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二子山

Apr.24, 1997 散策気分で登れる山

公渕森林公園に属する二子山はその名のとおり二つの整った形の頂を持つ小山です。森林公園の遊歩道に全山指定され、整備が進んでいますので誰でも手軽に登れる山として人気があります。この二子山に新緑の4月に登ってきました。

二子山:イメージ1

二子山は公渕森林公園の南端に位置しバスで行く場合は築港発のコトデンバス東植田線で終点の回転場下車徒歩15分、車の場合は公園の第7駐車場に車を置いてすぐです。登り口はいくつかありますが、今回は最も駐車場から便利な登り口を選択します。駐車場から少し来た道を戻り右折するとすぐに標識があり、ここが登り口です。この付近にはつつじが多く、嫌がおうにもハイキング気分を盛り上げてくれます。

すこし登っていくとカエデやクヌギの木のトンネルになっており晴れた日には黄緑色がとてもきれいです。道が二股に分かれていますがここは上りを選択します。もう一方の道は別の登山口から来ているものです。南斜面の開けたところにくると讃岐山脈が一望できとてものどかな眺めです。耳をすますと、ウグイスやメジロのさえずりが聞こえ心休まる時間です。気分よく歩き続けると二子山の鞍部に出ます。ここは登山道の交差点になっており南に行くともと来た道、西に行くと二子山西嶺(180m)、東に行くと東嶺(190m)、北に行くと別の登山口(北口)に続いています。ここには消火栓が配置され、さすがに公園の中であると感心させられます。

二子山:イメージ2

まず、西嶺に行ってみましょう。3分ぐらい登ると、展望台が見えてきます。この付近はちょっと開けた場所で、お弁当を持参していればここで食べるのが最もよろしいかと思われます。展望台はとてもりっぱで香川県の意気込みが伝わってきます。眺望は極めてよろしく、公渕の全容、上佐山、屋島、白山、讃岐山脈とすばらしいの一言に尽きます。公渕公園からちょっとの時間で讃岐平野を一望出来ることを考えれば登らないと損、といった感じさえします。ここまでのコースタイム15分。休憩の後に、いったん下って今度は東嶺に登ります。こちらも3分程度で鞍部から登れますのでまったく手ごろです。こちらも整備されています。特に数の多いつつじの奇麗さには公渕芝生広場の花々と比べても見劣りしない感動を覚えました。こちらにはちょっとした芝生もあり休息するのには悪くありません。ただし眺望は西嶺の方がややよいようです。

二子山:イメージ3

下りは鞍部まで行って北におりて中腹を西にまいて登ってきた登山口に降りました。全行程45分といったところでしょうか。二子山は登山というよりも遊歩道の一部といった方が的確で、ほとんどの方が息も上がらずに登れるはずです。それだけにゆっくり自然観察でもしながら散策気分で登って欲しい山です。

-DATA-

場所:
香川県高松市東植田町
周辺:
公渕森林公園
ビール:
公園口に上原酒店。
食事:
公渕公園口「カフェナッツ」でホットサンドなどどうぞ。

城山245m

Apr.22, 1997 ハミ(まむし)の恐怖!

城山は東植田町公渕公園の奥に位置する、標高245mの円錐形のきれいな山です。特に城池から見た山容はすばらしく二子山と並んだ姿が水面に映る様は、なんとも言えぬ趣があります。こんな手近にある山が、二子山ほどハイキングなどで注目をあびないのはどうしてかと常々不思議に思っていました。今回はこの半分忘れ去られた城山に新緑の4月22日に登ったトレッキングレポートです。

さて、登ってくるぞと思いたった時、知り合いに城山の事を聞いてみると城山にはハミがいてとても登れないとのこと。ハミっていったい何!頭の中にハミ、ハミ、ハミという言葉がこだまします。「ハミというのはまむしのこと。」この知り合いが言うにはまむしの事をこの辺ではハミと呼んでいるそうです。ハミは響きがとても嫌だけれども、正体がまむしと分かればどうってことなし、となめてかかったのが悲劇の始まりでした…。

