トレッキングレポート

サブナビゲーションをスキップ


フィールドレポート

現在のレポート数は811件です。

最新記事
最近のコメント
カテゴリー
バックナンバー

Since Apr.01,2000


« 廃線トレッキング 旧福知山線トレッキングレポート:トップページ秋の奥日光 »

八方尾根丸山ケルン2460m

Oct. 8, 2000 好天から一変、四方八方霧の中

会社の先輩から「スキーで滑る冬の八方もいいけれど、秋の八方はどうや?」とお誘いの声がかかった。インターネットで情報を仕入れたところ、八方尾根は10月5日あたりから見頃と書かれている。これは行くしかないと、車で一路白馬村へ。

まずはJR白馬駅で八方尾根トレッキングチケットを購入する。2260円でゴンドラとリフトが往復乗れる。ゴンドラリフト「アダム」八方山麓駅から兎平駅まで約8分。さらにアルペンクワッドリフト(約10分)とグラートクワッドリフト(約6分)を乗り継いで八方尾根山荘(1850m)まで一気に上がる。ここまで来るとかなり肌寒く、標高の高さを実感する。

八方尾根丸山ケルン2460m:イメージ1

10:15スタート。登山道にはゴロゴロした蛇紋石を荒く敷いてある。青黒い石の表面は乾いているのだが、つるつるして歩きにくい。歩いている途中に立ち止まると、秋の風がふうわり頬をなぜる。15分で「八方山1974m」と書かれた石神井ケルンに到着する。ケルンの周りは水分を補給したり写真を撮っている人で一杯だ。その地点から八方尾根の終点の唐松岳(2696m)を見ると、尾根上に登山者が行列ではないにせよ、途切れることなく続いている。いま登ってきた方向を振り返ると、水墨画で描かれたような山々が、重くて静かな雲海の上にぼうっと浮かんでいる。

八方尾根丸山ケルン2460m:イメージ2

10: 51に八方ケルン(2035m)、10分後に八方池(2060m)に到着。この標高に池があるのが不思議。説明によると、雪によりずり落ちた土砂が堆積して池をつくったとのこと。目の前の鑓ヶ岳が逆さまになって水面に映っていた。この辺りの紅葉具合と山の位置関係が抜群で、何人ものアマチュア写真家が三脚を据えて、自然の創り出した芸術美を収めようとしていた。八方池を過ぎると、ダケカンバ、ナナカマドなどが茂る林に入る。ここが八方尾根で一番美しい場所で、赤や黄色のトンネルに入るとパッと明るくなる。八方池から45分で、「唐松岳山荘まで1.4km」の標識、と同時に雪渓が現れる。概算50m四方の雪渓は、融けきることなく清新な雪をかぶることだろう。この辺りの木々は、根元が真横に伸びており、雪深さを物語っている。

八方尾根丸山ケルン2460m:イメージ3

雪渓から急登を踏ん張り、12:02丸山ケルン(2460m)に到着。幅広い尾根で絶好の休憩地である。景色を遮るものは何もなく、燃えるような紅葉と北アルプスの大パノラマが360度見渡せる。唐松岳に向かって右手から鑓ヶ岳、杓子岳、白馬岳がくっきりと見え、雲上には八ヶ岳、そして手に取るような近さに五龍岳と鹿島槍ヶ岳が見える。絶景を見ながらの昼食となる。最っ高の気分だ!この標高に達するとさすがに空気がヒンヤリしていて、食事中は防寒具を着込む。本当は唐松岳頂上まで行きたいが、丸山ケルンまでの往復が時間的に無理がない。周りの登山者も同じ考えのようだ。山頂からの景色を網膜とフィルムに焼付けたら、12:33下山開始。

八方尾根丸山ケルン2460m:イメージ4

休憩しながら降りてきて、13:50に八方池。麓からガスがわき始め、山々が乳白色の海に浮かぶ島に見えてくる。14:10八方ケルンに到着する頃にはガスに包まれた。視界は15mしかなく、眺望は不可。太陽も見えない有り様で、ひたすら下山するしかない。14:36八方尾根山荘に到着。空気が湿っていて、鼻がツンとし、粘つく感じだ。

登山後の恒例、温泉に向かう。県道322号線を白馬方面から3kmほど上がると、白馬八方温泉(おびなたの湯)がある。400円で入れる男女別のアルカリ性単純温泉で、露天風呂となっている。晴れていれば湯船に浸かりながら鑓ヶ岳や杓子岳を眺望できたであろう。

-DATA-

場所:
長野県 北安曇郡 白馬村 八方尾根スキー場
交通:
国道148号線を白馬駅前交差点で曲がり、あとは道端の矢印に従う。
駐車場:
ゴンドラリフト「アダム」八方山麓駅周囲に有料(500円)駐車場があるが、5分歩けば無料の駐車場がある。
トイレ:
八方尾根山荘と尾根上にトイレ小屋あり。
水場:
なし
携帯電話:
丸山ケルンでは通話可能(ドコモ)
詳細の問い合わせ先:
白馬観光開発
長野県北安曇郡白馬村大字北城6329-1
TEL:0261-72-3150 FAX:0261-72-4784

コメント(0)

コメントはまだありません。

コメントを投稿

(いままで、ここでコメントしたことがないときは、コメントを表示する前にこのブログのオーナーの承認が必要になることがあります。承認されるまではコメントは表示されません。そのときはしばらく待ってください。)

コメント投稿フォーム

ページのトップに戻る