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夏の栂池自然園

Jul. 20, 1999 ロープウェイで行く、北アルプスを望む花咲く湿原

夏の栂池自然園:イメージ1

栂池自然園は北アルプスの北部、白馬岳の東の山腹に位置する標高1900~2000mの湿原が点在する所で、白馬三山など北アルプスの山が間近に見える。春は雪解けと共に水芭蕉やリュウキンカが咲き出し、春から夏にかけて高山植物が多く咲き、秋は周囲の林の紅葉と、湿原のクサモミジが美しい。貴重な湿原と言うことで、中部山岳国立公園の第1種特別地域に指定されている。入口近くの湿原は高低差があまり無く、親子連れでも問題なく歩くことができ、ロープウェイで自然園の近くまで上がることが出来るので、トレッキング初心者でも北アルプスの良さを楽しむことが出来る。

夏の栂池自然園:イメージ2

栂池高原でバスもしくは車を降りる。ここは標高820mである。これからゴンドラリフトで登るところは冬はスキー場になる所で、栂池高原にはホテルや、土産物屋が多い。ゴンドラリフトとロープウェイを乗り継いで自然園駅へ向かう。ぐんぐん高度を上げていくと、栂池高原の家々が小さくなっていく。自然園駅に降り立つと、下より涼しく感じる。駅は1829mの地点で、一気に1000mも高度を上げたことになる。案内標識に従い、坂を上って栂池自然園に向かう。登って三叉路に出る。左が栂池自然園で、右は天狗平、白馬大池を経て、小蓮華山・白馬岳への登山道になっている。パノラマウェイで高度を稼げるし、天狗平のワタスゲ果穂や、白馬大池のハクサンコザクラが見事なので、ここから白馬岳へ登る人も多い。自然園入口には2軒の山小屋があり、どちらも近年建て替えられた建物で、個室があったり、設備が整っている。遠方から訪れるときにはここで1泊すると良いだろう。栂池自然園には、栂池自然園ビジターセンターを通って入っていく形となる。ビジターセンターには付近の自然をわかりやすく説明したパネルや、地形の模型がある。自然園の案内図も置いてあるので、もらって散策すると良いだろう。

夏の栂池自然園:イメージ3

自然園に入ってすぐが、ミズバショウ湿原であり、木道が敷かれている。ここの標高は1860mである。雪解け後、真っ先に水芭蕉(ミズバショウ)が咲くらしいが、夏には水芭蕉はほとんどわからない。入ってすぐのあたりは背の高い植物が多く、ヒオウギアヤメやオレンジ色のクルマユリが咲く。少し進むとチングルマの花が終わった後の果穂になっている。湿原が途切れ、木道も途切れる。土の上を歩くようになり、雨の後はぬかるみ、泥が跳ね上がることがあるので、トレッキングシューズとズボンの下が汚れないようにスパッツがあると良いだろう。左側にキヌガサソウが咲き、その先では夏でも冷たい風が吹き出している「風穴」が有る。林を抜けていくと再び湿原に出る。ワタスゲ湿原と名付けられており、名の通り白いワタスゲの果穂が多く、ニッコウキスゲも咲いている。右側には白馬乗鞍岳、白馬岳が見える。白馬岳のさらに左には、杓子岳と白馬鑓ヶ岳が見える。白馬岳、杓子岳、白馬鑓ヶ岳の3つで白馬三山と呼ばれている。湿原が終わって、少し坂を下ると、楠川を渡る。渡ってすぐの左側では、白い十字架のような花のコバイケイソウが咲いている。その先に水場とトイレがある。少しずつ道は登るようになってくる。林の間の道では、足元に白いゴゼンタチバナが咲いている。さらに少し登り、浮島湿原に着く。標高は1910mである。クルマユリやニッコウキスゲが咲いている。さらにこの先を登っていくと、展望湿原がある。周回するように遊歩道があるが、左からの道は狭い尾根の階段を登っていく道で、親子連れにはお勧めできない。右からの道を往復した方が良い。展望湿原の標高2010mのところから、白馬大雪渓が見える。(日本三大雪渓の一つで、トレッキングレポート「白馬岳」でここを登るルートを紹介)

夏の栂池自然園:イメージ4

展望を楽しみ、花を楽しみながら、戻っていこう。木道は濡れていると下りで特に滑りやすい。(恥ずかしながら私も一度しりもちをついた)栂池パノラマウェイは最終が意外と早いので、時間を確認しておこう。栂池自然園は季節ごとに良さを楽しむことが出来る。私は計3回訪れているが、ここからの白馬三山の姿を一瞬しか見たことが無く、ここの水芭蕉も見たことが無い。夏に訪れたこのときは、ガスが出てきて、山は見えなくなるし、写真もすぐ近くを撮った写真しかお見せできるものが撮れなかった。秋に訪れたときは紅葉は終わって、雪が薄く積もっていた。水芭蕉・紅葉の時期に是非とも再び訪れたいと思う。(写真は上から、ニッコウキスゲ、ヒオウギアヤメ、クルマユリ、ワタスゲ果穂、コバイケイソウ)

-DATA-

場所:
長野県北安曇郡小谷村
タイム:
計3時間45分
自然園駅-栂池自然園入口:10分 栂池自然園入口-風穴:15分 風穴-楠川:20分 楠川-浮島湿原:25分 浮島湿原-展望湿原:45分 展望湿原 -浮島湿原:40分 浮島湿原-楠川:25分 楠川-風穴:20分 風穴-栂池自然園入口:15分 栂池自然園入口-自然園駅:10分
鉄道・バス :
1.新宿始発の中央線を走る夜行の急行「アルプス」、昼間の特急「あずさ」で白馬駅または白馬大池駅下車。栂池高原行バスに乗り終点下車
2.東京、上野、大宮などから長野新幹線で長野下車、白馬方面行きの高速バスにて栂池高原下車。
3.新宿西口から白馬・栂池方面夜行バスにて栂池高原下車。
車:
関東、中京、近畿方面からは中央高速を利用、岡谷ジャンクションから長野道に入り、豊科インター下車、国道147、148を北上。
小谷村に入り、国道148号上のの 「栂池高原スキー場 栂池自然園」 の標識に従い、左折。約10分でゴンドラ乗り場駐車場に着く。
鉄道・バス・車・共通:
栂池高原から栂池パノラマウェイのゴンドラリフトとロープウェイに乗り継ぎ、約40分で自然園駅 着
駐車場:
ゴンドラ乗り場駐車場
トイレ:
ビジターセンター、自然園内の楠川近くに有り
自動販売機:
ビジターセンターに有り
水場:
自然園内の楠川近くに有り
携帯電話:
ビジターセンター近くのみ通話可能

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