城山245m:イメージ1

城山への行き方は公共の交通機関ではコトデンバス、東植田線回転場下車徒歩20分です。二子山と城池の間の道を東に向かって行くと東芝配線器具の看板があります。ここを右折しますがこの角に城跡の記念碑が建っています。ちょっとだけ読むと源平の頃に戸田城というのがあってこれから城山、城池の名前が由来しているということです。残念ながらすぐ分かるような城跡ではありません。右折後300m位真っ直ぐ行くと民家の横に上り坂らしきものがあって、ここが登山道になっています。しかし、類似した道が何本もあるので写真の風景を探すか、近所の人に聞くのをお勧めします。標識類はまったくありません。

城山245m:イメージ2

さて登山道にさしかかるといきなり竹林の迷路のような道です。竹の子狩りや椎茸栽培の道が複雑に入り組んでいてどれが登山道なのか見分けがつきません。結局片っ端から登ってみて正規ルートを探し当てるといった手順になり、15分ほどタイムロスしてしまいました。結論的には竹林に入ってからは右、右と行けば登山道です。中腹は山の西から南についており、眺望的には二子山と讃岐山脈が中心となります。しかしながら雑木林の中で決して眺望がいいとはいえません。ただ花は山つつじが極めて美しく遠景よりも近景に目を奪われがちでした。山も中腹を過ぎると道も一本道でわかりやすくなります。しかしここで知り合いの言った事が思い出されました。

城山245m:イメージ3

登山道は続いているのははっきり分かるものの、びっしりと羊歯が茂っており、羊歯の下も落ち葉が積もっていて、ヘビなんかいても気づかずに思わず踏んでしましそうです。ハミがいるかも知れないと思うと自然とペースが鈍ってきます。けれどもここまで来て引き返すのも惜しいのでハミはいないと信じて進みます。 5分ほど登るといきなり前が開けて頂上に出ました。結局ハミの姿は見ることなく頂上に辿り着いたしだいです。

城山245m:イメージ4

さて頂上からの眺めは、思いのほかすばらしく、公渕池、城池、三つ子池、蓮池と水っぽい眺めは二子山からの眺め以上です。そして遠くに屋島を配した構成はいかにも庭園のようです。気を遣いながらでも登る価値はあります。ただし道の整備状況が極めてよくないので、かなりなれたグループでの登山をお勧めします。コースタイムは迷った時間を省くと上り20分、くだり10分程度でした。ゆっくり登ってもトータルで1時間みれば十分でしょう。

-DATA-

場所:
香川県高松市東植田町
周辺:
公渕森林公園
ビール:
公園口に上原酒店。
食事:
公渕公園口「カフェナッツ」でホットサンドなどどうぞ。

八王寺城址ぶらぶら行

Apr. 12, 1997 気の向くままに歩いてみた。ちょっと困った。

とまこです。今回は「朝九時に起きても行ける山」として八王子は城山に行って来ました。都内は天気が良すぎて暑苦しいくらいです。予定どおり、10時に起床(本気で山に行くのか!?)。しかも近所の喫茶店でモーニングを食するという余裕のスケジュール。電車に乗ったのは11時ちょっと前でありました。

八王寺城址ぶらぶら行:イメージ1

高尾駅に着きますと結構な人だかりです。日頃は人気のない寂しい所なのですが「桜をご覧になる方はこちらへ」等と言った看板を発見し、桜の見物客であると理解した次第。都内のソメイヨシノは既に葉桜でありますが、そういえば高尾駅の周辺はまだ咲き残ってます。タイトルを「最後の花見」に代えたろかとは思いましたが色気づいてはいけません。とりあえず八王子城跡行きのバス停を探します。

事前に読んだガイドブックにはバス停と高尾駅とは離れていて分かり難いと書いてありました。本当に分かり難いです。私はブラブラ歩いた挙げ句、次のバス停まで歩いてしまいました(ガイドにならんがな)。

バスに乗ると15分ほどで八王子城跡バス停に到着です。バス停自体はすごくチャチです。道標もないので分かり難いですが上に向かって歩けばokです(山歩きですから)。

八王寺城址ぶらぶら行:イメージ2

ブラブラ坂を上がると「史跡 八王子城跡」なる豪勢な石の看板が見えてきます。看板の豪勢さの割に案内看板はごく平凡なものでした。近所にイベント情報などのチラシが結構置いてあります。帰りに取って読むことにしてとりあえず山頂を目指します。

