トレッキングレポート

サブナビゲーションをスキップ


フィールドレポート

現在のレポート数は811件です。

最新記事
最近のコメント
カテゴリー
バックナンバー

Since Apr.01,2000


« 比良山トレッキング CoursⅣトレッキングレポート:トップページ鎌倉 厳冬の朝比奈峠を行く »

暮坂峠~川原湯温泉縦走

Jan.13, 2001 暮坂峠~川原湯温泉縦走

六合村に住む友人から暮坂峠から川原湯温泉まで稜線を縦走しようとの誘い。こんな事は地元の人間しか思いつかない。二つ返事でOKした。

暮坂峠~川原湯温泉縦走:イメージ1

中之条と六合村を隔てる暮坂峠。往時は草津温泉を結ぶ表街道にあり、ここの茶屋も賑わっていたことだろう。中之条から四万温泉方面に右折しさらに沢渡温泉に左折する。市街地を抜け30分ほどで暮坂峠に着く。土産屋を兼ねた休憩所があるが勿論この季節は閉っている。駐車スペースは充分にある。ここから尾根を忠実に南にとり1204m峰と1282m峰を結ぶ稜線を目指す。しかし私は友人宅にから歩き出したので暮坂峠を六合村方面に少し下った牧場からのルートをとった。

暮坂峠~川原湯温泉縦走:イメージ2

行ってみるとスキーは使えないことが判った。プラスチックのテレマークブーツにストックをもって歩き出す。これはイノシシやクマ対策でもある。相棒はピッケルを用意した。積雪は30cm程あり表面だけ硬くクラストしたモナカ雪で歩きづらい。ガニマタで足を高く上げなくてはならない。しばらく牧場の柵に沿って登り、それが終わった頃カラマツ林になった。寝不足からか、それともいきなりハードな登りからか、牧場を抜けたところで突然のおう吐。この調子だと先が不安だ。見捨てられた植林のなかにうっすらと当時使われた作業道が分かる。時にはショートカットしながらこれに沿って歩く。炭焼き用の石積みが雪に埋もれていた。尾根に取り付き忠実にたどって1282m峰に着いた。ここまで2時間も要した。

暮坂峠~川原湯温泉縦走:イメージ3

ほとんど視界の効かない植林の中だが時たま上州武尊山や野反の山並みが見える。1304m峰を経て高間山に向かう。歩きやすそうな尾根西に延びているがここは南にとる。迷いやすい地形だ。濃いブッシュを抜けると遠くに高間山らしき頭ひとつ高い山が見える。尾根をトレースして1304m峰。ここから西にとり、再び植林地になり尾根を辿る。再び尾根は南に向かう。急登をふたつほど乗り越すと高間山山頂に着いた。歩き出して4時間。山頂には三角点があり、切り開かれて八ッ場ダム工事の測量の為と思われる航空写真用のプレートが掲げられていた。もう昼を回ってしまい焦る。一休みしてすぐに出発した。

暮坂峠~川原湯温泉縦走:イメージ4

山頂から南南西に延びる尾根を下る。しっかりした赤布が現れた。クマザサが顔を出していて足が膝まで埋まる。足を高く上げ、大股で駆け下りた。鞍部まで来ると高間山登山口と書かれたテープがあった。山頂から現れた赤布の正体はこれだった。ここから山頂を目指す者達がいるのだろう。ここは開けた広場になっていて高間集落方面に林道が付けられていた。夏には軽トラならここまで来れそうだ。エスケープルートの出現に少しほっとした。

暮坂峠~川原湯温泉縦走:イメージ5 暮坂峠~川原湯温泉縦走:イメージ6

その林道を横切り、切り開きに沿ってしばらく行くと様相が一変した。巻いた岩峰から先は左右に切り立ったリッジが続いている。時には三点支持で怖々やり過ごした。里山と思っていたのでこんなところがあるのは意外だった。持ってきたピッケルやストックが役に立った。2時間で王城山奥の宮到着。祠が置いてあり切り開かれた向こうに草津の山々が見えた。添えられたノートには元旦にも登山者がいることが記されていた。ここからは登山道を下るだけだがその取り付きが分かりづらい。数十m高い王城山本峰に登り注意するとテープがあった。本峰から東の尾根に行きがちになるので注意が必要だ。急な斜面を下り林集落の登山口に着いた。集落を抜けて国道まで3km。ダム建設をピーアールする「やんば館」でやっと人心地付いた。さらに国道を4km排気ガスにもまれて川原湯温泉の露天風呂にたどり着いたときにはすっかり日が暮れていた。ほとんど休み無しの10時間、充実感を抱えて湯船に浸かった。

-DATA-

場所:
群馬県吾妻郡六合村、吾妻町、長野原町
交通:
JR長野原草津温泉口もしくは沢渡温泉よりタクシーまたはマイカー
駐車場:
暮坂峠にあり。無料。
トイレ:
冬季閉鎖。
備考:
読図力が要求される。地形図 1/25000 「長野原」 「小雨」 また行程が長いのでビバークの用意も。積雪期以外はさらにたいへんなヤブ漕ぎとなる。
川原湯温泉露天風呂:無料

コメント(0)

コメントはまだありません。

コメントを投稿

(いままで、ここでコメントしたことがないときは、コメントを表示する前にこのブログのオーナーの承認が必要になることがあります。承認されるまではコメントは表示されません。そのときはしばらく待ってください。)

コメント投稿フォーム

ページのトップに戻る