいつもよりおいしく思えるのは、景色のせいか、風のせいか。

登山口へ下山後は物部方面に車を進めて「笹渓谷温泉」に立ち寄る。大きな看板などは出ていないので注意しないと見逃しそうだ。土日月祝だけ開いている温泉で、主人の人柄が出ている気持ちのいい温泉だ。しかもかなりしゃれている。湯の花が浮いていて、硫黄臭もあり、かなり効きそう。渓谷の眺めを堪能しながらの温泉。ぜひともコースに入れておきたい。

-DATA-

場所:
高知県香美郡物部村
交通:
JR土讃線高知駅より車で2時間。
タイム:
矢筈峠-(60分)-頂上
駐車場:
矢筈峠登山口約30台可能
トイレ:
矢筈峠登山口駐車場にあり。綺麗。
自動販売機:
まったくなし
携帯電話:
登山口は圏外。頂上に近づくとほぼ通話圏内
温泉:
笹渓谷温泉 08875-8-4550 土日月祝営業 [硫化水素泉。皮膚病、神経痛]
連絡先:
物部村役場 08875-8-3111

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