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林道から瓶が森へ

Nov.25, 2000 雲の上の稜線を歩く

林道から瓶が森へ:イメージ1

この夏、友人を連れて大山に出かけた。それ以後、登山靴、ザックをみんな揃え始めた。「雪が降ったら、よーのぼらん!どっか行こうで。」大した体力もない連中。期待しているのは天気と展望。こいつらを満足させるには・・・。近場で手軽に登れる山、瓶が森(1896m)に案内する事にした。手軽と言っても四国山脈NO.4だぜ!

アクセス方法は「白猪谷」と同じく高松西-いよ西条まで高速道路、194号の寒風山トンネルを出てすぐに左に鋭角におれる。そこから「一ノ谷やかた」を越え旧寒風山トンネルに至る。一ノ谷やかたを越え旧寒風山トンネルまで十数カ所のヘアピンカーブをクリアーする。そこから望む山並み(笹が峰・冠山など)も素晴らしい。紅葉は終わっているが、冬の澄み切った空に笹原(石鎚山系イシヅチササ)のライトグリーンが良く映える。旧寒風山トンネル手前を左折し、瓶が森林道(村道瓶が森線とも呼ばれる)に入る。UFOラインとも呼ばれる道。「宇宙に手が届きそうなダイナミックさ」というのが由来のようです。

林道から瓶が森へ:イメージ3

林道から瓶が森へ:イメージ2

当日の天気は快晴。道の左は切り立ち高度感を増す。見渡す景色は絶景。右手に山並みを抱き稜線の真下を走る。背後には冠山、笹が峰が顔をのぞかせる。標高は 1400mを越えていた。(区間の標高は1300~1700m)途中には岩をくりぬいたトンネルもある。瓶が森までに通過する主要な山5座を紹介すると、寒風山、伊予富士、東黒森、自然(念)子の頭、西黒森と続く。いずれも本道より登山口有り。全ての稜線は繋がっており、時間、体力にあわせて縦走するのもいい。林道に入り30分程で西黒森の次にそびえる目的地、瓶が森を仰ぐ。登山口が左にあるのを確認して通り過ぎ100m先左手にある駐車場に車を止め行動食とスポーツ飲料を持って登山口に向かった。高松西ICから丁度3時間で登山口到着。

林道から瓶が森へ:イメージ4

林道から瓶が森へ:イメージ5

登山口前(標高約1600m)には木製のベンチとテーブルが5セット程配置されハイカー達を迎えてくれる。奥にはトイレがある。何組か下山し昼食を取っていた。13時、登山開始。良く整備された登山道。気温15度。無風快晴で暖かい。今回は男山(おとこやま)経由女山(おんなやま)のルートを取ることにした。実はこのルートが最短コース。登山口から5分も歩けば分岐の表示がある。直進すれば「氷見二千石原」を横切り女山に至るコースで地図上で1時間のコース。今回のルートは地図上で 30分。広げた地図を見た輩達(30男3人)はなにも言わずそのルートを行く。すでに大汗をかいているのもいた。

林道から瓶が森へ:イメージ7

林道から瓶が森へ:イメージ6

少し歩くと白骨樹が所々に見える。なにかしら人を寄せ付けない聖域の雰囲気が漂う。見上げれば小さな社の様なものが見えた。男山のピークである。男山までは登りが続く。その道中に丁度いい具合に石鎚山を拝める見晴らし台がある。目前に広がる笹原と白骨林の絶景は氷見二千石原。視線先には西日本最高峰を望む。ここまでわずかに10分。林道からそれだけの時間で視野が全く変わる。これだけ手軽に高度を稼ぎ、快晴の下で絶景を望めるとは。輩達は口をそろえて言った。「なんで男だけでこないかんのや・・。」続けて先を目指す。男山は目前。5分でたどり着き小休止。西側は木々を介してはいるが覗くと断崖絶壁!要注意。。。神像が祀られていた。写真を撮ったが大丈夫か・・・と思いつつ、後にし、女山を目指した。

