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樅沢岳

Aug.02, 2000 槍ヶ岳に続く西鎌尾根の始点の山

樅沢岳:イメージ1

樅沢岳は槍ヶ岳への西からのルート、西鎌尾根の西端にある山である。標高は2755mで、ここから槍ヶ岳との間に樅沢岳より高い山が無いため、槍ヶ岳や穂高連峰の眺めが良い。西からの槍ヶ岳の眺めを楽しんでみたいと思い、登ってみることにした。

樅沢岳:イメージ2

樅沢岳へ登るには新穂高温泉からが最も近い。新穂高温泉から双六小屋までは「弓折岳・鏡平」「双六岳」のレポートを参考にしていただくとして、このレポートでは双六小屋から樅沢岳のコースを紹介する。樅沢岳(もみざわだけ)は標高2755mで、双六小屋が標高約2550mなので標高差約200mである。樅沢岳へは双六小屋前から双六岳と反対方向に登山道が延びている。双六岳の道がハイマツの中のほぼまっすぐの道であるのに対して、対照的に小石がゴロゴロした緑の少ない所をジグザグに道が付いている。道がジグザグなこともあって緩やかな登りだ。ジグザグが終わると尾根の右側の岩場をほぼまっすぐに登るようになる。岩のすき間に紫色のイワギキョウが顔をのぞかせている。道が尾根の右から左の方へ移っていくと、道はハイマツの中に入っていく。ハイマツの中ではゴゼンタチバナが白い花を咲かせている。

樅沢岳:イメージ3

道は緩やかになって広場のような所へ出ると頂上はすぐそこだ。もうひとつハイマツの間を抜けると、頂上を示す札がある頂上部に着く。狭い頂上部で東西に細長く、北と南は切れ落ちている。すれ違うのがやっとという狭さだ。眺望は素晴らしく、正面に槍ヶ岳、そして右へ穂高連峰、焼岳、さらに右に乗鞍岳、そのはるか向こうに御岳山も見える。槍ヶ岳へ続く西鎌尾根のようすもよく分かる。穂高連峰との間には左俣谷が深い谷を刻んでいる。鏡平山荘も見える。その右には弓折岳と笠ヶ岳方面だ。槍ヶ岳と180度の方向には双六岳から三俣蓮華岳が見え、その右に大きな山容の鷲羽岳(わしばだけ)が見える。三俣蓮華岳と鷲羽岳の間の向こうには白っぽい岩肌の薬師岳が見えている。ここでストックの使い方で気になった点があったので、書かせていただく。シングルストックの方で、下りでストックを必要以上に外に突く方がいる。下りでストックを使うのは膝にかかる体重をストックにも分散させる為なので、あまり遠い所に突くと、体重分散が出来ないばかりでなく、バランスを崩しやすいと思う。またもう一つはストックの先の金属部を露出させて使うのは、雪の上でのみであり、それ以外では先端には専用のゴムを付けるべきなのだ。このゴムを付けないと登山道に深い穴があき、登山道横の土手やお花畑が崩れるおそれがある。また木道に金属の先端部を突くと、跡が付いて木道は痛んでしまう。ゴムはストックとは別売りになっていることも多いが、数百円のものなので是非とも一緒に求めて欲しい。またゴムを紛失した場合もすみやかに新しいゴムを付けていただきたい。

樅沢岳:イメージ4

西鎌尾根の途中の山というとらえ方をされやすい樅沢岳だが、360度の展望は素晴らしい。また双六小屋近くの登り始めに花が少ないのに頂上部の北側ではミヤマトリカブト、クルマユリなどが見られるのがおもしろい。樅沢岳からはやはり西鎌尾根を通って槍ヶ岳へ登りたいところだが、今回は日程に余裕が無く、次回にお預けとなった。山肌が紅葉に染まる秋にもまた歩いてみたい山である。

写真は上から、樅沢岳、イワカガミ、頂上から槍ヶ岳、頂上から薬師岳、ミヤマトリカブト

-DATA-

場所:
長野県大町市
タイム:
計7時間50分
新穂高温泉(80分)ワサビ平小屋(90分)秩父沢(50分)シシウドガ原(60分)鏡平山荘(60分)弓折岳分岐(90分)双六小屋(40分)樅沢岳
鉄道・バス:
(夜行)
1.東京(新宿)、横浜、大阪、京都、神戸から出る夜行バスのさわやか信州号 新穂高温泉行きで入る。(要予約)
2.新宿から中央線の夜行急行「アルプス」にて早朝松本下車、松本駅前バスターミナル松本電鉄バス,濃飛乗合自動車の新穂高温泉行きに乗り終点新穂高温泉下車。
鉄道・バス:
(昼間)
1.新宿から中央線の特急「あずさ」にて松本下車、以下は(夜行)2と同じ。
2.大阪、京都、神戸から新幹線で名古屋へ。名古屋から特急「ひだ」、または新名古屋から名鉄特急「北アルプス」にて高山下車、以下は(夜行)2と同じ。
車:
1.関東方面からは中央高速を利用。岡谷ジャンクションから長野道に入り、長野道を松本インターで降り、 国道158号、国道47号を西方向へ向かう。栃尾温泉から県道475号に入り新穂高温泉へ。
2.中京、近畿から高山へ、国道47号を経由して、栃尾温泉から県道475号に入り新穂高温泉へ。
駐車場:
新穂高温泉バスターミナル手前に村営駐車場(無料)
自動販売機:
新穂高温泉
宿泊:
新穂高温泉、ワサビ平小屋、鏡平山荘、双六小屋
キャンプ指定地:
新穂高温泉、ワサビ平、双六池
水場:
笠新道登山口、ワサビ平小屋前、秩父沢、秩父小沢、鏡平山荘(宿泊者以外は有料)、双六小屋前
トイレ:
新穂高温泉バスターミナル、ワサビ平小屋、鏡平山荘、双六小屋前
携帯電話:
新穂高温泉周辺、弓折岳稜線、樅沢岳は良好
公衆電話:
新穂高温泉バスターミナル、双六小屋

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