看板の前を過ぎるとすぐに山道になります。入口には鳥居が建っていまして、道は殆どが石段になってます。とても歩きやすいのですが、山歩きというよりは神社参詣の趣です。途中で、旧道と新道の分岐があります(後で合流します)がここは是非新道をお薦めします(理由は先を読めば分かります)。

石段の多い山道を30分歩けば山頂です。と同時に八王子城の三の丸になります。 三の丸には八王子神社が建っております。手入れの行き届いたきれいな社(やしろ)です。社の背後にはちょっとした広場兼休憩所があります。ハイカーが10名程くつろいでおりました。休憩所からは八王子市内を一望できます。天気も良く、一服するにはなかなか良いところです。持参したチョコレートを食しながらしばしボーっとします。今回は大勢過ぎる人出に悩まされることもないので気持ちがいいです。遅くても行けるんで楽勝やでぇ~。

八王寺城址ぶらぶら行:イメージ3 八王寺城址ぶらぶら行:イメージ4

休憩後、社の近辺を散策すると脇に本丸跡に通じる小道がありました。ものの数分で着いてしまいます。本丸址にもこれまた立派な石碑が建っています。隣には小さな社がありますが石碑の方がどうも「エラそう」です。

 で、山を下りるわけですが帰りは旧道を使うことにしました。倒木が多く、どうにも歩きにくい道です。踏み跡も不明確です。不安になりつつも歩を進めると杉林の中に入っていました。雰囲気が行きしなと全然違うのですが、植林事業の看板がちらほら建っているのでとりあえずは山道のようです。そうこうするうちに民家が見えてきました。八王子城跡の看板はありません。案の定、道を間違えたようです。

注意)下りの山道には気を付けましょう。道を間違えると大変なことになります。

 車できたらエラい事やなぁと思いつつ(全然反省していないですが)、バス停と手前の信号で待っとるバスを発見。飛び乗ったのはいいんですが行き先は八王子駅前。一時間弱バスに揺られて帰っては来ました(着いたのは15時30分くらい)が、イベント情報チラシを取れなかったのがとても心残りではありました。

高鉢山512m

Apr.9, 1997 香川県唯一の風穴

「えっ!風穴。あのひやこいやつですか?」Yさんがもったいぶって話す。「高鉢山やったかのー。けっこう有名やで。」香川県に唯一ある風穴だそうだ。これはもう行ってみるしかない。高鉢山といえば、その昔、航空灯台があった所で讃岐百景にも指定されている風光明媚な場所だ。そこに風穴があるという。僕は学生時代、北アルプスの奥穂高を登って上高地に帰る途中、岳沢で風穴を見つけてしばし涼んだ記憶がある。よし、今日は天気もいいので行ってみよう。

高鉢山は綾上町にある。高松新空港の裏にある国道377号を通ってアクセスすることにした。綾上町に入ったら長柄ダムの細道をまがる。ダムまでいくと、一瞬行き止まりっぽいがダムの上に道がつながっている。ダム湖の西側の周回道路を行く。道幅狭く、落石注意だ。ところどころ、バス釣りによさそうなポイントがあるが立ち入り禁止の注意書きがある。途中曲がり道があるが、真っ直ぐ進む。そのうち幅広い最新の道に出る。新道を今度は琴南方面への案内を頼りに左折。しばらく行くと県道17号だ。三叉路を左折して南へ。そのうちにこんもりとした高鉢山が右手にちらちらと見え隠れする。讃岐百景の石柱が立っている所を右に入る。竹薮を抜けると目の前が高鉢山だ。

