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« 冬の高尾山・初詣観光記トレッキングレポート:トップページ八丁山532.9m »

虎丸山

Jan.25, 1997 地元で大変親しまれている山、その秘密を探る

大川郡大内町に虎丸山という小山がある。最近ではとらまる公園だとかとらまる座とかが有名だが、そのとらまると同じ。虎がキャラクターの人形劇のとらまる座は特に人気だとのこと。今回は、四国八十八ヵ所の奥の院、与田寺の近くからこの虎丸山を登る。地元で大変親しまれている山だそうだ。その秘密を探る。

家を10時過ぎに出発。いつものように長尾バイパス経由で三本松を目指す。車の中は日差しがぽかぽかと暖かいが、外は寒風が吹きすさんでいる。寒い寒い週末なのだ。「与田寺」の案内を便りに、国道11号をはずれて南に曲がる。与田寺の門前をすぎて、東に真っ直ぐ進むと与田川に突き当たる。南を見ると本日の目的地、虎丸山がピラミダスな山容を見せている。んー、思ったより高そうな山だ。すでに11時、昼までに着けるか心配だ。とりあえず車を進め、与田川と別所川が別れている所に車を停める。路駐ですわな。登山ルートは別所川の沢沿い。車の通れる道はもっと奥まであるのだが、地元の人の迷惑になってはいかん。

虎丸山:イメージ1

まずは舗装された車道を行く。山道の始まる新宮池を目指す。途中、二股になっていて右は養鶏農家、左は林道っぽい。当然左を選び、「ぱひー」の歌を鼻歌に進んでいると、どうも周りがやぶっぽくなってきた。げっ、間違ったぞ、これは。ということで周りを見渡すと、右手の熊笹の向こうに池が見える。もう新宮池まできていたのだ。なんとか堤に出る道を見つけて登山口へ。あらためて池越しに虎丸山を眺める。さぁ、登ろう。と、踏み出したとき道の脇に看板が落ちている。なになに・・・「猟犬注意!甲種猟具設置」これは危ない。漫画に出てくるようなギザギザの挟むやつに「グワシャン」と挟まれては、小鹿のバンビでなくとも危ない。登山道を逸れないようにしようと心に誓う。

登山道は地元の人たちのおかげできれいに草や笹が刈られて気持ちが良い。風情を残しつつ歩きやすい道だ。道は2回丸太の橋を渡り、沢沿いにコースを取る。この季節は水量も少ないが、水の季節には心地よい音が聞こえそうだ。やがて道は沢沿いにカーブしながら急坂となる。15分ほど歩いたところで小休憩。道端の小岩に腰を下ろす。ぼんやり空を眺めていると、上流の方から「うわーーーーっ!!!!」という叫び声!僕も慌てて、「すわっ!」と叫び声の方に走っていくと、ニッカボッカスタイルのおじさんが道の岩に足を滑らして転倒している。「大丈夫ですか!」「・・・・・」たいしたことのない転びに、大音量の叫び声をあげてしまったことが恥ずかしいのか、おじさんは無言のまま下り道を降りていった。ひょっとしたら誰もいないと思って、はりきって必要以上の大声をあげたのだろうか?

虎丸山:イメージ2

しばらくすすむと、渓谷風の景観になり、水さえあれば見事な滝になりそうな岩が見える。左手には、畑跡かはたまた虎丸城跡の一部か、三段ぐらいの石垣がある。風情があるので一服することにした。デイパックからチョコレートとスモールサイズのアサヒスーパードライを取り出し、プシュッ。うまい。一気に飲み干して、酔い覚ましに岩の上に横になる。風は冷たいが日差しは暖かい。空が冬にしては濃く青い。酔いが覚めたところで出発。道端に人糞がティッシュ付きで転がっている。せっぱつまつまだったのだろうが、ティッシュは燃やしていってほしい。この白い紙があるとなしでは気分がだいぶ変わる。この人も本当は茂みの中で用を足したかったのかも知れないが、「甲種猟具」の看板が脳裏をかすめたのだろうか・・・。

虎丸山:イメージ3

さて、道はいよいよ急登になってくる。途中、「七丁」の石があり目安になる。要所、要所に白い「登山道」の案内板があるため、道に迷うことはない。尾根に出てしばらくいくと、地元小学生が立てた「あと120m」の案内が目に入る。もうひと踏ん張りと急坂を登ると、ぱっと開けて373mの虎丸山山頂に着く。頂上は一面雪の世界だ。広い頂上には新宮神社があり、年賀の絵馬がたくさん吊られている。しばらく立ち読み。「彼氏がほしい」「MAXに会いたい」などが目に止まる。みんな元日に登ってきたのだろう。四方は展望もよく、讃岐平野の眺め、笠ガ峰、壇特山、女体山などが望まれる。特に白鳥方面の海の展望はすばらしい。

お弁当をさっさと食べ、冷えないうちに下山する。南アルプスで「天狗の下り」と言われた、下り得意の僕も、慎重に急坂を下りる。新宮池まで戻って、真っ直ぐ進むと、道は鶏小屋の間に出る。こっちだったんかー、と思って歩いていると、鶏小屋の中からヘビーなロックが聞こえてくる。ややや、これはひょっとして、ロックを聞くと鶏がたくさん卵を産むとかかな?と馬鹿なことを考えているうちに車へ到着。非常に変化に富んだ、楽しい山歩きであった。帰りは厄除けの与田寺で、今年一年の安全をお祈りして帰ることとする。

-DATA-

場所:
香川県大川郡大内町虎丸
タイム:
新宮池から約一時間
周辺:
与田寺、とらまる公園など
交通:
JR高徳線三本松駅より登山口まで一時間
ビール:
与田寺門前にあり

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