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三嶺1,893m

Aug. 28, 2000 「笹原の向こうの絶景」

三嶺1,893m:イメージ1

200名山に数えられる四国の山々の中で、100名山の石鎚、剣に勝るとも劣らない山が「三嶺」。「みうね」「さんれい」と呼ばれるこの山に、僕は憧れながらも登ってこなかった。新緑の山並み、コメツツジと笹原の美しさ、秋の紅葉、そして冬の霧氷と、年老いた両親から聞かされる絶景にやっと行く機会を得た。四国ならこの山の頂上に立たないと四国山地を語れないだろう。

最近山に登り始めた妻と、知人二人の4人パーティで出発。吉野川沿いの国道192号から穴吹町にて剣山方面に向かう国道438号を経由して見ノ越に到着。剣山への登山口だ。土曜日で団体客など大賑わい。リフトがある為、非常に手軽に山頂を踏める百名山剣山は、大阪や高松から大勢の観光登山客が押し寄せる。ここでトイレ休憩などを済ませ、祖谷方面へ道をとる。なだらかな下りを対向車に気を付けて進むとやがて名頃ダムが見えてくる。ダムの先が三嶺林道の入り口で、国道沿いに「三嶺登山口」の案内板が出ているので迷うことはない。道はすぐにダートの林道となる。が、道は基本的にフラット。スピードを出さない限りは問題ない。ただ、大雨の後などは条件が急変するのでやはり慎重に車を進めたい。約10分で多少広場になった一つ目の登山口。ここから登ってもタイム的に大差はないが、初心者と体力不足の男共なので、少しでも標高を稼ぐべく林道終点まで車を使う。

三嶺1,893m:イメージ2

林道終点は10台弱車が置けるスペースだ。休憩所があり、ここで装備をもう一度整える。登山口には先人が残していった杖があるので、ストックを妻に貸した僕はこの木の杖を拝借。使い込まれていてグリップがしっかり手に馴染む。もちろん帰りには返していく。登り始めは急登。丸太段が多少歩幅広めになっており、膝が悪い人にはつらい。ペースを掴む為、ゆっくりゆっくり登る。急ではあるが、地面は腐葉土でやわらかく、足への負担は少ない様だ。息を切らせて広葉樹の森を登る。イヌブナやダケモミが豊かで森は薄暗い。強い日差しを遮ってくれてありがたい。やがて、急な上りは終わり、やや下った所で一つ目の登山口からの道と合流する。ここからは平坦なコースとなり、いわゆるダケモミの丘を抜けることになる。

三嶺1,893m:イメージ3

何度か休憩を取りながら湿度の高い林を進むと次第に木の高さが低くなり、日差しが差し込み始める。周りの熊笹が茂り始めると、いよいよ最後の尾根へと差し掛かる。「頂上まで40分」という木の案内板があり、それを越えると尾根の南側に取り付くようになる。大岩を見やりながら進み、「水場」の案内を過ぎた所からガレ場も含んだ登りになる。「ちょっときついねぇ」と後ろの3人を気遣いながらも、既にパーティ全体でペースを掴めていることを確認してズンズン標高を上げていく。汗は日差しをまともに受け始めたこともあり滴り落ちる。小休止を繰り返して水分を充分に補給。気がつくと目の前に山上池が広がり、見渡す限り笹原の山上エリアに入ったことが分かる。

三嶺1,893m:イメージ4

既にそこは絶景。高原の爽やかな風が流れて、一息ついた僕たちは直接登らず笹原をゆっくり廻ることにする。最初に避難小屋。この避難小屋昨年倒壊して現在は修復中。まだ基礎部分で宿泊などはできない。トイレは健在で利用できる。笹原の中は縦横に道が繋がっているが、稜線目指して歩く。稜線に取り付いてからは遭難碑などを見ながら山頂に向かう。4月中旬とかに遭難している。ガスと天候の急変による気温の低下は簡単に人命を奪うようだ。くれぐれも肝に銘じたい。

三嶺1,893m:イメージ5

やがて二等三角点の山頂に立つ。四国の山々が雄大に広がっている。剣、次郎笈を始め、阿波の山、土佐の山、伊予の山が素晴らしい。足元を見ればシコクフウロ、オトギリソウなどがまだまだ可憐な花を咲かせている。ここは、高知など3つのルートの合流地点でありゴールなので、3方向から人々が登ってきて交流を深めている。僕らはビールにおにぎりで昼を済ませた。やはり眠くなる。絶景と涼風を楽しみながらしばらく昼寝を楽しむことにした。

三嶺1,893m:イメージ6

三嶺1,893m:イメージ7

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