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尼ヶ禿山スキー

Mar.20, 2001 ブナ林を滑り湿原を歩く

尼ヶ禿山スキー:イメージ1

2日前のパルコール嬬恋スキー場~万座スキー場縦走で身体はぼろぼろ、しかし天気は快晴という予報。リハビリを兼ねてブナ林をのんびりと散策し、あとはビールとつまみを沢山用意してひなたぼっこを楽しもう。そんな時にお勧めなのが玉原(たんばら)湿原だ。小さいが尾瀬に匹敵する高層湿原で花の時期には大勢の人で賑わう。勿論、今はすべて雪の下だがもう其処此処に春の息吹が感じられる。また湿原を囲む山々はブナが豊富で、新緑や紅葉の季節はそれを目当てにやって来る人も多い。

尼ヶ禿山スキー:イメージ2

関越道を走り出すと上州武尊や谷川は霞越しの遠くにあった。もう春なのだ。私のスキーシーズンも後2ヶ月、心残りの無いよう今日も楽しまなくては。沼田インターで降り、標識に沿って玉原スキーパークへ向かう。誰が走っても間違えようがない道だ。スキー場のひとつ手前のカーブに林道入り口と駐車スペースがある。今日はそこに赤い車が一台止まっていた。見覚えのある車だと思っていたら、我々「スキー歩きニズム研究会・のろげんげ」の仲間I夫妻だった。せっかく一人でのんびりしようと思っていたのにショックだった。仕方なく同行することにした。

尼ヶ禿山スキー:イメージ3

雪に埋もれた林道には沢山のスノーシューやスキーのトレイルがあった。しかし今日のものはない。週末に入ったらしい。しばらく行くと広い場所に出る。ここは無雪季には散策広場になっている。点在する東屋の屋根の雪もだいぶ融けている。上州武尊山の剣ヶ峰が樹幹越しに見えた。さらに行くとレストハウスの大きな建物、窓は板が打ち付けられまだ閉鎖されている。ここから下り坂になり勢いを付けて滑り出すが雪が腐っていてすぐに止まってしまった。湿原の入り口あたりに鳥居が頭だけ出していた。玉原湖畔に出て橋を渡ると緩やかな登りになって朝日の森ビジターセンターに着く。ログの立派な造りだ。この西側から尼ヶ禿山の尾根に取り付く。

尼ヶ禿山スキー:イメージ4

ここにもスノーシューやスキーのトレイルがあった。これに沿って登って行くとブナも次第に立派になってきた。山が深く人の手が入りづらかったのだろう。灌木の枝の赤テープが膝下あたりにあった。夏道用だろうが、それがこの高さということはまだ積雪はたっぷりということだ。右手の枝尾根からもう一つの夏道が合流することを示す標識があった。適度な斜度で尾根は続いている。そして送電線の鉄塔が現れると、それは左に折れた。山頂はもうすぐそこだ。

最後の急登をひと登りで山頂部、南面は雪がこそげ落ち黒い山肌が覗いていた。クラックに注意しながら開けた場所に立つと谷川岳の双耳峰が真っ白に見えた。上州武尊の山並みは迫力を見せていた。足下には玉原湖の水が青く光っていた。

尼ヶ禿山スキー:イメージ5

いよいよ滑降、登路の尾根を行かずにその一つ南の尾根に入り込む。ここは玉原湖の湖畔近くまで滑り降りることが出来る。ブナを縫って自由にシュプールを描くと言いたいが、雪質が悪くて苦労する。重い雪にステップソールが引っかかりターンの度にスキーを取られる。しかしこの斜面は我々だけのものだと思うと嬉しくもある。谷を渡ってカモシカの足跡が続いていた。木がうるさくなったところで登路の尾根に登り返した。直滑降で朝日の森まで一気に滑り降りた。

尼ヶ禿山スキー:イメージ6

小さな沢の脇でビールを飲んで大休止。雪が日射しに融け木々を伝ってぽとぽとと音をたてている。ヤナギはもうつぼみが開き、白い花が覗いていた。湿原を散策する。これもこの時期を外すと木道の上しか歩けないが、今は自由に散策できる。ブナやカンバはまだ冬眠中のようだが、その代わりをするかのようにヤドリギが幅を利かせている。ふくらんだ芽を着けた低木もある。春を感じるスキーハイキングの一日だった。

-DATA-

場所:
群馬県沼田市玉原
交通:
マイカーもしくはJR沼田駅より玉原スキーパーク行きバス
駐車場:
路肩に2台ほど可。しかし積雪量によって異なる。また降雪時は除雪の妨げに なるので駐車しないこと。
トイレ:
冬季閉鎖。
備考:
山頂までおよそ2時間。玉原湿原を歩くだけでも楽しいクロカンコースになる。上発知にはナメコ汁、マイタケ汁、こんにゃく田楽と無料サービスの店が3軒ある。温泉:昭和村温泉センター500円。

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