林道から瓶が森へ:イメージ8

男山から少し下って行く。日当たりの悪いところには雪が残っている。注意して進む。笹原の中を進む気持ちよさ。平坦で歩きやすい道。全く苦にならない。登山と呼ぶべきだろうか?ほとんど登っていない。平坦道が少し登り始めたら女山まで5分。右に折れて少し行くと左前方に神像が祀られている。そこが、瓶が森(女山)頂上である。真っ青な空と清楚な緑。男山から15分息を切らすことなく瓶が森(女山)登頂。そこは360度のパノラマ。北の足元には新居浜の工業地帯の煙突が見える。視界がよければ中国山地まで見えるという。西にはさっき通ってきた西黒森を手前に稜線が続いている。東は笹原と白骨林の氷見二千石原が広がり先には石鎚が見える。南と言えば高知の山々が取り巻いている。30分でこれだけの世界に立てる。皆、満足していた。

林道から瓶が森へ:イメージ9

神像を祀っている隣には瓶が森山頂(1894m)が印されている。日本300名山である。切り立ってなく平原で「女」山を感じさせる。南側に突出した荒々しい男山と対照的である。山頂は笹原もなくゆっくり腰を下ろして休憩できるスペースがある。今回は昼食を持ってこなかったが、頂上でお弁当など持って家族で軽登山なんて最高。この日は天気も良く年配の方、カップルの姿もみられた。帰りは来た道を帰った。山頂からは瓶が森ヒュッテ、瓶が森白石小屋も見えた。そちらの状況は確認できなかったが、我々と違う方のルートからアクセス出来るよう。今度は青々としたみずみずしい笹原を見に来たい。その時には林道を瓶が森駐車場から下ったシラザ峠あたりでテントを張ろうなどといろんな想像をかりたてられる。こんなに身近にこんなすばらしいところがある。林道がこれだけ整備されていることもあまり知られていない。四国もいっぱい見所がある。それだけでもうれしく思える。おすすめスポットです!帰りの登行時間は女山-男山(10分)男山-登山口(10分)だった。

林道から瓶が森へ:イメージ10

登山口前のベンチでちょっと遅めの昼食。その後、車に乗り込みシラザ峠方面へ1分。林道から右手に見えるかわいい「こんもり」した山、子持権現山(1677m)に挑戦しようと意気あがる男集。以前、来たときに鎖場を見つけ登ろうとしたが家内に止められ断念。「今日こそは!」。林道沿いにある道標を見つけ、駐車。1分ほどで登り口に着く。ここから先は鎖場です。石鎚山の鎖場をご存じの方は想像してみて下さい。その斜度がもっと急でしかもとりつく岩がツルツル滑る・・・。登山靴のソールでは堅すぎて足場をホールド出来ない。鉄製の鎖は非常に冷たく長く握っていられない。クライミングシューズと革製の手袋でもあれば・・。無理はしなかった。のびる鎖は約50m程だったか。頂上の裏には、権現さんが祀られているらしい。いつかはお目にかかりたい・・・。楽しみにしていた筈が絶句しました。登り口にある賽銭入れ?(名前の通り子宝に恵まれるという)に男集が賽銭を投じて拝んだ・・・。

来た道を逆戻りする。日が落ちだし気温も下がり始めた。瓶が森林道は例年11月30日で閉鎖となる。来年の4月中旬の開通までおあずけです。麓の194号も積雪時には通行が困難になる。雪に色着く頃、困難でもまた来たい。そう思わせる山々。気の置けない連中との登山もいい・・・。夏には子持権現山も攻略したい。

-DATA-

場所:
高知県土佐郡本川村
交通:
高松西-西条(高速道路1時間)
西条ICから寒風山トンネル出口(約40分)
寒風山トンネル出口-瓶が森駐車場(約45分)
以上 休憩時間等含まず。
タイム:
登山口-分岐  5分
分岐-男山 10分
男山-女山 15分
女山-男山 10分
男山-登山口 10分
駐車場:
瓶が森駐車場(20~30台)
トイレ:
瓶が森登山口手前

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