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僧ヶ岳1855.4m

Oct. 1, 2000 雨中に夢中で登山

僧ヶ岳の名は、春の残雪が笠をかぶった僧に見えることに由来する。ゆったりとした山すそは魚津の街からよく見えるためなじみ深く、いつかは登りたいと思っていた。立山の紅葉が見頃と新聞にあり、僧ヶ岳ではどうかと調べに登ってみた。

宇奈月温泉を目指し車を走らせる。ススキの茂るスキー場を通過し、1280m登山口まで車で上がる。いつもは1043m地点で通行止めなので1280mまで上がれたのはラッキーであった。雨上がりの霧の中を8:25出発する。雨露対策にショートスパッツを着用する。しばらく広葉樹林の中を進む。自分の呼吸音と時折さえずる鳥の声以外は、何も聞こえない。日常とかけ離れたあまりの静けさに自然の崇高さを感じた。

僧ヶ岳1855.4m:イメージ1

40分で僧ヶ岳/宇奈月/小杉谷林道の三叉路。看板があるので迷うことはない。尾沼谷沿いの細い道を快調に進む。雨上がりで蒸し暑く、額から汗がたらたら流れてくる。ガスが消えてきて天候は回復しつつあるように見えた。53分で宇奈月コースと前僧ヶ岳への分岐(1600m)となり、ここは後者へ。登山道には木や岩に目印として紐やペイントがついていて、安心する。75分で本流(立入禁止)と仏ヶ平・僧ヶ岳の分岐。道はぬかるみ歩きにくい。見上げると雲間から太陽が顔を出している。

分岐からすぐに笹と潅木が広がる仏ヶ平に出る。笹の緑と潅木の紅葉、そしてニッコウキスゲの枯れ草色が、仏ヶ平をパッチワーク模様に彩る。深まる秋をしばらく楽しんだ後は、笹に覆われた急登となり、藪漕ぎを強いられる。100分で1800mの標識。霧の向こうに目指すピークが見えた。5分後小さな池が左手に現れる。鏡のように澄んだ水の中にはサンショウウオが浮かんでいた。いつになったら藪漕ぎは終わるのかと苛立ちながら笹をかき分けかき分け登っていたら、突然山頂に到着した。登山口から110分後である。

僧ヶ岳1855.4m:イメージ2

山頂には大理石のどっしりとした標柱があり、魚津市長の筆で「僧ヶ岳」とある。晴れていれば東に白馬岳・鑓ヶ岳・駒ヶ岳、南に毛勝山・大日岳、西に富山湾が見えたはずなのに、霧に包まれて何も見えず、おまけに雨がパラパラ降ってきた。しかしこんなこともあろうかと、雨具とザックカバーをゆっくり取り出す。「備えあれば憂いなし」の金言を思い出しつつ写真撮影し、すぐに下山開始。笹がしっとりと濡れだし、水滴がズボンを冷たくしてゆく。15分ほどで雨はおさまったものの、霧は一向に晴れない。遠望は次の登山のお楽しみとして、今回は下山する。ゆっくり下山したので周りを見る余裕があり、リンドウや紅葉を写真に収め、赤く熟したナナカマドの実を採取した。いい色の果実酒ができそうである。下山から130分で登山口まで戻る。

僧ヶ岳1855.4m:イメージ3

登山でかいた汗を流すため、麓の宇奈月温泉に寄る。富山地方鉄道宇奈月温泉駅近くに町営の温泉があり、250円という安さで入れる。弱アルカリの単純温泉でやや熱め、疲労回復に効果があるので登山にはぴったりの泉質である。今度は山頂からの景色を堪能したい。

-DATA-

場所:
富山県魚津市、下新川郡宇奈月町
交通:
富山地方鉄道宇奈月温泉駅手前に僧ヶ岳登山道の看板あり。道は細く曲 がりくねった上にガードレールがないため、車の運転には注意。 登山口は650m、1043m、1280m地点の3箇所にある。自家用車なら1280m登 山口まで登れることができるが、通常は1043mの広場に駐車し、林道を300m歩い た先のはしごからスタートする。
駐車場:
数台停まれるスペースあり
トイレ:
なし
水場:
なし
温泉:
宇奈月温泉 250円
携帯電話:
1280m登山口では通話可能。山中は全域で圏外

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