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多摩森林科学園

Apr.23, 1998 桜が250種類2000本咲く丘を歩く

多摩森林科学園:イメージ1

都心から少し離れた八王子市の丘にある、林野庁が管理する林であり、研究のために桜の木が多く集められている。この多摩森林科学園は大正10年(1921 年)に宮内省帝室林野局林業試験場として発足したのが始まりで、現在は林野庁森林総合研究所の支所として森林の植物・動物の生態や分類や研究を行っている。植物の研究の一環として桜の遺伝子の保存のために桜の木を集め他林がサクラ保存林である。研究のための林だったが、見学希望者が多いことから、一般に公開された。

多摩森林科学園:イメージ2

高尾駅の北口へ出て、駅からまっすぐ正面の道をたどる。国道20号線を横切り、道は右へカーブを描きながら登っていく。登っていって、道が左へ曲がっていき、少しゆるやかになると左側に多摩森林科学園の入口がある。入園すると正面に「森の科学館」がある。森林についての研究成果を公開しており、植物図鑑や桜の資料も多い。また、「森の科学館」には”見学のしおり”が置いてあって、森林の豆知識、園内の案内図や桜の見頃も書いてあるので、もらって歩くと良いだろう。「森の科学館」の左右には公開されている第一樹木林がある。「森の科学館」を出て左へ行き、第一樹木林を歩いていく。主な木には名札が付いているのでわかりやすい。

多摩森林科学園:イメージ3

第一樹木林を抜けると、いよいよサクラ保存林が始まる。丘の斜面に桜が連なって咲いている。一般的な桜の名所にあるソメイヨシノはほとんど無く、ピンク色の濃いサトザクラの仲間が多い。丘陵地に咲いているので、公園などの平らなところで咲いている桜とはおもむきが異なり、ボリュームが多く感じる。また、集めてきた桜の木であるにも関わらず、自然の中で咲いているように感じられる。案内図や木のそばにある名札を見ていくと、いろいろな地方から桜が集められていることが分かる。たとえば、天城吉野、琉球寒緋桜などである。濃いピンクの桜も有れば、純白の桜、緑色の花を咲かす鬱金(うこん)という桜もあって、色鮮やかで歩いていて気持ちがいい。桜には蜜を求めて写真のように、ヒヨドリなどがやってくるのでバードウオッチングにもなる。サクラ保存林を囲む外側の遊歩道はアップダウンが多く、普通に歩いて50分ほどだが、細かく遊歩道が巡らされているので、案内図をたよりに全部の道を歩いて桜を楽しむと良いと思う。遊歩道には所々にベンチが用意されているので、途中で休むこともできる。

多摩森林科学園:イメージ4

私が訪れたのは4月下旬で南関東ではソメイヨシノもとうに終わっている時期だったが、森林科学園では花期が遅めのサトザクラ類が多く咲いていた。3月下旬から5月上旬まで250種類2000本のサクラがとぎれることなく咲いているというので、もう少し早い時期にも訪れてみたい。桜の開花時期の調査結果とその年の気候から、開花時期予想を多摩森林科学園のホームページで公開しているので、チェックしてから出かけるのも良いだろう。園内は飲食不可であり、研究のための施設であるので食事の施設も無いので注意していただきたい。

-DATA-

場所:
東京都八王子市
タイム:
計1時間20分 JR中央線高尾駅(10分)多摩森林科学園入園口(5分)サクラ保存林入口 サクラ保存林一周(50分)サクラ保存林入口 (5分)多摩森林科学園入園口(10分)JR中央線高尾駅
鉄道・バス:
JR中央線高尾駅または京王線高尾駅
車:
国道20号線を八王子市内から西へ向かい、高尾駅入口から右折、約5分
駐車場:
科学園付属の駐車場は無し
入園時間:
9:30-15:30
休園日:
月曜日と12/26-1/6
トイレ:
園内に数ヶ所有り
水飲み場:
園内に数ヶ所有り
携帯電話:
一部を除き使用可
公衆電話:
森の科学館内に有り

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