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冠岳487m
Jun. 18, 2000 絶景!巨岩ピークと高原トレッキング
前日からの広島遠征はあいにくの雨で始まった。午後から小雨になったので小瀬川ダムの下流の弥栄ダムへとカヌーのついでに釣りに出かける。いよいよ夕まづめと言うところで、切り上げたので釣りに関してはどうも納得がいかない。明日は日の出前からと意気込んで寝ることにした。
釣りに行くつもりで目覚めたのが、午前8時太陽もすっかり昇ってしまっていた。残念と思いながらも2度寝をしてようやく動けるようになったのは9時をまわっていた。キャンプ場での遅起きは、気力を奪ってしまうものだけれど、梅雨の晴れ間ということもあり朝から元気一杯で出かける。目標は昨日から目をつけていた湖畔の対岸の冠岳という立派な山。見た感じはすぐに頂上まで登れるような単調な感じだが、頂上付近に気になる岩肌が露呈している。

朝食も十分とっていざ山へのルートをたどる。小瀬川ダムの堰を対岸へ渡り、管理事務所とは逆の右に折れる。と、すぐに冠岳60分とかかれた看板がぶら下がっていた。30分ほどで登れるものと思い込んでいたので、少し驚いたが早速登り始めた。6月の梅雨真っ最中というのに草や葉も気にならない登山道だ。おおよそ10分ほどで、ダムから一気に尾根筋まで登ってしまう、寝起きだが体が軽い。まだ若い松の林床にフレッシュな光が差し込んで来て、気分は最高だ。

鉄塔の右手をまわり尾根筋まで出ると、そこからは三度ほど軽いアップダウンを繰り返す。足元は石も少ないので楽に歩くことが出来る。また15分歩くと、やっと目標の山に取り付くことが出来た。距離は短いものの、山地が深いので登りの一本道と言うわけには行かないが、フラットなアクセスの行程もまたトレッキングのいい雰囲気を味わうことが出来る。

目指す頂上が視界に入ってくるが、やはり頂上付近だけ大きな岩で出来ているらしく、突然道が急になり5m程もある巨岩の間を、くぐったりよじったりしながら登っていく。急道で岩場が多くなってきたので、休憩がてら大きな岩の展望台からキャンプサイトを見下ろす。あまりに綺麗な景色なのでサイトで留守をしているみんなに手を振るが、どうやら見えていないらしかった。岩で尖がった頂上を眺めながら20分も登れば、力強い頂上の岩岩と、さっきまで大きかったダムの全貌と蛇行したダムのバックウォーターと雄大と言う他ない深い森が360度広がっていた。

頂上に高木はなく、さらに大きな岩の上までよじ登るので足元以外は遥か森と空の真中にいるような素晴らしい眺めだった。決して高い山ではなかったが、地上から1人分空に突き出していることを深く実感し、感動に包まれた後に冠山の頂上の看板を覗き込む。[冠山487m!]「ん?」低い低いとは思っていたが、 500mもない山でこれだけのスケールと、高度感とがあるとは少し信じがたかった。山は高けりゃ良いものでもないということを、身をもって体験できた。高いピークだけではなく、それを包み込む大きな自然との絶妙なバランスが山の魅力を引き出し、また私をインドアから連れ出すのだろう。(ちょっと綺麗すぎたか?)
-DATA-
- 場所:
- 広島県佐伯群佐伯町
- タイム:
- 登山口―(5分)―鉄塔―(5分)―尾根筋―(15分)―冠岳麓―(20分)―頂上
- 駐車場:
- 登り口付近に土の広いロータリー有り
- トイレ:
- 無し
- 自動販売機:
- 無し
- 公衆電話:
- 無し
- 食事:
- ホット・プーリー(山口県玖珂郡美和町)小瀬川ダムの対岸の静かなログハウス
- ビール:
- 山に入る前に買うのが懸命
- 携帯:
- 頂上付近はなんとか通話圏内
- 水:
- 沢は無し、山に入る前に入手か付近のキャンプ場で分けてもらう。
- 温泉:
- 小瀬川温泉(広島県佐伯郡佐伯町栗栖北山115-1)1人500円
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