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笠形山764m

Apr. 20, 2000 エレクトリックな里山発見!

笠形山764m:イメージ1

地図と登山の情報だけは前々からあったのだが、地図が読めず登山口の林道を探せないまま歳月がたっていた。笠形山は綾上町の柏原渓谷を見下ろす形の山深いひっそりとした山であった。高松市街から193号線をに南に向かい、綾上方面へと377号を右折し柏原渓谷に行39号に入れば後は道なりに進む。39号が谷に降り川沿いの道をすすむ、曲れば柏原渓谷だがまっすぐに山を目指す。道が峠に出た所で、塩江琴南林道の枝道があるので未舗装のちょっと悪い道を15分ほど走る。見晴らしの良い林道を横切る様に送電線があり、山側に115号鉄塔が立っている。鉄塔のふもとに、電力会社専用の道があるので、近辺に邪魔にならない様に車を停める。

笠形山764m:イメージ2

笠形山は標高764mと香川では高い方であるが、鉄塔も負けないほど高くそびえている。林道は430m付近で単純に330mの高低差がある。フェンスのある電力管理用の白い道を鉄塔に向かって登って行く。115号鉄塔の直下には電信柱が何本もあるので、その電信柱を目指して登れば林の中へ続く登山道(電力道)がある。植林の中の道は幅も十分あり、整備されているのでとても歩きやすい。林の中をゆっくり歩く、というよりはちょっと涼しい斜面を一気に登るといった感じである。大きな石や、段差、倒木があるわけでもないのに息切れが激しい。はぁはぁと独りで息を上げていても、鳥の声や木の匂いは勝手に私の体に染み込んでくる。

笠形山764m:イメージ3

今回は歩きながら少し違和感を感じていた、いつもと何かが違う?なんだろう?・・ん、電信柱!登山口からずーと電信柱が登山道と一緒に着いてきている。間隔も荷物持ちじゃんけんには最適である。ということは、電線が植林の中に・・ある!これはびっくりだ、何度も山に登るし送電線は見なれているが登山道の電柱はなかなか見られない。電信柱が着いてきたのは、次の鉄塔(114号)がある尾根の分岐までだった。登山口から30分で視界が開け鉄塔が見えてくる、ここは770m地点で頂上よりも高いピークで広い草原なので見晴らしも最高、休憩にも最適だ。でも、鉄塔と電信柱は驚愕だ!もはや景観の良し悪しではなく、どうやってこんな大きな物を?日頃、電力会社の見えない頑張りを今日私は見てしまいました!

笠形山764m:イメージ4

頂上へは、視界が開けた草の中を鉄塔側ではなく尾根伝いの道(右側)を進む。ここからは電力道ではなくなり、細く山道らしくなる。尾根の雑木林のなかを赤テープだけを目印に進むと20分ほどでヒノキ林に突き当たる。荒れているわけではないが、道は分かり辛いので赤テープを辿る能力が問われる。ヒノキ林から巻道に出た所に看板があるので頂上に向かって歩く。(看板は帰りのヒノキ林への入り口なので要チェック)巻き道をしばらく歩くと尾根の小さなコルにでる。コルには4本ほど道が集まっているので、歩いて来た方向(大きな松が目印)に登るとすぐ頂上だ。さっきの770mの鉄塔ピークと比べると、地味で、眺めも悪い。三角点と764mと書かれた札がさびしそうだ。登山道に頂上よりも高いピークがあると、頂上がかすんでしまうのでは?でもそうじゃなくて、カニで出汁だけを取った大根の味噌汁と思えば良いのだ!深い味わいが、この頂上にも漂っているかも?

