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生田緑地

Feb. 2, 2001 住宅地に残された雑木林

生田緑地:イメージ1

生田緑地は、多摩丘陵の雑木林の生態系が残されている、広さ54haの緑地公園。小田急線向ヶ丘遊園駅南口からまっすぐに歩いていくと、「日本民家園・青少年科学館」(いずれも生田緑地内にある施設)という看板が導いてくれる。12、3分ほどで、こんもりとした丘が見えてくる。落葉樹が中心のため、訪れた 2月には、茶色い枝が目立って見えた。そして、「生田緑地入口」の看板。入口近くには、住宅地にもかかわらず「動物に注意」の標識が・・・。生田緑地内には、ホンドタヌキが生息しているとのこと。

生田緑地:イメージ2

東口から入ると、すぐに「菖蒲園」が見える。1月の大雪の時につもった雪で真っ白だ。水の中を、コサギが、優雅に歩き回っていた。向かい側には「日本民家園」の入口。古民家を20数件移築して作られた、野外博物館である。そこには入らず、舗装された道路を進んでいくと、売店、レストハウスが見えてきた。廃車となった列車の車両も置かれていて、中では、遠足に来ていた幼稚園児が大騒ぎ!その奥の青少年科学館で「生田緑地ガイドマップ」を100円で購入。科学館を離れ、さらに進むと、「かおりの園」というスペースがあり、タイサンボク、クチナシなど、香りのする花をつける植物が植えられている。ちょうど、黄色いロウバイの花が咲いていた。そして、つる植物のテイカカズラがアーチになっている。今は花は見られないが、かわりに、長いふわふわの綿毛がついた種が、たくさん落ちていた。「奥の池」に向かう道には、メタセコイヤの林があり、いい雰囲気。葉がない今の季節はちょっとさみしいが・・・。奥の池をすぎ、「岡本太郎美術館」前へ。ここまでは、道も平坦で、整備された都市公園、という感じ。

生田緑地:イメージ3

美術館横の、木の階段を上るあたりから、足元も土になり、少し雑木林の雰囲気が感じられるようになる。クヌギ、コナラにまじって常緑のヒサカキなどが生える、細い自然観察路を歩いていくと、下方には、「日本民家園」の藁葺き屋根が見える。なんだか、昔話の村にまよいこんだような気分。観察路の途中には展望スポットもある。北部公園事務所に到着し、公園の資料をゲット。「グリーンアドベンチャー」の用紙も置いてある。園内の樹木に番号札がついていて、その木の名前をあてるゲームだ。さっそくチャレンジ、と思ったら、なんとここが「グリーンアドベンチャーコース」の終点。それならば、逆から・・・と行ってみたものの、コースの一部が工事中で、入れなくなっている。仕方なく、「グリーンアドベンチャー」は断念。自然探索路(尾根道)に入っていくことにした。コナラ、イヌシデ、ヤマザクラなどやはり落葉樹中心。落ち葉を踏みながら進んでいく。道は多少アップダウンがある。平日ということもあって、来園者は少なく、鳥の声だけが林内にひびく。常緑樹で多いのはシロダモの木。大きめの緑の葉は、もむとにおいがする。アセビの白い花が咲き始めていた。

生田緑地:イメージ4

ふと視界が開けて、「芝生広場」に到着。一面の雪景色である。コブシがふさふさの冬芽をつけている。雪がとけてぐちゃぐちゃにぬかるんだ道を進むと、その先は湿地となっている。ここにはまた夏に来たい。「まむしがでます」との看板が気になるが・・・。木道の上を渡っていくと、その先から道は登りに。葉を落とした今の季節は、樹皮の違いが分かりやすい。幹ががさがさにはがれるアサダの木を通りすぎると、枡形山広場に到着。今日は広場には誰もいない。ここには展望台がある。なんだか周囲から浮いている建物だが、是非階段で上まで登ってみよう(エレベーターもある)。360°の眺望は気持ちがいい。案内板によれば、西南の方向には富士山が見えるらしいが、今日はあいにく曇っていて、見ることはできなかった。景色を満喫したところで、広場を見下ろすと、黄色っぽい色をした木が見える。展望台を降りてみると、それは、エンジュの木。黄色い実がたくさん枝に残っており、下にもばらばらと落ちていた。さて、ここからは下り。エナガやシジュウカラが群れをなして、木から木へと飛びまわりながら、うるさいくらいに鳴いている。キジバトもたくさんいる。シラカシなどの常緑樹が多くなり、さきほどとは少し違った雰囲気。ムラサキシキブの木は今は枝ばかりだが、よく見ると、紫の実が少し残っている。ほどなく、東口の駐車場前に到着した。これで、今日のお散歩はおしまい。

生田緑地:イメージ5

コースのあちこちに、「植物採集はかたく禁ずる」「歩行中禁煙」「ゴミは持ちかえり」などの看板があり、この緑地の自然が手厚く守られていることが分かる。冬の雑木林は少し殺風景だけれど、なかなか趣があるし、野鳥の観察をしたい人には良い(「野鳥の森」というコースもある)。展望台からは、飯室山へ向かうコースもある。プラネタリウムや美術館、民家園などの施設も利用するなら、ファミリーでもたっぷり1日楽しめそう。自然観察なら、新緑、花、紅葉やどんぐりなど、1年を通じて訪れたい。

-DATA-

場所:
神奈川県川崎市多摩区
タイム:
計1時間30分
東口-香りの園-岡本太郎美術館前:30分 岡本太郎美術館前-北部管理事務所:15分 北部管理事務所-自然探索路(尾根道)-芝生広場:15分 芝生広場-湿地-枡形山広場:15分 枡形山広場-グリーンアドベンチャーコース(逆行)-東口:15分
交通:
小田急線向ヶ丘遊園駅南口から徒歩15分
駐車場:
西口、東口にあり。2時間400円。以降30分ごとに+50円。
トイレ:
各入口等6ヶ所(うち身障者用4ヶ所)
レストハウス:
プラネタリウムの近くにある(ただし12~2月の間は、土、日、祝日のみ営業)山芋そば・うどん500円、カレーライス400円など
売店:
各入口等6ヶ所(うち身障者用4ヶ所)
自動販売機:
売店、枡形山広場などにある
施設:
・伝統工芸館(無料、月曜・祝日の翌日休館)
・日本民家園(有料、月曜・祝日の翌日休館)
・青少年科学館(プラネタリウムは有料、月曜・祝日の翌日休館)
・岡本太郎美術館(有料、月曜・祝日の翌日休館)

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