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« 吉尾山・里山歩きトレッキングレポート:トップページ大川山1043m »

由良山洞窟探検登山

Autumn, 1996 ちょっとエキセントリックな里山発見。

由良山洞窟探検登山:イメージ1

香川県はかわいい低い山が多い土地です。讃岐平野のできるときにいろいろあってまるで島のような、この山々ができたそうですが詳しいことは聞かないで。讃岐七富士というように各山はまるで富士山のようにすり鉢状で、かつ独立峰なのです。ここが大事。独立峰は登るときの変化の少なさが指摘されますが、登り切ったときの景色の美しさは格別です。今回登ります「由良山」もこの独立峰です。といっても標高は120.4m。まさに低山里山といった風情。しかし、この山には近辺の山にはないスリリングな体験が待っていたのでした。

由良山は「由良石」で有名な採石の山です。山容が変わってしまった今でも、ガンガン掘ってます。ですからその採石場までは舗装された道があるのでお手軽ですが、ここはふもとの「清水神社」の境内の駐車場を利用しましょう。参拝客では無いですが地元の人はそんな冷たいことはいいません。それに、由良山の頂上には祠があるので、立派な参拝客として登山の安全を願いつつ登りはじめて下さい。いや、場合によっちゃ本当に危ないんですよ。こんな低い山なのに。

清水神社を出発して最初に目に付くのが「由良角力土俵跡」!いきなり。鎌倉時代の「ゴーリキ(強力)」がこの地で角力をはじめたとき建立したそうです。土俵の跡形は屋外だけに残ってませんが石垣にかすかに何かあったことを感じさせます。土俵跡周辺は「蘇鉄」「南天」「棕櫚」「楓」「バナナ」と、どー考えても里山には自生していない様な植生です。まるで小学校の校庭のようです。そこからずんずん舗装道を登ると右手に未舗装の登山道らしき道があります。おじぞうさんなんかがあるところを見ると間違いなくこっちが本道のようですが、今回は舗装道を進みます。

由良山洞窟探検登山:イメージ1

で、石切場をいくつか見やると「火薬地帯」に入ります。本当は米軍の秘密基地みたいで詳細書きたいところですが、火薬店さんに迷惑がかかるといけないのでやめときます。くれぐれも踏み込まないように!まじであぶないぞ。火気厳禁。火薬店の息子は僕の中学時代の同級生でした。

火薬地帯を抜けると山側に視界が開けます。ん?んん?なんと、山上湖出現!まぁ、正確に書くと「石を深く掘ったところに水がたまった。」となるのでしょうがその感じは僕がカナディアンロッキーのレイクルイーズで一時間半かかってたどり着いた「レイク」よりもいい雰囲気をかもし出しています。周りを切り立った(削り取った?)崖に囲まれ、真ん中に松を備えた島を配した風景はなんとも言えません。隠れ家雰囲気もばっちりで、カヌーの練習もできそうです。「カヌー練習に行ってくるわ」「どこいくん?」「ちょっと由良山」。もちろん、岸まで車の進入可能です。

由良山洞窟探検登山:イメージ3

舗装道を進みます。由良山は石を切り出すのに一生懸命であったためか昔の里山の風景が残ってます。どんぐりも豊富で紅葉が見事です。ヒヨドリなどの里の野鳥も非常に近くで観察できます。しばらくいくと山側に穴がぽっこり。地元小学生の間で話題になった「由良山洞窟」です。一番最初の穴は石の試掘跡で奥行きはわずかです。誰かが焚き火をした跡があります。それ以上に「B級エロ本」の類がいくつか転がってます。今も昔も小中学生男子は大変です。二番目の穴はおじぞうさんがあります。で、三番目の穴は入口に「由良山防空壕跡」の立て札。中にはいると、おおーっ、やっと洞窟探検の雰囲気。

由良山洞窟探検登山:イメージ4

なめてかかっていた我々は「ライト」も「ライター」も持って無くて足下が不安。中は由良町中の住民は収容できないまでもけっこうな広さです。少々の衝撃なら大丈夫かもしれません。子ども達の探検隊あそびにはお手軽かも。洞窟を反対側から脱出すると「本格的登り口」は間近です。右手、山側に細道が見えます。ここからは汗をかきつつ10分間我慢。急に直登です。僕は果敢にローファーで攻めてしまいましたが、きちんとした、せめてスニーカーで登って下さい。横道、獣道がありますが、絶対それないように。切り立った崖の上から急降下です。

由良山洞窟探検登山:イメージ5

頂上は独立峰ならではのすばらしい景色!360度オープンです。屋島、五色台はもちろん、小豆島、岡山まで見渡せます。視力のいい人は備讃瀬戸を行く船も見えるでしょう。頂上は広場になってまして、軽く球遊びでもできそうですが、絶対ダメ!周りは270度絶壁です。ちょっと行くと目が回りそうな光景です。有刺鉄線があるので越えないで下さい。たとえ、有刺鉄線が錆びて地上に転がっていたとしても越えないで下さいね。

夜景の素晴らしさは想像つきます。ただ、暗い中の登りはおすすめできません。できれば、明るい内に登っておいて一泊キャンプするのはいかがでしょう。ただし、お酒に酔ってふらふらと用を足しに行くのは事故の元です。

というわけで、身近で何気ない見慣れた山のくせにアトラクションの多い山です。石切場のおっちゃんたちにだけ登らせるのはもったいない。お弁当を持って出かけましょう。お弁当がめんどくさい人は由良山北西の「うどん穴吹」もおすすめ。

-DATA-

場所:
香川県高松市由良町
交通:
高松から川島方面行き「由良」バス停下車
食事:
周辺に「うどんばら本陣」「うどん穴吹」など

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