-DATA-

場所:
香川県綾歌郡綾上町
タイム:
1時間
交通:
新高松空港から(車30分)
駐車場:
林道の脇
トイレ:
無し

鷲ノ山322m

Apr. 18, 2000 勇壮な鷲ノ山連峰ミニ縦走。

鷲ノ山322m:イメージ1

「どうも気になる山が1つあるんだ」とU氏から聞かされる。府中湖近辺から見える岩肌ごつごつの何とも雄々しい山で、そのシルエットを見る限り登山道の勾配は60度はあろうかという難関であった。そんな岩壁を登ってきてくれとU氏に言われたので黙っているわけにはいかない。さっそく名前と位置の確認を済ませいつもの様にわくわくしながら登山道を探し始める。国道11号線の高松と坂出の間に国分寺町がある、183号線(綾南国分寺線)を南に入るともう右手には勇壮な鷲ノ山が見えてくる。柏原という所で本道とわき道のY字路があるので、石の標のあるわき道に入る。100mも進むと山側に鷲峰寺の山門が見えてくるので後はそれに向かって細い道を入っていけば良い。

鷲ノ山322m:イメージ2

毎回緊張するのが登山口探しで、情報を集めて臨んでも倒木や迷い道についつい騙されてしまう、それが里山の魅力なのか?案外すぐに道があった、鷲峰寺(じゅうぶじ)の本堂左側から綺麗な登山道がついている。遊歩道的なその道は入り口から数メートルおきに札所番号や本尊を奉ったお地蔵様(多分八十八ヶ体はあるだろう)がある。鷲ノ山は北に250mのピークがあり南に322mの頂上がある、その2つのピークの間に大きくは無いが2点ほどピークめいた物がある造りになっている。お地蔵様を眺めながらなだらかな広い森の道を歩く、4番阿弥陀如来像の地点で分岐があるが登りの左側(明確)をすすむ。

鷲ノ山322m:イメージ3

登山口から25分程で250m峰側の尾根に突き当たる、右に行けば250m峰、左が322m峰(見えない)である。尾根からの眺めはよく瀬戸大橋がくっきりと見える。尾根道は里山にしては起伏が激しく、2,3の小さなピークを越えながら頂上を目指すのは縦走気分満点で山様も何となく鷲ノ山連峰と呼びたくなる雰囲気である。

鷲ノ山322m:イメージ4

麓から眺めた岩壁の登攀は全く無いまま、285mのちょっとした峰に出る。頂上はもう少しだが、その尾根道は必要以上に反っており起伏がかなり激しい。急な坂を登りきったところに石の祠のあるピークがある(しかも高さ的には頂上と同様)がこちらには三角点は無く、もう1つ南の峰が322mの頂上である。ここで初めて里山で登山客に会う、頂上間近あと5分と言われ嬉しくなって走るが5分たっても頂上に着かない、むしろ下っている。さっきまで目の前に見えた頂上が今は何処にも見えない。今回は順調に登っていたのに、最後にやってしまった!頂上目前で下山してどうすると思いながら、祠まで戻り正規ルートで322m ピークにやっと辿りついた。尾根道の分岐から40分位上ったり下がったりしたであろうか、里山登山とは思えない程ぐっと来る頂上制覇であった。

頂上からの眺めは尾根道のそれほど良くなく小さい立て札があるくらいの殺風景な場所であるが、大きな石が「ここに寝れば?」と言っているようなので遠慮無く横になる。気持ち良い、ビールの自販機がここにあれば絶対に買ってしまうところである。讃岐富士や周りの山を木の間から垣間見ながら小一時間ほど石に張り付いていた。下山は例の間違えた道からと思い、祠からは別ルートで下った。下山道はずっと林の中で、道はあるが本当の登山道のように急で落ち葉が多く滑りやすい。道はあるが人が入った形跡があまりなく、結構荒れている。30分ほどで突然183号沿いの畑の畦道に下りることが出きる。鷲峰寺からも近いので登山ルートとしてはとても楽しい。満足げな顔で下山して来たが、背丈ほどの藪の中から何の前触れもなく汚い男が現れたので、畑で農作業をしていたおっちゃんに宇宙人を見るような目で見られてしまった。胸を張って「里山を登り歩いているんだ!」とも言いにくかった・・。