高鉢山512m:イメージ1

しかし、ため池の工事中で適当に駐車っちゅうわけにいかない。しゃーないんで、かなり手前の竹薮のところに駐車する。工事車両に注意しながら舗装道を行く。田んぼの畦にはタンポポなんかも咲いていて春らしい。民家の横を通って舗装道をずんずん進むと、10分ぐらいで林道の起点に来る。起点といっても、道路脇に小さい看板があるだけだ。林道も恐ろしく立派だ。おたまじゃくしのいる池を見やって急になってきた林道を行く。息をつく頃にはログハウスの高鉢山キャンプ場の管理棟が見えてくる。この管理棟、予約がないときは開いていないようだ。便所さえ閉まっている。自動販売機が動いているのみだ。この管理棟の横が登山口になっている。ヤマザクラがきれいである。

高鉢山512m:イメージ2

さて、まずは登山口から急なコンクリートの道を登る。登りついた所が林間広場で、ログコテージが3棟立っている。こぎれいな作りで快適そうだ。ただ、周辺はベンチを一個置いたのみで、赤土の地面が露出して雨の日など環境が悪そうだ。中途半端な印象を受けた。広場からは頂上まで丸太の階段が続いている。本当に最後まで続いているのだ。階段脇はサクラの木が多く、葉桜見物というところ。七曲がりをグネグネ登る。けっこうきつい。頂上直下には、紫の可憐なスミレが咲いていた。

高鉢山512m:イメージ3

頂上には最高の眺望が待っていた。北を見ると遠く高松付近から、五色台、城山、讃岐富士、善通寺の山々、金毘羅さんの山々が見渡せる。南は、阿讃山脈の絶景だ。僕はいつものようにビールを飲むことにした。今日は、キリンラガーの小さい缶。一気に飲み干す。これがうまい。酔い覚ましに頂上を散策。もちろん狭い頂上だ。まず目に付くのは社。しかし、落書きがひどいぞ。その横には御影石のテーブルアンドベンチ。テーブルの上に寝転がってみたが充分寝れる。ちょっと奥に行くとマイクロウェーブの送信施設がある。酔いが覚めてきたところで下りることにした。

高鉢山512m:イメージ4

下山は階段を調子をとって下ったので無茶苦茶早かった。登山口まで戻り、いよいよ風穴へ向かう。地図を見ると、このキャンプ場内にあるようだ。示された方に行ってみる。んん?休憩所みたいなんがあるぞ。と、その向こうに「風穴」と書かれた石垣が!!どきどきしながら近づく。むむむ・・・けど、近代的な屋根がついている、はて?石垣には「きけん」の注意書きが。崩れやすいらしい。いよいよ中に入る。三畳間といったところだ。大きい石造りの倉庫みたいである。階段を下りてみる。やや?涼しいではないか!外は今日はよく晴れて20度近い。実際僕も汗をかいている。温度計があるので中の室温を見てみると、なんと零度。注意してみると、岩の奥から風がきている。これが「クーラー」の元だな。と納得して鼻をすすり、僕は高鉢山の風穴を後にした。

-DATA-

場所:
香川県綾歌郡綾上町
タイム:
山角バス停 -(15分)- 林道起点 -(15分)- 管理棟/登山口-(20分)- 山頂
周辺:
椎尾八幡神社(四国のみちの3コースの起点、森が見所
ビール:
綾菊工場方面(簡単に言うと北)へちょっといくと酒屋さん。
食事:
綾菊の工場の交差点を(国道377)西へ。うどん屋あり。まずまず。

大滝山946m

Apr. 8, 1997 道中で出会った彼はとてもいいやつだった。

桜のシーズンが、雨の中終わったような感じです。長い長い菜種梅雨が一息ついたようなので、久しぶりに山に出かけることにしました。息吹きはじめた新緑を求めて、森が豊かな大滝山に行くことにしました。

大滝山にはお馴染みの193号から内場ダム方面に向かい、東山温泉の所で左に道を取ります。しばらく進んで道の右側が渓谷になってくれば、東山のキャンプ場もすぐです。別ページで「大滝山自然公園キャンプ場」として紹介しているので読んでみてください。キャンプ場を過ぎて橋を一つ渡ります。長雨のせいで道は所々崩れていて落石注意です。川の反対岸に休憩所が見えてきたら、実質の登山口の「大生口」です。少し行ったところのヘアピンカーブの内側に駐車スペースがあるので利用します。

