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中央アルプス千畳敷

Oct. 21, 2000 紅葉を楽しみながらロープウェイで登り、中央・南アルプスと富士を眺める

中央アルプス千畳敷:イメージ1

千畳敷カールは中央アルプスの宝剣岳の東側にある標高2612mのカールで、駒ヶ岳ロープウェイにより、簡単に登ることが出来る。この千畳敷カールは氷河により削られ擂り鉢状になっている所だ。夏は高山植物の花畑になり、秋は木々の紅葉と草紅葉が見事であり、駒ヶ岳ロープウェイは年中無休であるので、雪の多い時期にも登ることが出来る。中央アルプスの東に並んでそびえる、南アルプスの眺めも良く。南アルプスの向こうには富士山の姿も見える。千畳敷カールの紅葉はほぼ終わりかけであるが、しらび平付近の紅葉が見事だと聞き、出かけることとなった。

中央アルプス千畳敷:イメージ2

駒ヶ岳ロープウェイ行きバスに乗り、標高1662mのしらび平に向かう。雲の向こうに剣の矛先のような宝剣岳の鋭い峰が見え隠れする。バスで登る標高差は700mとかなり大きい。日光のいろは坂よりきついと思われる坂と急カーブの連続を登っていく。菅の台バスセンター付近では緑が多かったが、登って行くにつれ、紅葉の度合いが進んでいるのがわかる。ここではダケカンバなのだろうか、黄色が目立つ。約30分で、終点のしらび平に到着である。今日は土曜日で、紅葉も見頃ということで、ロープウェイは1時間半待ちだという。人数分の整理券をもらい、放送で番号を呼ばれるまで周辺を散策したり、売店をのぞいて、時間をつぶすことにする。遊歩道脇にはこんな時期なのに、ホタルブクロが2つ花を咲かせている。遊歩道周辺は唐松が黄葉を始めており、しらび平のバス停付近から見える山は、ダケカンバの黄葉が多い。ゆっくり歩くともう呼び出される時間となった。列に並び改札を通る。しかしこれから20分ほど、待たされる。ロープウェイに乗る時間は、7分30秒であるが、2台の交互運転であり、9分間隔の運行で、乗り込むのは3つ目のロープウェイなのだ。やっとのことでロープウェイに乗り込む。左右、そして前に紅葉が広がる。やはり黄色中心である。秒速7mで登っているというが、まわりを見ていると、そのスピードは感じない。その速さが分かるのは、中間地点で降りてくるロープウェイとすれ違うときである。登る勾配が急になって、駒ヶ岳ロープウェイの終点、千畳敷駅に到着する。ふもとのしらび平は標高1662mでここは標高2612mであり、その標高差950mとロープウェイ駅の標高2612mは東洋一らしい。

中央アルプス千畳敷:イメージ3

千畳敷駅から外に出ると、ふもとからも見えていたあの尖った岩峰の宝剣岳が目の前にそびえている。圧倒的な迫力だ。初雪は既に降ったと言うが、積雪はない。手前には草紅葉が続き、茶色の岩肌が続いて、宝剣岳の頂に至る。初めてここに来たが、この時期の宝剣岳が最も迫力があるのではないだろうか。ロープウェイ駅の出口から右へ回り込むと、宝剣岳と相対して、雲の上にそびえる南アルプスの姿を望むことが出来る。こちらも白い雪は見あたらないようだ。雲に隠れる伊那谷をはさんで、青く見える。ここから見える南アルプスの主な峰は左(北)より甲斐駒ヶ岳、ピークが2つ見える仙丈ヶ岳、そして北岳、間ノ岳、農鳥岳、つぎに塩見岳と続き、農鳥岳と塩見岳の間に富士山が頭をのぞかせている。南アルプスを眺めた後、千畳敷カールの周遊路を回ることにした。南アルプスに向けた望遠鏡のところから下っていく道を行く。ナナカマドは赤い実を残して、葉はもう落ちている。高山植物も花がドライフラワー状態になって、枯草色になっている。広場になっているところへ出て、右は木曽駒ヶ岳方面の登山道なので左の周遊路をたどる。少し登って右に宝剣岳の登山道を分けて、左へ回り込む。このあたりからは宝剣岳を見上げると、そびえ立った岩峰が迫っている。どんな花が咲いていたのかなと、遠い夏に思いをはせながら歩くと、元の千畳敷駅の広場に戻る。

中央アルプス千畳敷:イメージ4

千畳敷の周遊路には緑のロープが張ってあるが、これは立入禁止を示したもので、つかまって歩くと危険である。周遊路は高低差がほとんど無いが、岩が多いので歩きやすい靴で来て頂きたい。また千畳敷駅はホテル千畳敷とつながっており、宿泊も可能だ。今回は晩秋の感漂う時期の訪問であったが、残雪の多い時期にもロープウェイで千畳敷まで登ることが出来るので、是非行ってみたい。そんな頃なら、南アルプスも雪が多く、雲の上に白く連なる峰々が望めるらしい。もちろん、夏はコバイケイソウをはじめとする高山植物が咲き誇るというので、是非とも宝剣岳・木曽駒ヶ岳への登頂を含めて行ってみたい。

帰りに汗を流すことの出来る温泉を、電車・車それぞれに都合のいい所を紹介する。すこし、駒ヶ根から離れてしまうが、両者とも諏訪湖のほとり、上諏訪温泉にある。
車向け 片倉館 場所:中央高速を岡谷ICでおり、国道20号を東へ、上諏訪の市街に入ったらすぐ右の並行して走る湖岸通りに移り、湖岸通り3の信号、諏訪観光ホテルを過ぎて左側 電車の場合は上諏訪駅下車、徒歩10分。営業時間:10:00-21:00(火休) 入浴料:\300 湯舟の底に玉砂利が敷かれ、深さは1.1m。昭和初期にシルク産業が盛んだった頃、女工の厚生施設として建てられた歴史ある施設。 電車向け 上諏訪駅露天風呂 上諏訪駅ホーム内 営業時間:6:00-18:00(無休) 入浴料:乗車券または入場券でOK

(写真は上から千畳敷カールと宝剣岳、しらび平の紅葉、南アルプス、ナナカマドの実、宝剣岳)

-DATA-

場所:
長野県駒ヶ根市
タイム:
計1時間20分
しらび平 遊歩道一周30分、しらび平駅(7分30秒)千畳敷駅 千畳敷カール 遊歩道一周50分
鉄道・バス:
1.新宿から中央線の特急「あずさ」にて岡谷下車、岡谷より飯田線で駒ヶ根駅から駒ヶ岳ロープウェイ行きバスで50分
2.関西からは新幹線で名古屋へ、名古屋より中央線で岡谷へ、岡谷より飯田線で駒ヶ根駅から駒ヶ岳ロープウェイ行きバスで50分
車:
中央高速を駒ヶ根ICで降り、信号を右折、西へ向かう。約1kmで菅の台バスセンター駐車場、約3kmで黒川平駐車場
駐車場:
黒川平(120台)、もしくは手前の菅の台バスセンター(300台)どちらも有料
自動販売機:
しらび平駅、千畳敷駅
トイレ:
しらび平駅、千畳敷駅
携帯電話:
使用不可
公衆電話:
しらび平駅、千畳敷駅

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