183号からは、かなり分かり難いがY字路を越えて原石材の倉庫から山側への幅2m程の車道を入っていけば良い(恐らく発見できず、見落とす)。

-DATA-

場所:
香川県綾歌郡国分寺町
タイム:
1時間~1時間20分
交通:
国道11号マルナカ国分寺店から(徒歩30分 車10分)
駐車場:
鷲峰寺参拝用の駐車場
トイレ:
公衆は無し

東植田小学校菅沢分校裏山

Apr. 17, 2000 名もない山に挑戦!分校裏山登山。

東植田小学校菅沢分校裏山:イメージ1

いつもならばすぐに登りたい山が見つかるが、今日に限って山が目に入ってこない。平野の単独峰は唐突に現れるので、その一瞬で形、色などなど気に入ればすぐに入山するのだが、峰がつながっている山脈は一体どれがピークでどれが峠でというように登るまでの選択がとても面倒くさい。朝からいくつかの山を見たが登る気になれず、香川の屋根である讃岐山脈に目標を変える。高松市東植田町の県道30号を塩江方面へと南へ下っていくと、細くなった山道沿いに集落が見えてくる。山道を走っている間ずっと気になっていた、小さなピークへ登る気で、登山道を探していた。谷の小さな段段畑を下った辺りで(30号線)、畑を隔てた山肌(道路の東側)にしっかりとした畦道風の登山道があった。

東植田小学校菅沢分校裏山:イメージ2

この道が果たして目標の小ピークまで続いているのかも不確かなまま、畑の畔を歩き登山道に取り付く。車道は残念ながら高い場所を走っているので、600m程の頂上も道からは小さな山程度にしか見えない。山菜も丁度手遅れになるかならないかの葉の開き具合で、里山シーズンもそろそろ終わりかなといったところである。集落はあるが人に会うことは無く、ひっそりとしている。状態の良い山道を10分程歩くと、林道に突き当たる。この道沿いに東植田小菅沢分校があるらしい。そのまま車道を100mほど登ると、綺麗に手入れされた植林の杉林の中にまた山道が現れる。暗くて涼しい林の中をすぐそこに見えているピークの方へと登っていく。結局、車を停めてから30分も経たないうちに小さなピークに着いてしまった。頂上は杉ではなく中、低木の広葉樹で見晴らしもこの上なく悪い、しかも狭い。

東植田小学校菅沢分校裏山:イメージ3

これでは散歩にもならないと思い、頂上から道を探すが獣道すら見当たらない。と、道も無い谷の方から音がする。よーく聞くと、ラジオの音であった。風で谷から運ばれて来たのだろうが、どんなに見ても人もラジオも見つからない。山の選定を間違えたことよりも、ラジオだけが気になって長い間林の中を見回していた。人の気配も無く枝を踏む音もしないが、音を聞いていると何故か遠くなったり近くなったりしている。妙に不気味な感じがする。山菜採りか、猟か?本当に人か?声をかけようか?とも考えたが猪と間違えて仕留められてはたまらないと思う。しばらくすると、独りでごぞごぞとしているのが怖くなってしまい山を駆け降りた。息切れをする前に登山口まで降りてしまった。畦道にすわり菜の花の中で考え直すと、猟をしながらラジオは聞かないな、と自分の早合点と山の選定力の無さを後悔した。ラジオの音はとっくに聞こえなくなっていたが、静かな谷で風が吹くたびに独りでびくびくしていた。

-DATA-

場所:
香川県高松市東植田町
タイム:
20~30分
交通:
公渕森林公園から登山道入口まで車で20分
駐車場:
特には無いが30号線沿い(要確認)
トイレ:
無し

