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秋の八方尾根

Oct. 10, 2000 赤や黄色の紅葉に染まる尾根を、北アルプスを眺めつつ歩く

秋の八方尾根:イメージ1

八方尾根は北アルプスの唐松岳への登山コースにあたるが、八方池付近まで紅葉前線が降りていると聞き、急遽出かけることにした。八方尾根といえば、一般的にはスキーのゲレンデとして知られ、長野冬季オリンピックでも会場として使われ、更に有名になったところだ。地形的には北アルプスの北部、後立山連峰の唐松岳から東に延びる尾根である。スキー用に設けられたゴンドラとリフトを利用することにより、標高1830mの地点まで簡単に登ることが出来る。よって長野行き新幹線と組み合わせると、首都圏から日帰りで紅葉を楽しむトレッキングが出来る。

秋の八方尾根:イメージ2

バスが八方に近付くと、左手の山のふもとに、緑の人工芝が綺麗な施設がみえる。長野冬季オリンピックでジャンプの会場として使われたジャンプ台である。バスを降りて、少し歩き、ゴンドラリフト・アダムに乗り込む。動き始めて、下を見下ろすと、所々の木が色付き始めており、期待は膨らむ。ゴンドラリフト・アダムとリフトを乗り継ぐと、黒菱平の湿原がある。湿原は小さいが草紅葉の黄金色が綺麗で、ニッコウキスゲは実を結んでいる。さらにもう一つのリフトに乗ると、八方池山荘の真ん前に到着。山荘の右側から登山道が始まるので、リフトの最終の時間を確認して歩き始めよう。石が敷き詰められた道で、緩やかな登りである。八方尾根はいくつものケルンがあるので、現在位置を確認しやすい。道の両側は斜面になっており、確かに尾根を歩いていることが分かる。左側の斜面に草紅葉が見える。しばらくの登りで道が広くなり、2つに分かれる。右は木の階段で八方池に向かう道、左は八方池の南側の高い所にある第三ケルンに向かっている。どちらへ行っても八方池の先で一緒になる。ここの八方池・第三ケルンからは不帰キレットから天狗ノ頭、白馬三山が見えるはずだが、私が行ったときには、天狗ノ頭が時々姿を見せるだけだった。西方向に見える斜面が赤や黄に色付き始めている。八方池・第三ケルンでは休憩している人が多い。家族連れの方はここまでで下りる人が多いようだ。

秋の八方尾根:イメージ3

八方池から先の、歩く人の少なくなった道を登る。両側の斜面の紅葉を見ながら登ると、下ノ樺に着く。ダケカンバが多いことから名付けられたところで、さらに登ったところに、上ノ樺がある。八方池山荘からここまでは見下ろす紅葉が多かったが、下ノ樺には登山道のすぐ横で、ダケカンバやナナカマドがあり、見事に色づいているので、目の高さにある紅葉を間近に見ることが出来る。ここから尾根の南側を登っていくことになり、北側の天狗ノ頭方面の展望は望めない。南側の斜面に続く紅葉を楽しみながら登っていこう。しばらくの登りで、上ノ樺を過ぎ、扇雪渓と道標のある場所に出る。前方に秋まで残る雪渓がある。この雪渓には落石の危険があるので近付いてはならない。登山道は道標があるところから右へ曲がり、階段を少し登り、折り返すような道筋で登って行く。ダケカンバの黄葉が多い中を更に登ると、前方に丸山ケルンが見え、右手の北側の展望も開ける。時間があるなら、丸山ケルンまで登ろう。今までより急な登りだ。晴れていれば、天狗ノ頭、白馬三山の眺めが見事だ。帰りは往路を戻ろう。リフトは早い時間に終わってしまうので、間に合うように時間配分を考えておこう。

帰りに立ち寄りやすい温泉を紹介する。ゴンドラリフト・アダムを降りて、八方のバス停に向かうちょうど中間地点にある。

第二郷の湯(白馬八方温泉)
場所:ゴンドラリフト・アダムを降りて、八方のバス停に向かい、大楢川の橋を渡ってすぐ
営業時間:12:00-21:00 火曜定休(祝日を除く)

秋の八方尾根:イメージ4

紅葉の美しい時期は、登っているときは汗をかいても、休憩していると体温を奪われるので、アンダーウェアには綿以外の水分を放出しやすい素材が良い。また、上に羽織るものを用意した方が良い。日帰りが日程的に難しく、八方池山荘に泊まる場合は、特に朝夕は冷え込むので注意したい。唐松岳などではこの時期に既に雪が降っており、八方池付近もいつ雪が降ってもおかしくない。きちんとした装備を持っていないときは、唐松岳まで登るのは避けよう。今回は紅葉の時期に歩くコースを紹介したが、夏山シーズンなら八方尾根から登り始めて、唐松岳へ登ることが出来る。唐松岳へ登ったら、唐松岳頂上小屋に泊まって、翌日のコースは次の3つがある。
1.西へ北アルプスを横断する形で、祖母谷温泉へ下る。
2.北アルプスの後立山連峰の稜線を南へ行き、白岳、小遠見山を経て、五竜とおみテレキャビンを利用して降りる。(白岳から五竜岳を往復することも出来る)
3.北アルプスの後立山連峰の稜線を北へ行き、不帰キレット、天狗ノ頭を経由。白馬鑓温泉へ降りるか、白馬鑓ガ岳を経て、白馬岳へ。白馬鑓ガ岳、白馬岳のレポートも書いているので参照していただきたい。

(写真は上から尾根南側の紅葉、八方池、第3ケルンから西方向斜面、下ノ樺付近、天狗の頭)

-DATA-

場所:
長野県 北安曇郡 白馬村
タイム:
計5時間40分
行き 八方バス停(10分)八方(ゴンドラリフト・アダム8分)兎平(リフト7分)黒菱平(5分)八方池山荘(90分)八方池(80分)丸山ケルン
帰り 丸山ケルン(50分)八方池(60分)八方池山荘(5分)黒菱平(リフト7分)兎平(ゴンドラリフト・アダム8分)八方(10分)八方バス停 (リフトの待ち時間は含まないので注意いただきたい)
鉄道:
1.東京、上野、大宮などから長野新幹線で長野下車、白馬方面行きの高速バスにて白馬駅またはその先の八方下車。
2.新宿始発の中央線を走る夜行の急行「アルプス」、昼間の特急「あずさ」で白馬駅下車。白馬駅前から八方行きもしくは猿倉行きバスにて八方下車
3.大阪、京都、神戸から新幹線で名古屋へ。名古屋から中央線の特急「しなの」にて松本下車、大糸線 特急「あずさ」または各駅停車で白馬駅下車。白馬駅前から八方行きもしくは猿倉行きバスにて八方下車。
バス:
東京(新宿)、横浜、大阪、京都、神戸から出る夜行バスのさわやか信州号 白馬・扇沢コースで八方下車。(要予約)
車:
関東、中京、近畿方面からは中央高速を利用、岡谷ジャンクションから長野道に入り、豊科インター下車、国道147、148を北上。白馬駅付近に数ヶ所ある駐車場に車を駐め、白馬駅前から八方行きもしくは猿倉行きバスにて八方下車。
駐車場:
白馬駅付近に数ヶ所
トイレ:
八方池山荘、石神井ケルンの手前に有り
自動販売機:
八方池山荘に有り
携帯電話:
八方池山荘付近は通話可能
山小屋:
八方池山荘
キャンプ指定地:
八方池山荘-丸山ケルン間に無し

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