
少し高度の高い山に登ったせいか、里山が恋しい。高台から讃岐平野を眺めながらめぼしい山を物色する。国分寺、綾歌方面は府中湖を中心にいくつかの里山があり、その姿も雄々しく平野に映えている。その中に1つ柔らかな感じの少し低い山が目についた。山は十瓶山といい、標高は216m柔らかな富士型のとても綺麗な山である。32号線バイパスの陵南町陶付近から西側に見ることができ、バイパスの大きなパチンコ屋の斜め向かいの細道を山側に上っていく。入り口にチャイナというレストランの看板がある(目印はそれしかない)ので注意が必要だ。道はすぐに行き止まるが、手前のやや広い畔道を右に入ると、観音寺という小さなお堂がある。そこから山に向かって田んぼの横の道を歩いていく。

柔らかい稜線と、木々の新芽で若緑色になった山肌は本当に「美しい」の一言である。のんびりとした畦道からまっすぐになだらかな登山道が続く。幅の広い道は上品な雑木林に守られる様にトンネルになっている。ちょうど、トトロが棲む森へ続くようで、おっさんなのにわくわくしてくる。トトロは出てこなかったが鳥や虫の声がずっと後をついて来る、目にも耳にも優しさ満点である。

そんな中を20分も歩くと、頂上のお堂が見えてくる。残念ながら見晴らしは良くないが、お堂の石垣に寝転ぶと綺麗な緑色と真っ青な空色が目に飛び込んでくる。楽に登れるうえに、こんなに気持ち良いとは思いもしなかったので、しばらく横になっ伸びきってしまう。何とも安らぎを与えてくれる山ではないか・・。その辺りが女性的なのか?
-DATA-
- 場所:
- 香川県綾歌郡綾南町
- タイム:
- 20~30分
- 交通:
- コトデン陶駅から(徒歩30分 車10分)
- 駐車場:
- 特には無いが農道(要確認)
- トイレ:
- 無し