十瓶山216m

Apr. 13, 2000 女性的な美しさに一目惚れ。

十瓶山216m:イメージ1

少し高度の高い山に登ったせいか、里山が恋しい。高台から讃岐平野を眺めながらめぼしい山を物色する。国分寺、綾歌方面は府中湖を中心にいくつかの里山があり、その姿も雄々しく平野に映えている。その中に1つ柔らかな感じの少し低い山が目についた。山は十瓶山といい、標高は216m柔らかな富士型のとても綺麗な山である。32号線バイパスの陵南町陶付近から西側に見ることができ、バイパスの大きなパチンコ屋の斜め向かいの細道を山側に上っていく。入り口にチャイナというレストランの看板がある(目印はそれしかない)ので注意が必要だ。道はすぐに行き止まるが、手前のやや広い畔道を右に入ると、観音寺という小さなお堂がある。そこから山に向かって田んぼの横の道を歩いていく。

十瓶山216m:イメージ2

柔らかい稜線と、木々の新芽で若緑色になった山肌は本当に「美しい」の一言である。のんびりとした畦道からまっすぐになだらかな登山道が続く。幅の広い道は上品な雑木林に守られる様にトンネルになっている。ちょうど、トトロが棲む森へ続くようで、おっさんなのにわくわくしてくる。トトロは出てこなかったが鳥や虫の声がずっと後をついて来る、目にも耳にも優しさ満点である。

十瓶山216m:イメージ3

そんな中を20分も歩くと、頂上のお堂が見えてくる。残念ながら見晴らしは良くないが、お堂の石垣に寝転ぶと綺麗な緑色と真っ青な空色が目に飛び込んでくる。楽に登れるうえに、こんなに気持ち良いとは思いもしなかったので、しばらく横になっ伸びきってしまう。何とも安らぎを与えてくれる山ではないか・・。その辺りが女性的なのか?

-DATA-

場所:
香川県綾歌郡綾南町
タイム:
20~30分
交通:
コトデン陶駅から(徒歩30分 車10分)
駐車場:
特には無いが農道(要確認)
トイレ:
無し

堂山274m

Apr. 11, 2000 絶景、ミニ竜王山。

家の近くにある山というのは普段は登ろうなどとは思わず、毎日ぼんやり眺めている(見ないことも多い)だけなのだが、この堂山もそんな山の一つである。高松市街から32号線を南に下ると新西山崎という県道山崎御厩線(178)との交差点がある。その交差点を左に曲ると目の前に大きな堂山が見える。300m ほど進みタバコ屋(久利商店)の角を山側に曲れば登山口の綱敷天満宮に突き当たる。堂山は標高が274mということだが、双頭で南側と北側にピークが2つあるためどちらに登れば良いのか少し迷う。

堂山274m:イメージ1

ひっそりとした天満宮の境内に入り、本堂の左手の細いコンクリートの道を登る。目の前が開けて綱敷公園に出るが公園へは行かずにまっすぐ太い道を下っていく。お墓がある角を山側に折れるとそこからは一本道である。車道を5分ほど登ると堂山登山道という看板と竹の杖が置かれている。親切な山だと思いながら土の登山道を登っていく。道は太くなだらかで明るいためとても歩きやすい。山登りというよりはハイキング気分である。ふり返って景色を見ながら登っていくと竜神の水というなんともうやうやしい看板がある。のども乾いていたので沢に近づくと竜神の水は涸れていた。どうやら竜神は居ないらしいと諦めて頂上を目指す。登山道の看板から30分ほどで頂上に着くことができた。気になっていたピークは南側だったらしくその頂上には竜王宮というまたまたありがたい名前の祠がある。頂上はそれ程広くはないが、見晴らしは最高で高松市内は一望でき、南は讃岐山脈まで一気に讃岐平野を見ることができる。

