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上高地

Jul. 29, 2000 気軽に歩けてアルペン的風景が楽しめるトレッキング初歩コース

上高地:イメージ1

上高地は、長野県の西部に位置し、長野県と岐阜県、富山県の県境となっている北アルプスのすぐ東側にある。穂高連峰や槍ヶ岳への登山口として知られ、誰でも手軽に穂高連峰のアルペン的風景が楽しめる所である。ほとんど高低差が無く、トレッキング初歩コースとして家族連れでも楽しく歩くことが出来る。夜行バスで入って日帰りのコースで紹介するが、夜行が苦手な方は大正池ホテルや河童橋付近の宿泊施設で1泊してから歩くと良いだろう。

上高地:イメージ2

夜行バスの上高地行きで上高地へ向かう。終点の上高地バスターミナルまで行っても良いが、手前の大正池で降りて歩き始めた方が楽しめる。夜行バスで行くと、大正池には朝6時くらいに着く。バス停から坂を下っていくと大正池のほとりに出る。朝は霧が出ていることもある。池にはカモが遊ぶ。大正池は焼岳の溶岩によりせき止められて作られた。左にその焼岳が見える。右手には西穂高岳から明神岳と続く穂高連峰が連なり、初夏には雪が残っているのが見えるだろう。

上高地:イメージ3

大正池に沿って右へ歩いていくと、遊歩道があり、湿原の中の一段高いところを歩いていく。湿原が終わり、低い木立の中を歩いていくと草原状の所に出る。右へ1分も歩かずに田代池へ出る。池と言っても、今は上流から流れてくる土砂が堆積し、ほとんど川と言った方がいい所だ。初夏には向こう岸にレンゲツツジが咲き、夏には周囲にニッコウキスゲが咲く。元の草原状の所に戻り、先へ進む。道の脇の花が増えてくる。そのうち梓川の河原近くを歩くようになる。梓川は水が澄んでいて川底がよく見え、川底の岩のためかエメラルドグリーンに見える。しかし水は飲用不可なので注意したい。十字路に出たら左へ折れて田代橋と穂高橋の2つを渡って、梓川の向こう岸に渡る。十字路をまっすぐ行っても同じ様に河童橋に出る。川の西側を歩いていくと川の向こう側にカラマツ林が見えてくる。川が大きく蛇行する所で、左の岩壁にウェストン・レリーフがある。日本アルプスを世界に紹介し、日本にスポーツとしての登山をもたらした功績を讃えたレリーフである。更に川沿いを上流へ歩いていくと河童橋が見えてくる。上高地で最も賑わう所だ。河童橋から梓川の上流方向に穂高連峰が見える。橋を渡り、左へ少し行った川沿いに方位盤があるので山の名を確認すると良いだろう。

上高地:イメージ4

眺めを楽しんだら、再び河童橋を渡り、川の西側を上流へ歩こう。樹林の中の砂利道を行くが、途中には木道になっているところもある。池があり、沢を2、3渡る変化があって楽しい道だ。川のそばを歩くところでは、向こう岸にカラマツ林が見える。木道が終わるとここまで平らだったのが少し登るようになる。少し登って平らになると、左に嘉門次小屋がある。その奥に安曇野の穂高町にある穂高神社の奥宮があり、拝観することが出来る。明神池を中心とした庭で、水と木々が美しい所だ。山腹が迫っている山は明神岳である。池にはカモが泳いでいる。美しい庭と池を楽しんだら、嘉門次小屋に戻って、昼食にしよう。嘉門次小屋は上條嘉門次が始めた山小屋である。上條嘉門次はイギリス人のウェストンが明治期に穂高や槍に登るときにガイドをつとめた人物で、当時は猟師だった。名物のイワナの塩焼きや薫製などを食べるのも良い。

元の道に戻って、少し上流方向へ歩くと梓川に橋が架かっているのでそこを渡る。道ばたにクガイソウなど小さな花が咲いている。このあたりは野生の猿が現れることもある。まもなく明神館の建つ三叉路に出る。左手にトイレがある。道標に従って右へ折れ、上高地方面に向かおう。樹林の間のだらだらとした下りである。小梨平のキャンプ場を抜けていくと河童橋に出る。穂高の峰々を目に焼き付けてバスの時間に合わせて上高地バスターミナルへ向かう。河童橋付近やバスターミナル前に土産物屋がある。またバスターミナルから路線バスを利用するときはバスターミナルの窓口で予約の必要がある。予約は前日から受け付けてくれる。帰りにトレッキングの汗を流したいときには、次の2つがお勧めできる。

1.上高地温泉ホテル
場所:ウェストンレリーフのすぐ西、河童橋から25分
入浴料:600円
営業時間:6:30-9:00 12:30-16:00
2.島々妙鉱温泉
場所:新島々駅前 駅から国道の反対側、徒歩1分
入浴料:入浴料:400円
営業時間:営業時間 15:00-20:30

標高1500mなので朝夕は冷え込む。夏でも羽織る物を用意した方がいいだろう。また足元だが、雨上がりの時など道がぬかるんでいることもあるので防水性のある靴を履くと安心である。夏は花やまぶしい緑が楽しめるし、10月中旬にはカラマツ林が黄葉する。川沿いに黄金色のカラマツが連なるさまは、とても美しい。10月末には穂高連峰に初雪が来る。上高地バスターミナルに入るバスは例年11月3日頃まで運行されているので、服装に注意すればトレッキングを楽しむことが出来る。5月下旬や 6月上旬の新緑の頃も素晴らしい。この頃は穂高連峰に雪が残っており、新緑との取り合わせが眼にまぶしい。春から秋まで楽しめる所である。

-DATA-

場所:
長野県南安曇郡安曇村
タイム:
大正池-田代橋:40分 田代橋-河童橋:30分 河童橋-明神池:1時間 明神池-明神館:10分 明神館-河童橋:50分 河童橋-上高地バスターミナル:15分
鉄道・バス(夜行):
1.東京(新宿)、横浜、大阪、京都、神戸から出る夜行バスのさわやか信州号 上高地行きで入る。(要予約)
2.新宿から中央線の夜行急行「アルプス」にて早朝松本下車、松本電鉄線に乗り換え終点新島々下車、上高地行きの路線バスにて上高地バスターミナルもしくは大正池下車。
3.大阪、名古屋から夜行急行「ちくま」にて早朝松本下車、以下は2と同じ。
鉄道・バス(昼間):
1.新宿から中央線の特急「あずさ」にて松本下車、以下は(夜行)2と同じ。
2.大阪、京都、神戸から新幹線で名古屋へ。名古屋から中央線の特急「しなの」にて松本下車、以下は(夜行)2と同じ。
車:
関東、中京、近畿方面からは中央高速を利用、岡谷ジャンクションから長野道に入り、長野道を松本インターで降り、 国道158号を西方向、上高地へ向かう。
沢渡から先は交通規制が敷かれているので沢渡周辺のいくつかある駐車場に車を駐める。 駐車場から上高地へは路線バスもしくはタクシー利用。
駐車場:
沢渡付近の駐車場:有料
トイレ:
バスターミナル、各山小屋、ウェストン・レリーフ近くに有り。
携帯電話:
大正池、明神付近を除き通話可能。

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