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チョルダトン レアブリード農場
Jul.14, 2002 イギリス観光農場レポート
「ロンドンもよいけれど、イギリスの良さは田舎にある。」そう思うあなた。自分で確かめてみたいあなた。日本人観光客の定番からはずれて、動物に会いに田園へ行きませんか。チョルダトン=レアブリード農場は、広大な草原地帯、ソールズベリー平原にあります。珍しい品種の家畜達を集めた、ちょっと変わった観光農場で、近代農業に忘れられてしまった動物達に会うことができます。
フラワー・ストリート・マーケット
Nov.26, 2001 花色の時間

イギリスを訪れると(ああ、この国には花を愛する人々が沢山いるのだな)ということに自然と気付くはず。公園に咲き乱れる、陽気で愛らしい草花達(と言っても、ちゃんとした花で草ではありません)。中世の古城の外壁を彩る一見無造作で、しっかりと手入れの行き届いた、荒荒しくも可憐なノバラ。イギリスでは遠い昔から、城の建築とステイタスを強調する意味で花園が造られたり、ロンドン各地に貴族達の狩猟場が造られたりしてきたのである(現在の公園)。そのせいか人々は今も花と緑を愛し、ノイズと慌しさに噎せ返る都会ロンドンでも、思わぬ場所で森の息吹きと出会えることがしばしばある。今日は、ガイドブックにも載っていない、秘密のフラワー・ストリートマケットを紹介しましょう。
ウインザー城
Oct.27, 2001 旅行雑誌さんも、ここまでは知らないでしょう、ウインザーのこと。

ロンドンから西へ車で約1時間も走ると、900年の歴史を持つウインザー城が見えてくる。このゴシック様式の威厳に満ちた古い城は、歴代の王たちの権力と栄光の日々をしのばせると共に、エリザベス女王のお気に入りの城でもある。公式行事のない週末には、ここでゆったりと時を過ごしているそうだ。城の象徴ラウンドタワーの頂上に、はためく英国国旗が彼女が滞在している時を告げる役割を果たしている。因みに、あのユニオンジャック国旗とは、「イングランド」「スコットランド」「アイルランド」の国旗が合成写真のごとく合わさったものである(話のタネにもなりましょうぞ)。さて、このウインザー城は日帰りコースに最適の場所に位置しているわけであるけれど、時間が許すのであれば、是非一泊してみたいもの。何故なら、ここには美味いタイ料理レストランもあれば、客を客だと思っていない骨董品屋もある。夜には、テムズ川のほとりに幻想的な光を放つ移動遊園地が降り立ち、グロテスクなまでに集まってくる白鳥の大群にエサをやることもできる。ホテルやB&Bを紹介してくれる、インフォメーションオフィスが大通り(High St.)にあるので事前予約の心配はいらない(英語が話せなくても、この人達は不思議と理解してくれるので大丈夫です)。
バタシーパーク
Aug.08, 2001 暇人はバタシーに行け!
3月21日以降、満月後の最初の日曜日はキリスト復活の日イースター(復活祭)である。その直前の金曜日はGood Friday(聖金曜日)。この日にキリストはエルサレムにあるゴルゴダの丘で十字架にかけられた。「痩せこけたあの人が、擦り剥けた顔を強張らせながら人々に追い立てられ、エルサレムの坂を下りていったのは、4月7日の朝である。黎明の光が死海の向こうに広がるモアブ山脈を白っぽく染め、セドロンの川が爽やかな音をたてて流れていた。誰も彼を休ませようとはしない。・・・エルサレムの女よ、我が身をなく事勿れ、己と己が子等の身の上を泣け。日は将に来らんとす・・・」(遠藤周作「沈黙」より)。そして、残された信徒たちの心に、イエス=キリストに対する普遍の確信が生まれ、脈打つまでとなった。
シャーロック・ホームズ博物館
May.22, 2001 シャーロック・ホームズを探せ
「ワトスン君、あの女性が持ってくる問題が恋愛問題でなければ、僕はよっぽどどうかしてるよ」「へえ、まだどうしてそんなことが分かるんだい?」「入口まで来て躊躇うのは必ず恋愛問題だ。相談はしたいが人に打ち明けるにはちと恥ずかしい気がする。もっともこれには、ちょっとした点に於いて差異があるがね。いずれにしても本人が来たようだからはっきりするだろう」「こんにちは、はじめまして。失礼します、ホームズさん。え、えっと申し遅れましたが私、日本より参りました三国ともうしまして」「そんな固くならなくてもいいのですよ。どうぞそちらのイスにお掛けになって下さい。こちらからお身受けしますには、恋愛問題といったふうに思われますが」「ひゃ、どうしてまたお分かりになったのですか?」「推理の過程はそれほど難しいものではありませんよ」「いえ、実はですね、私あるフランス人の男性と懇意になりましたのですが、彼の行動が実におかしくて、彼は英語とフランス語しか離せないのですが酔っ払うと日本語とスペイン語とマダガスカル語を足して3で割ったような言語を話し出すのです」と、前置きが長くなりましたがシャーロック・ホームズ氏の家に行ってきました(笑)
ロンドン塔
Mar.18, 2001 血塗られたロンドン塔
真夜中に決して行きたくない場所、ロンドン塔である。チューダー朝時代(1485~1603)より牢獄・処刑執行所として使われていた城で、数多くの高貴な人間たちが幽閉され処刑された。彼らの処刑は当時の一大見物だったという。特に「1745年のスコットランド貴族の公開処刑には、御衛中隊と歩兵 1000人が駆り出された」というのだから相当なものだったのだろう。殺し方にも身分によっていろいろと種類があった。まず、斧で魚のぶつ切り宜しくバスッ!と首を叩き落とすのは、貴族や紳士だけに許される名誉ある斬首刑。首をキューと絞め上げた後、腹を裂かれ四つ裂きというのが、身分の低いものに対して行われるノーマルな処刑法。そんな残酷なパフォーマンスをサーカスの曲芸でも見るように伸び上がり「いや、今日の奴は最期までメソメソしてて湿っぽかったね」とか「今日の奴は、最期の最期まで見栄はって胸はってやがった。ありゃ地獄行きだぜや」なんて批評しあっていたのかと思うと、何だかいたたまれない気持ちになる。
リーズ城
Apr.29, 2001 世界でもっとも愛らしい城
イギリスって国はイギリス人が住んでいるだけあって風変わりな国である。一日のうちに春と夏と秋と冬が一度に来てしまう、そんな妙な日があったりする。天気予報も春先は実にいい加減なもので「午前中は太陽が顔を出しますが、お昼頃からは曇り空となるでしょう。その後、雨やみぞれがちらつき夕方には暴風が・・・」ってな具合。でも4月29日は珍しくイギリス全域にお天気マークがはられた。降水量も午前午後と共に10%。こんな日にはリーズ城がいい。「世界で一番愛らしい古城リーズ城」コンウェイ卿だって言っている。「ヨーロッパの偉大な城の姿は様々に壮麗で素晴らしい。しかしそれらもリーズ城の美しさにはかなわない。その眺めはまさに世界中で最も見事な城である」と。世界で最も見事ってのは、ちょっと言い過ぎの気もするが。