堂山274m:イメージ2

ふと、後ろを向くともう一つの北側のピークが見える。どう見ても今自分が居る所よりも高い気がしたので、もっと見晴らしが良いだろうと思い尾根伝いに北側ピークに向かって歩く。道は今までよりも細くなっており、途中に送電線の鉄塔がある。そこから3又に道が分かれているので、傾斜のきつい中央の道を進めば 15分くらいで北側ピークに行くことが出来る。尾根だというのに登山道よりも起伏が激しく、道が細いので結構体力を使った。標高は明かに北側ピークが高い、しかし見晴らしは0である。北側ピークは登山道の途中にあり何の目印も無いので、あまりにお粗末であった。相反する2つのピーク、どうもこの雰囲気は香川の最高峰の竜王山に似ていると思ったので、堂山はミニ竜王山と勝手に決めた。

堂山274m:イメージ3

竜王山に似ている点はもう一つあり北側の頂上付近に送電線や大きなアンテナが建っている。見晴らしも悪い上に電波の嵐である(多分)。独りで電波を浴びながら標高が高いほうが良いとは一概には言えないものだなぁとしみじみ感じた。

-DATA-

場所:
香川県高松市西山崎町
タイム:
綱敷天満宮から約40分
交通:
コトデン円座駅-登山道入り口(徒歩1時間)
高松西インター-登山道 入り口(車10分)
駐車場:
あり
トイレ:
綱敷天満宮と綱敷公園にあり

六つ目山317m

Apr. 11, 2000 油断大敵、決死の登山道探し。

六つ目山317m:イメージ1

「さぬき富士」といえば飯山町の飯野山だが、高松市内にも有名ではないが立派な富士山形の山がある。中間町の六つ目山だ。高松市街から国道32号を綾歌方面へ走ると高松西インターへ伸びる三木国分寺線との交差点があるが、そこは直進して最初の信号を西に折れ、県道山崎御厩線(178)との交差点をさらに南に曲がると右手に立派な形の六つ目山が見えてくる。麓には大きな高松変電所があるのでそれを目指して行けばいいだろう。変電所の北側の細い道を山側に少し上がるとお墓があって、少し薄暗いがそこが登山口である。

六つ目山317m:イメージ2

登山道は特に整備されていないらしく看板や道標などは見当たらない。おそるおそる雑木林の中に入っていくと、案外綺麗な登山道があり10分ほどで送電線の鉄塔が見えてくる。歩きやすい道なのでついつい何も考えずに真っ直ぐ進むがどうも様子がおかしい、なぜか道はどんどん下っている。鉄塔まで引き返す途中(鉄塔側から50m程)に、獣道のような登山道のようなものを見つけたのでそちらへ入る。ひどく荒れていて何処が道かもよく分からないような状態だが、目印をつけながらどんどん進む。

六つ目山317m:イメージ3

道は昼間でも薄暗く、背丈よりも高い笹の隙間(0.5人分)をかき分けて登る。地面にはたくさんの倒木がありそれを何度も飛び越えたりくぐったりしていると、頭の中が「ホントにこの道でいいのか?同じ場所に戻れるのか?」という不安でいっぱいになってくる。しかし10分ほど登ったところでようやくかつての登山道があったような形跡が見えてきた。踏み跡もうっすらと残っているのであとはそれを頼りに登るだけだ。岩などは多くないが土と落ち葉で足元はかなり滑りやすく、しかも道は頂上(全く見えない)へ向かって殆ど直登なのでかなりの急斜面である。獣道の分岐から30分あまり恐怖と格闘し、ようやく頂上に辿りついた。。

六つ目山317m:イメージ4

標高は317mで讃岐平野の単独峰としてはなかなかの高さである。富士山形だからきっと頂上は360度の大パノラマだと思いながら登って来たが、あいにく低木の照葉樹に囲まれていて、見晴らしは良くない。頂上付近は雑木林と小さな社のようなものが見えるだけである。仕方なくコーヒーを飲んだ後、道を間違えないようにゆっくりと下山した。無事下山できたものの、最後まで気を遣う登山であった。

