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熊倉尾根クロカンスキー

Mar.24, 2001 春ののんびりスキーハイク

熊倉尾根クロカンスキー:イメージ1

群馬、長野の県境に位置する渋峠から六合村の熊倉集落に向かって長くなだらかな尾根が延びている。上部はブナやシラビソのいかにも高山の樹林帯、下部はカラマツの植林地で里山の雰囲気だ。ぽかぽか陽気の早春の日射しに誘われてのスキーハイキングを楽しんだ。

熊倉尾根クロカンスキー:イメージ2

もうこの時期になるとスキーを積んだ車もぐっと減り、高速も空いていて嬉しい。例によって渋川で降りR292を西に走る。長野原で今日の相棒D嬢を拾い六合村に入る。激しく上り下りする道を標識に従い最奥の集落「熊倉」に着いた。途中、道路工事もあり田んぼのようになった泥道を長野原分岐から1時間は充分にかかった。

熊倉尾根クロカンスキー:イメージ3

車を降りても暖かく大高山や八間山、野反の山々がきれいに見えた。こんな時は早く支度して出発したい気持ちに急かされる。しかしそんな時D嬢がやってくれた。ストックを忘れたのだ。それも歩きだして気がつくとはそうとうなものだ。これで元国際線のスッチーというのだから、その時に乗り合わせなかった幸運に感謝しなければいけない。仕方なく熊倉集落を一軒一軒あたりストックを借りることに。しかしどの家も留守で中には代わりにカモシカが出てきた家さえあった。それでも何とか子供用ストックを借りることが出来た。

熊倉尾根クロカンスキー:イメージ4

目の前の熊倉尾根に向かって畑の中を行く。もうかなり雪解けが進みブッシュがうるさい。沢山のタラの木やイラクサが行く手をじゃまする。カラマツの植林地に入ると作業道が尾根の上部まで続いている。シール登行のD嬢は直登の近道、ステップソールの私は道に沿って登り尾根上で合流した。そこにも真っ直ぐに切り開かれた道が付けられている。ここを一段目とすると渋峠までは三段、各ステップは非常に長くたいらで、それをわずかな急登が繋いでいる。

熊倉尾根クロカンスキー:イメージ5

一段目のカラマツ林は時たまミズナラやシラカバが現れる。すぐ脇のミズナラの上部にクマ棚があった。ほんの集落まで数100メートルというところだ。幹にはしっかり爪痕もあった。1時間ほど歩くとカラマツ林も終わりそれに連れて切り開きも終わる。二段目に上がるちょっとした急登と広い雪田。急に視界が開け右手に野反、左手に草津の山々が見通せる。野反弁天山とエビ山の鞍部でキラッと光が反射した。あの深い山中にも入山者がいるのだ。今頃、我々「のろげんげ」の仲間もさらに奥深い白砂山に向かってラッセルの最中だろう。

熊倉尾根クロカンスキー:イメージ6

雪田はこのコースでは少ない滑降を楽しめるところなのでなるべく荒らさないように登る。しかし我々二人だけのトレイルではそんな心配も必要ないか。二段目からはシラビソやカンバ、ブナの林になる。樹林が濃く、すっかり崩れてしまったモンスターを縫って進む。この季節しか味わうことのできないコースを目一杯堪能し、三段目の手前で大休止。青空の下でビールとサンドイッチが美味い。時間も遅いので今日はこれまで、渋峠までは後一時間はかかる。いよいよ滑降、といっても樹林の中はほとんど歩き。先ほどの雪田の頭から気合いを入れ滑り込むが雪が腐って重い。時折スキーが深く沈み思うにならない。振り返ると真っ白な雪田に二本、あまり美しくないシュプールが描かれていた。しかしこの景色中に飛び込んで滑る幸せは何物にも代えられない。後は切り開きを一直線に走る抜けるだけだ。

帰りは草津温泉の無料公衆浴場に寄った。数軒有るうちでD嬢お勧めの「千代の湯」、熱湯の草津としてはここはぬるい方で泉質も硫黄分が弱い。中で一緒になった人の話では草津でもここは仕上げ湯だそうだ。

-DATA-

場所:
群馬県吾妻郡六合村熊倉
交通:
マイカーもしくはJR長野原草津温泉口からタクシー。
駐車場:
集落の路肩に数台。道が狭いので迷惑にならない場所に。
トイレ:
なし。
備考:
熊倉~渋峠およそ4時間。広く視界の効かない尾根歩きがほとんどなので地図、コンパス必携。温泉:草津温泉千代の湯(無料)この他にも数軒無料公共浴場あり。

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