大滝山946m:イメージ1

道を戻って登山開始です。川を岩でつくった堰の橋で徒渉します。休憩所に手頃な杖になりそうな木が転がっていたので拝借しました。植生や動物のことに関しての説明文があるので参考にするとよいでしょう。しかし、登りはじめからけっこう急登です。最初はスギの林間を登りますが、所々にツツジと思われるピンクの花がアクセントになっています。えっちらおっちらで、中腹の遊歩道と合流します。ここにある看板が分かり難いので一瞬悩みましたが、左へ数歩進めば登りが引き続き続いているのがわかります。ここからかなり急な七曲がり坂です。尾根に対して直角に攻めているので、こんなものでしょうか。苦しい所で「大生(おおばえ)」に着きます。道標は倒れていました。

大滝山946m:イメージ2

大生からは快適な阿讃山脈の縦走です。右、左の樹間の景色を楽しみながら山頂を目指します。木々を注意深く見てみるとどれも斜めに生えています。これは冬場の雪のせい?それとも日光の関係でしょうか?いずれにしても見事なブナ林です。地面をよく見るとブナの特徴的な三角錐のどんぐりがいっぱい落ちています。そうこうしているうちに、山頂とされている三角点のある「城ガ丸」に着きます。ここ自体はどうってことないのですが、ここからブナ峠へと続く尾根は一段とブナの原生林が見事です。また、左右に崖のような所を歩いていくのも、縦走気分を盛り上げてくれます。

大滝山946m:イメージ3

ブナ峠まできたので、右に下って大滝寺に寄っていくことにしました。お堂の近くにイヌが一匹寝ています。近寄ると尾を振って愛敬を振りまくので、首の下や腹をさすってやると喜んで腹を見せる「服従姿勢」を取ります。かわいいので気にはなったんですが、「ついてくるなよ」と一言残し、お堂に向かいました。なんと言葉を理解したのか、不動の姿勢でお座りしています。感心して、同時に安心して今度は、西照神社へ向かいます。ここは僕が数年来、初詣に来ている所ですが、歩いてきたのは初めてです。今年はいいおみくじが出なかったので、万感を込めて引き直しをしました。するとなんと、正月と同じ番号の札が出てきました。書いていることももちろん同じ。むむむ、大滝山西照神社おそるべし。

大滝山946m:イメージ4

ブナ峠まで戻り、カロリーメイトなど移動食で簡単な昼食にします。ビールだけは忘れず持ってきました。いい気持ちになってきたのでしばらく昼寝です。・・・・・うとうとしたかなと思ったころ、背後で足音が。いかん、恥ずかしいが、と起き上がってみると、さっきの大滝寺のイヌではないですか。けっこう距離があるのにさすがにイヌはすごい嗅覚やなーとあらためて感心。クラッカーを一枚プレゼントします。すると、この彼、食べずに道端の草むらの中に隠しはじめました。さらに感心して撫でていると、なかなか利口そうにつかずはなれずの距離を取ります。旅の相棒にはもってこいの風格です。名残惜しいのですが飼い犬なので別れを告げます。ところが僕が帰る方向に駆け出していくではありませんか。その後も適度な距離を持って、結局「大生」まで来てしまいました。

大滝山946m:イメージ5 大滝山946m:イメージ6

これは、まずい。イヌの帰巣本能は半端じゃないとは分かっていても心配になります。僕はここで巻くことにして、イヌが真っ直ぐ行ったのを確かめて、下りの右側ルートを走り下りました。それにしても完成度の高いイヌでした。しばらくして、ベテランクライマーのご夫婦に出会い、この話をしましたら、「ああー、あの人懐っこいイヌなぁ。いつもついてくるんじゃ。けどちゃんと帰るよ。大生ぐらいで。」僕は巻いたつもりでしたが、彼のいつもの散歩だったわけですね。

-DATA-

場所:
香川県香川郡塩江町
タイム:
大生口 -(45分)- 大生 -(15分)- 城ガ丸-(15分)- ブナ峠
周辺:
大滝山キャンプ場、スパリゾート塩江
ビール:
大滝山キャンプ場に酒屋さんあり。自販機はジュースのみ。
温泉:
東山温泉
地形図:
2万5千分の1「讃岐塩江」

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