帰宅途中にバイクから六つ目山を振り返ると、やっぱり綺麗な富士山形をしている。美しい物は少し離れて見るのが良い事もあるということを身をもって知った、というと大げさだろうか。ともかく大変貴重な体験であった。

-DATA-

場所:
香川県高松市中間町
タイム:
登山道入り口から50分程度
交通:
コトデン円座駅-登山道入り口(徒歩1時間)
高松西インター-登山道 入り口(車10分)
駐車場:
農道、現地にて要確認
トイレ:
なし

立石公園

Apr. 7, 2000 お花見ミニミニ・トレッキング。散歩?

高松市の香西町を車で通るたびに気になる、ピンク色の丘がある。ピンク色ではあるが決して怪しくなく、春の青空に映える桜色である。意を決して車で出来るだけ近づこうと、あまり詳しくも無い香西西町の小道を分け入る。道が結構細く、バックは出来ないのでもう行くしかないし登るしかない。

立石公園:イメージ1

場所は高松市の香西西町、讃岐浜街道を高松方面から西に進み香西大橋を渡り終えた信号(十字路)を南に入る。直進すると、満徳時というお寺があるので、その角を右折(細い道)する。曲がってはいるが無理して直進すると、左右に池が見えてくる。左の大きい今池と言う池の土手に大きなお地蔵さんのようなものが見えるところが登山口。登山といっても、本当に丘の頂上を目指す行程15分ほどの登りである。

立石公園:イメージ2

何も持たずに登り始めるが丘のてっぺんには善光寺というお寺があるらしく登山道ではなく参道である事に気がつく。というのも、参道に入るや否や無数のお地蔵さんが並んでいる。見ると「第〇〇番札所」などと書いてあるので、恐らく八十八体あるに違いない。ということは、ここに来れば八十八ヶ所参りがお手軽に出来るのか?などと雑なことを考えてしまう。なかには弘法大師と書かれたものも有り、なぜか恭しい。参道は細く、ひっそりとしているが、石畳が殆どでとても登りやすい。予想通り、道の脇にはずっとお地蔵さんが並んでいる、みかんをお供えするならコンテナ一杯は必要だろう。

立石公園:イメージ3

きょろきょろしながら登っても、15分程で桜の並木がある頂上付近に着いた。毎年気になっているピンク丘の正体は無数のソメイヨシノであった。頂上付近は見晴らしも良く、ベンチ、トイレもあり最高のロケーション。ただ唐突に立石公園と書かれたいかにも綺麗な標識がうそっぽい。その足で頂上を越えさらに続く道を辿る。すると、なんと50mほどの坂道の下には車道があるではないか!がっかりしたが気になるので、坂道を下ると住宅の中にいとも容易く降りられた。車に帰ろうと思い、又その坂を登ったので、今日は2度この丘を登ったことになる(しらふでは出来ない)。お花見にはもってこいの場所(プロパンガスもカラオケも持って登れる)でありながら、頂上で誰にも会うことなく一人で感動、落胆、息切れを存分に味わった散歩(あえて散歩と書く)であった。

-DATA-

場所:
香川県高松市
タイム:
参道とりつきから15分程度
交通:
高松市内から(車20分)
駐車場:
参道入り口付近に有り(要確認)
トイレ:
有り
買い物:
香西商店街

勝賀山364m

Apr. 6, 2000 春爛漫お花見登山決行。

勝賀山364m:イメージ1

高松市内から見渡せる山は峰山周辺と屋島、そして勝賀山がある。里山にして はなかなか立派な風貌の雄雄しい雰囲気を漂わせている勝賀山は364mの独立峰 で、その頂に香西氏の城跡があることで知られている。高松市内から県道33号を 南西に走り、鬼無町の佐料バス停がある十字路を山側(西側)に入っていく、道 をどんどん登っていくと、お墓、火葬場があり、少し滅入ってしまうが、気にせ ず細く急になったミカン畑の中をまっすぐに登る。急ではあるが、大きな新道に 突き当たる。まっすぐにミカン畑の細道は続き、さらに上まで車で行ける。しか し今回は天気も良いこと、さらに車が坂に負けた(クラッチ板不調)為にこの新 道沿いに車を止めて、登山を始めた。さらに上まで行っても多少の駐車スペース はあり、ミカン畑のおっちゃんも適当に停めれば良いと言っていたので、車を止 める際は付近のみかん農家の人に一声かければ間違いは無

勝賀山364m:イメージ2

勝賀城跡登山道という看板が、佐料付近から丁寧にあるので信じれば頂上まで 案内してくれる。付近はみかん畑一色で見晴らしも良く、道も整備されている。 みかん畑の農道が登山道であり、白いコンクリートのような道をのんびりと登っ ていく。標高が364mなので急なのぼりを想像していたが、みかん畑内はかなり歩 き心地が良い。何箇所か枝道になってはいるが、そこにも道標があり迷うことは 無いと思う。程なく、雑木林に目を向けると妙にまぶしいオレンジ色が一面に広 がっている。

勝賀山364m:イメージ3

近づくと、なんと何千というみかんが雑木林の林床をオレンジ色に 染めていた。もったいないのと、綺麗なのとで1つ拾い上げて食してみる。なか なか甘くておいしいので、つい登山を忘れてみかんと戯れる。生涯こんな数のみ かんを足元に見ることは無いなと思いつつも、頂上を目指す。

勝賀山364m:イメージ4

今回の目的は、勝賀山お花見登山という自分の中での目的がある。確かに数本 の八分咲きのサクラは目にしたが、何千個というミカンの後ではサクラ色が少し くすんで見えた。寄り道をしながら30分ほど行くと、みかん畑の真横に細い土の 登山道が現れる。今までの舗装の道と比べ見るからに急傾斜であるが、ここから が本当の山登りである。麓から見ても頂上直下(7合目辺り)までみかん畑であっ たので、もう頂上は間近であると自分を励ます。登山道は多少急ではあるが広 く、日陰の小径なのでとても歩き易い。石の少ない道であるが、大きな2mほどの 石がゴロゴロとしてくるともう頂上である。これまでの登山道が突然2又に分か れ、真ん中に意味深な松の木がある。どっちが頂上か?と思うが、もうそこは頂 上であった。山頂そのものが城郭跡になっているので、小径もそれを囲む様にあ るわけである。

勝賀山364m:イメージ5

頂上は城郭の跡があり、平坦でかなりの広さがある。松林になっているので見 晴らしは良いとは言えないが、開けたところもありそこからの讃岐平野の眺めは 格別である。山頂でコーヒーを飲み、岩の上から母校である高松N高を見なが ら、ハモニカで校歌を熱演する。誰も聞いていないし、自分も吹く事に必死で聞 けないから、こうしてレポートに書けば少し救われた気分になる。と、高校の横 を見ると、わが母校のK小学校が見える(校歌は忘れた)。我ながら、今日に至る までの行動範囲の狭さにア然とした。ともあれ、頂上の広い空間を一人占めする には、このお花見前後の季節は格別であるなぁ~と良い気分になって下山の途に つく。

ちなみにお花見登山とは言いながら、みかん畑周辺で咲き誇る桜を数本見た他 には以外と生えていなかった。お花見目的ならば、他の山へGo!

-DATA-

場所:
香川県高松市 タイム:登山道とりつきから50分程度
交通:
JR鬼無駅-鬼無町差料バス停(徒歩15分)バス停-登山道とりつき (徒歩15分・車5分)
駐車場:
現地にて要確認
トイレ:
無し
地形図:
2万5千分の一 「五色台」「白峰山」「高松北部」

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